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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • 想像の看守 ?―?

    夜が近づくにつれ、館内は少し肌寒くなってきた。「……そういえば、今日ルリはどうしたんだ?」鞄の上にかけておいたブレザーを着ながら聞くと、キンはおもしろそうな顔をした。「やっぱ気になるんだ?」「るせ」「ルリは――…」しかし、キンの言葉は一瞬にして遮られた。「ルリなら<部屋>に閉じ込めてきた」不意にすぐ背後から聞こえた男の声。首筋の毛が、ぞわっと逆立った。振り向く暇もなかった。「っ!?」乱暴にブレザ
    ユウ さん作 [400]
  • 宝の地図1【船】

    僕は海岸町の海岸(ややこしいな)に腰掛けて、佳織が船を造る様を見ていた。 僕は造船術を少々かじっているから、どれだけその船が酷いかが分かる。釘は真っ直ぐ打てよ! しかし、仕事は酷かったが丁寧で、何より一所懸命だった。 僕の頭にあの日が浮かぶ。もう十年前の話なのにくっきりはっきりと浮かぶ。あの約束と、あの地図の事も。
    ミミズダンス さん作 [198]
  • 月の葉書2部2−4

    ナラビ)いっ今なんて?ナラビは声を震わせながらフライに聞くフライ)聞こえなかったのか?世界中に点在する君の一族は僕が全員殺してやったって言ったのさフライはストレートにいったフライ)ほら、君の“感じ”で世界中の光の一族の“感じ”を探ってごらん。闇の一族の対極にあたる君なら出来るだろ?フライが憎らしく続けたが、ナラビはもう耳をフライに傾けず真剣に目を閉じ集中力を研ぎ澄まし“感じ”を探った何度も何度も
    速見 さん作 [453]
  • 異能者24

     「よお、準。」 「おはよう」 何もなかったように学校はいつもの朝をむかえた。 いつも通り午前中は授業、午後は練習の予定だった。 しかし、 「太田準と白崎桜、すぐに会議室にこい。」 エースからの呼び出しだ。 「何やらかしたんだ」 「さあ?」 会議室にはエースの悟と淵、また桜もいた。 「今日こそ全部吐いてもらうわよ」 「今日は俺が質問者だ。」 悟が一歩前に出た。 「さっそく
    ヒッキー さん作 [439]
  • ソードメーカー3―?

    その時、馬蹄の音を響かせて、一人の騎士が馬に乗って広場にやってきた。「ロザラム!」ミリスが驚いて、ロザラムと呼ばれた騎士を見た。「やあ、ミリス、久しぶりだね!元気だった?…っと、世間話をしている暇じゃ無かったね」ロザラムは馬から降りて兜を脱ぐと、鮮やかな金髪をなびかせて、悪戯っぽく笑った。「町民からの通報があってね。どうやらただの事件では無いらしいっていうんで、エリグラム砦から僕が派遣された訳だ
    いっと さん作 [549]
  • 天と地の間に−第二章 紅の神殿?−

    その影たちは三人の上をゆっくり円を描きながら地上に降りてきた。薄い赤みを帯びた美しいタテガミをなびかせたペガサスが六頭。内 三頭が、これもまた綺麗な赤色に染めあげられた馬車を引いてた。リュシフェルとミカエルは初めて見るペガサスや馬車に、驚き、口をポカンと開けたまま立ち尽くした。マリエルは、馬車を見た途端に膝をつき深々と頭を下げた。ガチャ キィィと音をたて、馬車の扉が開いた。中からは、三人の
    でっち さん作 [117]
  • 宝の地図【序章】

    〜宝の地図〜序章 海辺町は海辺にある平和な町だ。 海賊はでないし、戦争も近くでは起きないし、魚はとってけ泥棒状態、しかも土地も肥え、水もでる。 この町にとって唯一の汚点は一人の少女である、今にもこの町を逃げ出そうとする、その少女だけである。
    ミミズダンス さん作 [150]
  • ソードメーカー3―?

    「ルイス、リリーお疲れさま!あなたたちの方は大丈夫だった!?」「私達の家は被害が無かったです。でも、町中ではだいたい四、五十軒が被害に遭ってました」「そう…やっぱり多いわね…」エミリアは気の毒そうな顔をして、一つ小さく息を吐いた。「怪我をした人には先生達や町医者の方達が対応してますし、私達も薬を配ってきましたので、町の人達に対する治療は大丈夫だと思います。けど…」リリーはそう言って、口ごもった。
    いっと さん作 [552]
  • 夢の想い(16)

    「くそっ!」あのあと狐文と洋介で一通り探してみたが此葉の姿は見つからなかった。(すまぬ。儂が近くにおるべきじゃった)「…狐文のせいじゃねえよ。なんか感じねぇのか?」(先程から探ってはおるが…)「ちっ…地道に聞く事も出来やしねぇのに…どうすりゃいい…」「ん?誰かいてへんの?」イマイチ状況が掴めない狐弦糸に此葉のことを伝える。「なんや狐響牙のチビらが一緒におるんか。なら心配せんでもあっちから連絡くる
    けん さん作 [392]
  • 想像の看守 ?―?

    キンは、すっかり沈んでしまった裕一を見て、申し訳ないような気持ちに駆られていた。何も追い詰めることはなかったかもしれない……。(でも、ここでハッキリさせておかなきゃ、後でとんでもないことになる……)それだけは、確かだった。しかし、これだけノックアウト寸前のようにぐったりとされたら、今日はもう無理をしない方がいいかもしれない。裕一はうずくまったまま顔を伏せてしまっていて、その表情は見えない。そうい
    ユウ さん作 [389]
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