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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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卓三
ワケがわからなかった。ただ命の危機に瀕しているのは本能が感じとった。恐怖という感情が平常心を保とうとする自分に襲いかかってくる。脇からの汗がスゴイスゴイ助けてタスケテ…自己紹介をしましょう。私の名前は、磯野卓三(いそのたくぞう)。今年で34歳のAB型の会社員で独身の小太りです。少しお話を…「またお前か…」ため息まじりの課長のセリフはもう聞き飽きた。ってミスした自分が悪いんだけど。トボトボ自分のデ
POLA さん作 [117] -
ビジョンワールド #2話
2話 ルーキュリー「ヘー、そうなんですか…うちの祖父母に…。」埃だらけの椅子にお隣りさんを座らせたバドはコクコクと頷いて見せた。どうやら彼女はバドの祖父母にお世話になったらしい。バドは突然思い出したように言った。「遅くなりました、バドエル・ルーキュリーと言います、バドと呼んでください。」バドの伸ばした手を握り、彼女も口を開いた。「ファレイ・アシュアランスと申します、よろしくお願いします…バ…ド…
クジラパワー さん作 [359] -
ロード オブ レジェンド〜20〜
4人は何も見えない谷底に飛び込んでいったドスッッリュウ『...あれ?あんま痛みを感じなかったような..』ロード『何故だ..?』4人は足下を見たとても柔らかい足場,クッションみたいだクロウ『運がよかったね..』レナ『そうね。先を急ぎましょ!』レナが言ったとたん足場が動きだしたリュウ『!?』ロード『違う!柔らかいクッションなんかじゃない!ツドレインタートルだ!』ツドレインタートルの甲羅はとて
ハムレット さん作 [520] -
現の《私》 ?
………コツン!頭に何かが当たった。授業中に眠っていることに気付かれてしまったんだろう。まだ眠いが起きるしかない。「…すみません」誤りながら目を開けると目の前は教室ではなく緑の草木で埋め尽くされていた。「何を謝っているんだ?寝ぼけてるのか?」辺りを見回しても誰もいない。「何処見てんだ。上だよ上」見上げてみると木の上に葉っぱで作った腰巻きを着た男がいた。「……あなた何者?」《私》がそういうと男は呆れ
歌子 さん作 [345] -
想像の看守 ?
コツ、コツ、コツ……。靴音が、闇に包まれた廊下に高く木霊する。黒い制帽を被り、黒いコートに身を包んだ女は、二重に巻いたベルトに差し込んだ銀色のスティックに手を置きながら、ゆっくりと通路を歩く。黒ずくめのその女の持つ、唯一の色は、猫のようにつり上がった大きな瑠璃色の瞳だった。狭い道の両側を占め、延々と先まで続いているのは、囚人を閉じ込めた無機質な檻だ。中からは人間のものとは思えない唸り声や、苦痛に
ユウ さん作 [535] -
ビジョンワールド #?話
?話 豪邸一日中異常な数のダンボール箱を片付けていたバドはやっと最後の家具を置き終わり、とびっきりビターなコーヒーで一息いれていた。彼はここ、モカ公国南部の街、ルガシティに引っ越して来たばかりの大学生で大学が近いことから、亡くなった祖父母の豪邸に一人でやってきたのだ。呼び鈴がなった。すがすがしく晴れ渡り、忙しい4月の日曜日にいったい誰だろうか。バドは飲みかけの、コーヒーが入った大きめのマグカッ
クジラパワー さん作 [421] -
ビジョンワールド #プロローグ
プロローグ冥界からの突然の襲撃により、一度滅ぼされた現世。全てが幻により構成された世界。その幻の世界は古代の英雄、エディック・ルーキュリーの大いなる魔力により、現実化され、バランスを保たれていた。が、 3900年後の今、バランスが崩れようとしている。100年後、再び時代は繰り返されようとしていた。冥界から伸びる現世破壊の手、人間は文明崩壊という運命をくつがえすす事ができるのか。
クジラパワー さん作 [410] -
secret agents ?
本当はあともう一人私の相方がいるんだけど、あのバカはまた遅刻してるんで出社して来たらご紹介します。 さて、私たちは噂の通り謎めいた秘密結社です。郁美が言ってたように私たちの正体を知る人は外部にはいません。何故なら…本当に記憶を消しちゃうから!五十嵐所長は現代科学では発明出来ない不思議な(異様な)機械を沢山発明してる天才で、彼が作ったのがクライアントとかが私たちと接した記憶を一瞬で消すペンダント型
あや さん作 [282] -
トライアングル・キャット2
男「お互いまったくときめかないんだから、仕方ないじゃないですか」男は、バーリアの横で本をめくりながら答えた。彼の名前はノール。このお話のもう一人の主人公。ノルウェージャン・フォレスト・キャットという猫との人獣で、バーリア姫の教育係をしている。30才。彼は、傭兵隊長も任されていて、この国で最も優秀な人物。頭もよくて、強くて、ルックスだってそれなりにいいのに、なぜか教育係に任命されてから5年…一度
ステ子 さん作 [150] -
HIsTORY #1
第1話 次元の間 だんだん暖かくなってきた春頃、またある市の職員が汚職事件を起こした。これで今年3件目だった。「またかよ。どいつもこいつも。世の中腐った野郎ばっかだ。」彼の名はベル。今の世界事情を嘆く高校生で、政治等に興味を持っている。彼の政治に対する情熱は素晴らしいものであり、時には、番組のコメンテーターさえも一刀両断するほどだった。 市の職員が逮捕された日と同じ日、ベルは、自宅の庭で掃除をし
RHODES さん作 [537]