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怨滅シ屋―?:侵入(涙)
藤咲のいる霞川高校は小高い丘の上にあり、屋上からはこの町、霞町を一望できるそして、丘の麓には駄菓子屋があり、その真正面にどでかい石造りの階段がある。その上に“柩のオカマ”の家があるのだ「も、帰ろうよ。疲れた…」「ホントにお前は情けねぇ奴だな!尾仁辺を見ろ!もう上っちゃったぞ!」何故か尾仁辺は細身だが、体育のマラソンはトップだし、腕相撲も強い。まさに名前の通り、鬼のような体力の持ち主である「遅いぞ
紫桜 さん作 [447] -
怨滅シ屋―?:始まり(涙)
「きりーっ。れー」いつも学級委員長の号令のあとに言う挨拶は全く揃っていない。今日もバラバラの「さようなら」が教室から聞こえ、帰りのホームルームが終わった「志後川!藤咲!行くぞ!」尾仁辺が前の席からやって来た「どこ行くの〜?」と、二宮が横から訊いてきた「お前には関係ねぇよ」「志後川そう言うなって。これから“柩のオカマ”の家を見に行くんですよ。二宮さんも来ますか?」藤咲が誘うと「あたしはいいやー。だ
紫桜 さん作 [395] -
異能者
少年は門の前にいた「ここだな」少年は目を輝かして言った。 「ここで僕は過ごすんだ」そういって、少年は中へと入っていった。 ここは私立大虹高校。小・中・高一貫校で入学金・授業料が公立並、特別な奨学金制度もあって・・・まあ、いろいろな高待遇のある超人気校である。 さらに、ここにはとても大きな特徴がある。それは完全全寮制である。どれくらい完全かというと、ここに入学してから、卒業するまで親に会えない
ヒッキー さん作 [661] -
漆黒の翼 44
その頃ジュリアはというと、屋上から下の広場を見下ろしていた。そして手には異常に銃身の長いマグナムがある。しかしマグナムは水飴の様にグニャグニャと形を変えていく。そして瞬く間に、マグナムはスコープ付きのスナイパーライフルへと変身した。態勢を低くしてライフルを構える。狙いは魔獣の脳天。パァン!!!放たれた鉛弾は見事に魔獣の脳天を打ち抜き、ドサリと魔獣は倒れた。それと同時に、龍華、力也、オロマの三人は
龍角 さん作 [585] -
漆黒の翼 43
龍華、力也、オロマの三人はホテル前の広場へと躍り出た。「こりゃかなりの数だな。」広場を埋め尽くす黒い獣達を見て龍華は圧倒される。「奴等は多少ではあるが魔法を使って来る奴がいる。 気を抜くなよ。」「「イェッサー」」力也は死神の鎌を構え、オロマは巨大なチェーンソーを作動させた。そして龍華は。脇差しを抜いて自分の手の平に刃を突き刺した。龍華の血がポタポタと刃を伝い、地面に積もっている雪を紅く染めた。そ
龍角 さん作 [546] -
魔法使いのロンド2
今多賀背仁は何者かに追われていた。「なんでこんな事になるんだよ」ことの発端はある依頼からだった。「探偵事務所じゃあるまいし猫探しなんて」仁はもっと魔法使いぽいことしたかったがただでさえ少ない依頼請ける他なかった。猫は簡単に見つかったのだが…黒ずくめの連中に追われていたのであった。「某少年探偵じゃないてのになんであんなのに追われなくちゃならないんだ」息を切らしながら仁は走る。(しかたない)「第25
かき大将 さん作 [375] -
怨滅シ屋―?:柩のオカマ
「お前、それ…“柩のオカマ”じゃねぇの?」「は?なんだよそれ」「そっか、お前こっち来たばっかだから知らねぇのか…まあいいや。早く行こうぜ。走りながら話すよ」「“柩のオカマ”ってのはな、駄菓子屋の前にデッケー古くさい和風な屋敷があるだろ。そこに住んでるらしいんだ」「ふん、ふん」二人は準備運動のランニング中に話していた。すると、後ろから「見た目はスッゲー美人なお姉さんなんだけど、実際は男なのよ」「お
紫桜 さん作 [388] -
怨滅シ屋―?:My Friends
「ゼパアッ!ま、間に合ったあ!」「よう、藤咲!早速遅刻かよ!」と、友人らしき人が笑いながらやって来た―『返事がない。ただの屍のようだ。』「おい!死ぬな!藤咲!お前にはまだやり残したことがあるんじゃないのか!ってここで力尽きんな!せめて自分の席につけ!」藤咲はズルズルと足を引っ張られていた「ふっじさっき君!おはよー!」上からそこそこ可愛いショートカットの女の子が覗き込んできた「お、おはようございま
紫桜 さん作 [430] -
月あかり最終話
バスが到着して、バスを降りて俺は呆然と指輪を眺めた。「ジイチャン…」何だか俺はジイチャンがもう逝ってしまった気がした。プッと車のクラクションが鳴り、弟の明が手招きしていた。車へ乗り込むと「兄ちゃん、ジイチャン死んじゃったよ。」「あぁ、やっぱり」俺は呟いて指輪をにぎった。病院に着くと、親戚のオジチャンやオバチャンがいて、オヤジやオフクロは少し涙目だった。「少し遅かったな」オヤジが
レオン さん作 [531] -
月あかり?
ジイチャンは籠いっぱいのトウモロコシを持って俺の方へ歩いてきた。優しい笑顔だった。「家帰って、トウモロコシ茹でて食うべな」「うん」何だか泣きそうになった。ジイチャンに言いたい事イッパイあった。ずっと連絡しないでゴメンとか、もっと優しくしてあげたかったとか、想いがあふれて涙が溢れていた。ジイチャンはそんな俺を見て、だまって俺の手を引いた。ゴツゴツして、大きく温かい手。こうしてると子供
レオン さん作 [531]