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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • なにが怖い?〔3〕

    ――朝―――\r案の定、カロンは熱を出していた。顔が赤く、ほてっている。木にもたれながら、俯く様は本当に苦しそうだ。「・・・っ―――――」うなされている・・・夢でも見ているんだろうか。「大丈夫?―――カロン」「か・・・ぁさ・・ん」眠りながらカロンが言った。泣いている―――。そのとたん、イオは突然その場にしゃがみ込んだ。「・・声が・・・聞こえる」頭を押さえて。「や・・・め――――」映像がイオの頭に
    DICE さん作 [200]
  • 月の葉書31

    二人は「今さら!!?」ってな顔で香雲を見た。まぁ風紀は、香雲の破天荒な性格は知っていたのでツッコミは入れないで、ナラビの事を話した香雲)大体の事情は分かったけど……ナラビ君も辛かったんだろうね。あの風紀と今まで旅をしてきて………香雲が、目に涙を浮かべて言うと風紀)おいっどんな想像をしている流石にここではツッコミをいれたナラビ)風紀兄ちゃんは、一応優しかったよナラビなりにフォローを入れるが風紀)一
    速見 さん作 [685]
  • アーモンドの帽子 02

     グリットの出て行った部屋は静まり返っていて、一つ一つの音が小さく響いた。アーモンドはグリットの用意してくれた服に着替え、自分の黒い髪にすっと指を通した。エンジ色の普通より大きめなシルクハットをかぶり、何も持たず外へ出た。グリットが待っていたので彼の横をアーモンドは歩く。「ネイブってば朝ご飯まで多いんだね」集会所につくと太った同級生ネイブが袋にいっぱいのパンを抱えて違うパンにかじりついているのが
    ノン子 さん作 [164]
  • 現の《私》 ?

    眠りから覚めると《私》は飛行機のような物の中にいた。どこに向かっているんだろ、《私》何でこんな乗り物に乗っている夢を見てるんだろ?飛ぶなら飛行雲の方が便利なのに、まあ夢だからどうでもいいか。そうしていると隣に座っていた男が話し掛けてきた。「あと5時間くらいで月に到着します。月に到着後のご予定は後ほどお伝えします」は?この男は何を言っているのだろう。月?到着?……!そうだった《私》今宇宙船で月に向
    歌子 さん作 [346]
  • 現の《私》 ?

    眠りから覚めると《私》は雲の上にいた。まだ夢の続きだと思い雲の上を歩いた。しばらく歩いていると大きなお城が見えてきた。お城に入ってみようと思いお城の前まで行ってみた。そうすると門の前に門番がいた。門番は《私》を見た途端頭を下げて言った。「お帰りなさいませ。姫様」《私》は驚いてしまった。いくら夢だからといってもまさか《私》がお姫様の夢を見るなんて……でも夢なので何でもありだと思いそのままお城に入っ
    歌子 さん作 [434]
  • 月と魔法と守り人4

    「はぁ!?」「はぁ!?じゃないわよ。もう行くからのりなさい」「おい、待てお前誰だよ」「うるさいな〜。だからあんたの主人よ」「意味がわからん。後ろのはなんだ!?なにしに来たんだ!?いったいここはどういうとこだ!?」「だからうるさいってしりたかったらついつきなさい!!」それで今はこのドラゴンの上で「私はリィス。これからあんた主人よ」「俺は明人、日吉明人だ」「あきと?じゃあそう呼ぶわ、それとこの子はテ
    アイス さん作 [227]
  • なにが怖い?〔2〕

    「―――――イオ――。」「ん―――?」そう言って立ち上がった彼女の名前はイオ・カリスト。二ヶ月ほど前に、人間とは違う少年「カロン」と出会い、行動を共にしている。「どうしたのぉ?これ」イオがしゃがみこみ、カロンに話し掛ける姿は、赤ん坊と話す親のようだ。「・・・とれた・・・」「・・・とれた・・って・・・だってこれ魚じゃない。」「素手で・・・」ハント種族のカロンは普通の人間とは、並外れている。食べる量
    DICE さん作 [150]
  • Raven Curse 《序章―8》

    ソラの意味深な口調に、僕は訝しげに眉根を寄せる。彼女は、溜息混じりに言葉を続けた。「あんたはこの現状を諦めてる。理不尽な世界だと内心思いながらも、それを嘆いても無駄だと分かってる。犯罪者の息子というだけで、誰もディア君の言葉に耳を貸してはくれないもんね」ソラは憐憫や憤慨を含むような声音で、淡々と言葉を紡ぐ。「だから、いっそこの現状を受け入れて、順応していこうと考えた。その方がどんなに気が楽か。苦
    シラ さん作 [148]
  • アーモンドの帽子

     「アーモンド、起きなよ」グリットはアーモンドの頬を軽く叩いた。アーモンドの部屋に張り詰めた音が響く。「もうすぐ村長が来られる」「うん…」寝ぼけた声で返事をしグリットの方へ手を伸ばす。グリットはその手を受け取り柔らかく握った。「おはよう」アーモンドは体を起こして大きく伸びをした。ぼやけた視線をグリットに向けた。「まだ寝たりないね」「仕方ないよ、昨日遅かったんだもん」グリットは苦笑いしながらアーモ
    ノン子 さん作 [305]
  • 漆黒の翼 40

    昔々、春の日の朝の事。男はいつもの様に漁をする為に海岸へと向かいました。すると海岸には黒布に包まれた赤ちゃんが流れ着いていました。男は急いで赤ちゃんの元へ駆け寄りましたが、赤ちゃんは元気だったので男は安心しました。男はこんな所に野晒しにしておいたら危ないと想い、赤ん坊を抱き抱え漁を取りやめて一旦家へと戻りました。家に着くと妻は男が連れて来た赤ちゃんに驚きましたが、男はこれまでの経緯を説明しました
    龍角 さん作 [472]
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