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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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カーディナル11
目をさますとそこは暖かいベッドの上だった。あれから三ヶ月がたち負傷したギリアムの傷も癒えトカゲになったカーレルもようやく落ち着きを取り戻した。ギリアムたちを助けてくれたのは元傭兵のハバスという老人とその孫のノノコであった。目をさました二人は名前を聞かれギリアムはガリオン、カーレルはレックスと言う偽名を使った。ハバスが信用出来ないわけではないが脱獄した身である。きっと二人の手配書は出回っているだろ
ぬし さん作 [208] -
いちばんたいせつなモノ ?
「どずっ」「いたたた…」さぁ、国に着いたかな。辺りは森!森!森!で、人影は無く、鬱蒼と、静まり返っています。こんな所に来るんじゃなかった…。そう言えばラオが見当たらない。そこで、「………あの」「ん?どした?ぁー…」 ……ごめん…。 「降りろー!」「わわわわっ!ゴメン!」 そうこうしている時、森のなかから人がやってきました。私は、警戒しました。森の人が先に話しかけてきました。「今日
譲刃 さん作 [190] -
嘘つき…。
『おばさん、あいつホント馬鹿な奴だょ』突然の若き訃報に驚きを隠せない参列者を見ながら、静かに言った。『ホント、馬鹿みたいよね。子供を助けて自分が死んじゃうなんて』俺の最愛のダチである山本一真は、雲一つないある秋晴れの日に交通事故にあい、その3日後の夜遅くに逝った。ボールを追いかけ道路に出た小さな男の子にトラックが迫っていた。そこに一真が走っていって子供を突き飛ばした為に自分がひかれてしまったの
通りすがり さん作 [386] -
月の葉書18
街の象徴といえるスミアの家から砂煙が立ち上がっている風紀は、窓から飛び降りてスミアの所に向かうカリ)危ない風紀の能力を知らないカリは叫ぶが…………ビュ〜ン風の能力を使って飛ぶように走っていくカリ)なっなんなんだ?あいつは?カリは唖然とするが、ナラビと後を追う〜スミアの家〜スミア)あなた!!私の家に何用ですか?スミアは、いきなりの出来事に戸惑いを隠せなかった男)ここにあるはずだスミア)なっ何が?男
速見 さん作 [578] -
戦国異聞〜鬼と竜〜3
歳三、和泉守兼定二尺八寸 『ほう。いい刀じゃねえか。血の匂いがぷんぷんするぜ。何人斬った?』正宗が笑いながら聞く『知らん』歳三はにべもない。 『けっ。まあいい。俺も抜かせてもらうぜ』正宗、刀を抜いた。 長さ三尺二寸。 歳三は眼を細めた。 『あんたも人の事は言えねえようだ。死霊が纏りついてるぜ』『ふん。お互い、似た者同士のようだな。』二人は見合った。歳三からも正宗からも、恐ろしいまでの剣気がほとば
オケピ さん作 [255] -
月の葉書17
風紀)しっしかし、驚いた………宿泊先に帰っても、二人はカリを見ていたカリ)俺もビックリしたぜアル中が無くなり滑舌も良くなったカリが言った風紀)しかし、あの月の葉書もいつまで持つか……風紀は、不安になり呟きながら考え込むカリ)さっきからお前が言っている“月の葉書”って何なんだ?カリは風紀に聞く。風紀は、まだナラビにもちゃんと話して無かったので、二人に説明した。この前の偽の月の葉書についても話したが
速見 さん作 [671] -
天と地の間で−第1章 誕生誕?−
「最近の調子はどうだ?」とA・ミカエルが聞いた。するとマリエルは、ふと笑顔をやめ 神妙な顔で「実は、だいぶ前から不思議な実がなっているんです。木の上の方なんですが、一度 見ていただけますか?」「不思議な実?」そう言うと、二人は翼を広げ 木の上へと向かった。マリエルが「あそこです。」と、木の本当にてっぺんに実っている実に指指した。
でっち さん作 [185] -
紅い女神〜セリアノスの騎士?〜
「なっ、どういう事ですか!」リュウは抗議した。「今まで王政国は周辺国の力に頼って、ほとんど何もして来なかった。だが、それで良いはずはない。周辺国の長(おさ)達を助けることも大事だ」王は静かに諭すように言った。「そうかもしれませんが」「お前が心配しているのは紅い国に赴く事か?」王は口元を緩ませて問い掛けた。「あっ、当たり前です!臣下の中に詮索するものも出るでしょう」リュウは感情で兵を動かしてはなら
おねえ さん作 [173] -
戦国異聞〜鬼と竜〜2
『おい』隻眼の男の足元から声がした。 『なんだ、異国人じゃねえのか』『此所は地獄か?』隻眼の男は、倒れている男の顔を見た 『お前、なんて眼をしてやがる。まるで鬼みてえだな』『此所は地獄か?と、聞いている』『けっ。それが人に尋ねる態度かよ。取り敢えず、手を放しな』『あ、ああ、済まない』倒れている男は手を放し、立ち上がった。『ふん。そうだなあ、此所は地獄かもしれねえし、極楽かもしれねえぜ』『まあ、ど
オケピ さん作 [305] -
ロストメロディ
刹那にしてみればそれは永遠に続く久遠のような時間だったのかも知れない。しかし、現実にはルシフェルの矢が刹那の胸を貫いてからそんなに時間は流れていなかった。「バカな…コイツ…まさか…!?」ルシフェルの顔が引きつった。刹那はその胸元を深紅に染めながらも、己の脚で立ちあがった。有り得ないような光景である。「ルシフェル…お前はどうやら彼を目覚めさせただけらしいな」刹那の胸の矢が消滅し、その両腕に光の粒子
あいじ さん作 [537]