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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • 夢負人?

    宙を見つめたまま田上は何か考えているようだった。「悠斗……今日の放課後空いてるか?」「放課後?」特別な用事ではないが悠斗は行かなければならない所があった。しかしこんな田上を放っておけるはずもなく、言葉を詰まらせた。「気にするな。何か用があるんだろ?」「あ、あぁ。母ちゃんに頼まれて買い出しに……でも別に今日じゃなくても」「いいんだ」言い掛けた悠斗を遮り田上は寂しそうな目をして言った。「おばさん元気
    朝顔 さん作 [370]
  • Raven Curse 《序章―1》

    夜の帳に包まれた暗澹たる世界。深夜の街中を、一人の男が疾走している。時折通過する街灯の光が、男の容姿を照らし出す。その姿は異様だった。黒のジャンパーに映える夥しい血痕。手に持つ血濡れのナイフが、不気味な光沢を放っている。その男を、2人の警官が追い掛けている。彼等の怒号は周囲に響き渡り、夜の静寂を侵蝕している。それは男の耳朶を打ち――しかし、男は速度を緩めることはない。路地裏に駆け込むと、闇を切り
    シラ さん作 [200]
  • 悪魔といじめられっ子と世界 ?

    そして、世界。世界は暗く、陰惨なニュースに満ち溢れていた。異常気象による物価の高騰、凶悪犯罪の若年化、様々なものに対する不正、偽装、ごまかし、そしてネット上で繰り返されるありとあらゆる対象への誹謗中傷。電車の吊り広告には衝撃的な事件をさらに衝撃的な言葉で煽る見出しが並び、明るいニュースを報道することのないキャスターからは笑顔が消えていった。人は何が正しいことで、何が悪いことかを判断する力を次第に
    ハル さん作 [206]
  • ブリオニア プロローグ

    かつて世界はひとつであり、別種族同士が共存してきた時代があった だが、世界の種族同士による戦争が数億年にあり全種族は対立し、世界はバラバラになった それから、数千年後に全世界に災厄が訪れ、世界が崩壊しかける事態になった そして、世界が崩壊するのに対立などをしている場合ではないとし、全種族は協力し、災厄を退けた その後、世界は一つに戻り、対立をする種族も減ったが、今でも対立する種族同士の戦争が絶
    さん作 [312]
  • 天と地の間で−第1章 誕生?−

    空が少し白ずんできた。鳥たちも目を覚まし、さえずり始めている。 湖の辺にある小さな煉瓦の小屋から一人の天使が現れた。ブロンドのストレートの髪が腰まで伸び、その両側からは、天使のそれである純白の羽がスラリと生えている。 天使は、ゆっくりと背伸びをすると、小屋の横にあるもっと小さな小屋に向かった。 ギィィ。 扉を開けると、3頭ほどのペガサスが早く出せと言わんばかりに こちらを見ている。 天使は、一頭
    でっち さん作 [201]
  • カーディナル2

    一体何人斬っただろう?辺りには血なまぐさいにおいが充満し周りには何体もの死体が転がっている。その中に男は立っていた。バリアースとは教圏が異なる隣国ハデナ。お互いの宗教、領土をかけての戦はもう百年になろうとしている。戦局はバリアースが優勢で戦の勝敗はまさに決しようとしていた。ハデナは最後の砦ディゾル要塞に籠城し抵抗を続けている。教会は教会騎士を総動員し要塞を攻略しようとしていた。「ここらで潮時かな
    ぬし さん作 [186]
  • 天使と悪魔と人間の醜い世界‐5

    「え…」意味が判らなかった。今、何が起きた?ばくはつ…俺の隣りでは慎吾が「父さん…本当にやっちゃったよ…テロリストだ…みんな死んじゃたぁ…」俺はその時まだ『テロリスト』がどんな言葉の意味か判らなかった。だが慎吾の「みんな死んだ」という言葉に俺はハッとした。「父ちゃん…母ちゃん…」そう…皆死んだ自爆テロを起こした慎吾の父親も、巻き込まれた母親と、俺の父、母。そして全ての人が。死んだんだ。俺達二人は
    龍角 さん作 [413]
  • 天使と悪魔と人間の醜い世界‐5

    トラック内は一気にパニックと化した。「クソッ!!こんな時に…乗るんなら乗れ!!さっさと出発するぞ。」声の主である悪魔がトラックの中へ乗り込もうと姿を現した。悪魔は家族連れで父と母と男の子の3人だった。そしてその男の子が…「慎吾!!」その姿を見て堪らず俺はそう叫んだ。「錬牙!!無事だったか!!」俺の悪魔の友達…慎吾もそう叫んだ。絶望的なこの状況の中で、親友の再会ほど心温まるモノは無かった。悪魔の一
    龍角 さん作 [414]
  • 天使と悪魔と人間の醜い世界‐4

    「助けてくれ!!」外からそう叫び声が聞こえてトラックが急停車した。「悪魔が何の用だ!!さっさと消えろ!!」悪魔という声が聞こえてトラック内に不安の声が上がった。「俺達は悪魔だ。 でも革命軍でもなんでも無いただの一般人だ!!頼むから乗せてくれ。」その声が聞こえた途端。「来るな!!」「お前らのせいでこんな事になったんだぞ!!」「自分から殺し合いを始めたクセに泣き言を言うな!!」「返してよ…息子と…あ
    龍角 さん作 [397]
  • 天使と悪魔と人間の醜い世界‐3

    天使、人間、悪魔…大人、女、子供…そして一般人、兵士…無差別に皆死んでいた。わが子を庇ったのか、子供を抱き締めながら動かない人間の死体。怒りの形相で睨み付ける天使の兵士の死体。そして顔の表皮が火傷してただれて表情が判らない悪魔の死体。震えが止まらなかった。初めて見る人の『死』何故か涙がこぼれ落ち、とても寒く感じた。俺は堪らず母親に抱き付いた。母親も俺を優しく抱き締めてくれた。あたたかい母親の腕の
    龍角 さん作 [389]
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