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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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眠りのうさぎ
月光と死者の魂を支配すると言われる暗黒の地、魔界。この魔の世界で秩序を監理する者、それは魔界の頂点に君臨し絶対的な力を持つ魔王である。しかし本来恐れられるはずの魔界の王は今、魔王の魔の字も感じられないものだった。 「おいぃぃぃ!!お前っ、なんで…アンドレアちゃんのどこが気にくわんのだ!この浮気息子があぁぁぁー!!」「あぁっ!?誰が浮気息子だクソジジィ!!」 「クソッ…!パパにむかって
雛桜 さん作 [166] -
カーディナル1
「百獣の王」ギリアム=ガゼル、懸賞金5億ベル。「守護者」カーレル=ミリオン、懸賞金3億ベル。共に生死は問わない。そんな張り紙が世に出回っていた。一人は銀色の髪に赤い瞳、身の丈ほどある大きな剣を背負っている。一方もう一人はというと...。大きく突き出した口、体はウロコで覆われている。明らかに人の姿はしておらず、張り紙の写真を見ると槍を持ち盾や鎧で武装していた。確かにこの世界にはモンスターは存在する
ぬし さん作 [236] -
精霊召還士−序章−
時は何十億年前にさかのぼる。まだ地球ができて間もない頃、生命が荒れ果てた大地に芽吹こうとしていた頃。そこには精霊が住んでいた。そして、精霊たちは生命を誕生させると自らの役目を終え、精霊玉へと身を変えて、この地球上から姿を消した。精霊たちはもう再び自分達が必要とされる日はないだろうと思っていた。しかし、彼等は再び目覚めさせられる。人間同士の醜い戦争のために。
みっくす さん作 [192] -
悪魔といじめられっ子と世界
ここに悪魔がいた。赤銅色の肌、牡牛のごとき角、金色に光る目。それはおおよそ悪魔という言葉から多くの人間が想像するであろうまったく標準的な姿をした悪魔だった。悪魔は今日も地下から人間界の様子をうかがっていた。なんのためかって?もちろん悪魔の最も一般的な仕事である、魂を奪う人間を探す為だ。おおよそ一般的な悪魔は人間と契約を結び、その望みをかなえる代わりに魂を奪う。この悪魔は最も標準的な悪魔だったので
ハル さん作 [221] -
ネメシス・2話
雨はいつの間にか止んでいた。作戦前とあって傭兵達は異状な興奮状態だった。そんな中、ネメシスは一人冷めていた。過去のトラウマのせいか、作戦に参加する事を止め様と思っていた。作戦は開始され、一人森に残ったネメシスは、村から逃げて来た2人の男と女を見た。ネメシス【....村の生残りか?】しかし、その背後には数人の傭兵達が追手が近くまで迫って来ていた。ネメシスにはどうする事も出来なかった。2人を助ける事
びりー さん作 [515] -
黒翼の翼 25
キィン!!張り裂ける様な金属音が響いた。悪魔の黄金の太刀筋は龍華の脇差しによって呆気なくなく受け止めてられてしまった。「お前女のくせに結構力あんな〜」龍華はそう言うと瞼を見開く。ゾクッ悪魔も、そしてエルファでさえ龍華が目を見開いた瞬間、背筋が凍る様な悪寒が走った。血よりも深い真紅の瞳が悪魔の目の前には輝いている。天使には有り得ない筈の瞳。人間にも有り得ない瞳。つまり…悪魔と同じ…真紅の瞳だ。悪魔
龍角 さん作 [443] -
KIJIN-鬼神-〜序章〜?
「あっ、いらっしゃいませっ。」お客が来たことに気付いて憂鬱な気持ちを振り払いつつ言った。「ここは宿屋と聞いたんだが、違ったかな?」その男(声からしてそうだろう)は聞いた。「えぇ、ここは宿屋もやってますよ。」答えつつ私はお客を見つめた。断わっておくが、決して一目ぼれしたから見つめたのではない。たんなる癖だ。うちの宿屋は以前、宿泊してもらったのちにお金を払ってもらうことにしていたので、たまに朝起きる
若狐 さん作 [125] -
リフェード 最終話
カッと目を見開き跳ね起きた少年辺りを見回すしかしその必要は無かった。目の前に見知れた面々が居た為だ『眠れる美少年が一週間ぶりのお目覚めだぜ』『元気そうでなによりだ』『ラウル!目が覚めたか!』青と金髪の青年。そして中年の男性が安堵の表情を浮かべ胸を撫で下ろす『ねぇ、あいつはどうなったの?』今一番気掛かりなのはやはり白いスーツの男『俺が駆け付けた時にはもう誰もいなかった。ラウル以外の二人を捜すのには
サス さん作 [204] -
リフェード19
少年のポッカリと空いた記憶、それが今蘇る…『あの魔術で…い出…ぜ。あの…髪の野郎と…たガキがいたなぁ…』微かに耳に届くだけ『名前は…』シェイド『竜の姿に…』またの名をファフニール『奴が使っていたこの…』ガンブレード全てがフラッシュバックする。走馬灯が駆け巡る背まで伸びた赤茶の髪大きくてごつごつした手サバサバした性格だった僕を助けてくれて、育ててくれたあの人そして最後に一度だけ…『奴の最後は美し
サス さん作 [167] -
リフェード18
白いスーツの男が目を見開き、目の当たりの事象を記憶に照らし合わせていた。見覚えのある紋章がそれだった── あの幼き戦士はやはりあの時の…ちょっとこれは思わぬ展開ですね ───『放て!』青の青年の一言を合図に各々が言葉を紡ぐ『紫電!!』男を囲むように現れた五本の雷、それが中心に立つ男を逃さんと集束する『氷霧!!』男を取り巻くように現れた氷の水晶、その数は百を軽く越えどんな熱にさらされても溶ける事は
サス さん作 [183]