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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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黒翼の翼 13
10月4日午後9時30分「昨日午後1時過ぎに発生した反政府テロ組織『黒神の使徒』による品川プリンセスホテルの立て籠もり事件は……」カーラジオから昨日の事件のニュースが聞こえて来る。龍華はもう朝から耳にタコができる程聞いているニュースなのでチャンネルを変えた。「品川プリンセスホテルの立て籠もり事件は軍部庁の特別討伐執行部鎮圧課の突入に…」「クソッ!!なんでどこもこれしかやってないんだよ!!」自分達
龍角 さん作 [461] -
ごめんネ三国志! 2
何処までも鬱蒼と茂る森の中をヒョーロク玉…いや、もとい。白い学ランの男は進んでいた。名はリュービ。「………………………。って、校門をくぐってからかれこれ三日…。案内板を辿れど校舎の影どころか、このジャングルすら抜けられんとは…」 リュービは襷掛けの鞄をま探ると確保しておいたアケビやらザクロやらを取り出し、口にしながらぼやいた。 ガサガサ……。 リュービはまた身を強張らせた。この数日間に
はったー さん作 [173] -
漆黒の翼 12
龍華が自宅の高級マンションに着いた時には午後11になっていた。取り調べや報告書など後始末に手間がかかりこの様な時間になってしまった。龍華はスーツを脱ぎ捨ててベットに倒れ込む。「疲れたぁ……」そう一言呟き携帯を見ると新着メールが来ていた。〔生きてるかー? 生きてたら明日は来いよ。by親爺〕龍華はクスッと笑い返事を送る。〔今自宅に着いた。俺が死ぬ訳ないだろ?親爺も酒の飲み過ぎで死ぬなよ。〕そうメール
龍角 さん作 [503] -
黒翼の翼 11
午後8時20分パーティ会場では鑑識による現場検証が行われていた。「これが例のアレか…」「最早跡形も無く燃え尽きてますね…」二人の鑑識は白いチョークの線で囲まれた黒翼人の燃え尽きた亡骸…灰の中に金属探知器を当てた。ピピピ…っと機械音が鳴り、反応を示す。鑑識は反応を確認すると大きいピンセットを取り出して灰の中を探り始めた。「おっ…!!あったぞ!!」鑑識は堅い『何か』が当たる手応えを感じてその『何か』
龍角 さん作 [410] -
漆黒の翼 10
不思議な事にさっきまでの禍々しい殺気は感じていなかった。龍華がしゃがみ込み、腕を優しく握り上げた。またしても不思議な事にこの男に対する恐怖や警戒心は龍華の暖かい手に触れた瞬間、何故か安心感に変わった。「そんなに深くは無いな。これで直ぐに治る。」龍華はそう言うと手の平を患部へと近付けた。患部の辺りがやわらかい緑の光に包まれた。たちまち傷は治癒し、痛みは消えていき体は心地良く暖かくなっていく。しかし
龍角 さん作 [485] -
漆黒の翼 9
「龍華…ちょっと…」武将髭の男がそう言い掛けたその時、龍華はある事に気が付いた。「大丈夫か?怪我してるぞ。」「え…!?」麗奈の二の腕の上の辺りのドレスが切れて白い肌には痛々しい傷が付いている。麗奈は今まで身体が興奮状態にあったせいなのか、気が付つかなかったらしい。「見せて見ろ。治してやるよ。」「えぇッ…!?良いんですか…」龍華はしゃがみ込み、麗奈の腕を左手で優しく握り上げた。「貴様…!!むすッ…
龍角 さん作 [497] -
漆黒の翼 8
『そんな…何故この様な汚れた翼の者が政府の特別機関に…!!』白翼人の男は龍華と身分証を目を点とさせながら交互に見ていた。よほど龍華が国家公務員であり国の特殊機関である軍部庁特別討伐執行部鎮圧課…通称執行部の者だと信じられないらしい。『やっぱり…予想通りのリアクションだな。』慌てふためる白翼人の男を見て龍華は溜め息を付いた。こういう事は日常茶飯事だ。人間・白翼主義国家である東日本において黒翼人の社
龍角 さん作 [494] -
ごめんネ三国志!
その数日後 世界は跡形もなく消し飛んだ…「ハグハグもぐもぐ…ハフハフ…」「おい。そこの女子高生型ルンペン(コジキさんの事ね?)!!」「Σ(>_<;)…っぐぅぼぉってぐゅるおは……!」炎の様な赤毛がチェックのスカートと共に揺れる。「ふふ…。罰が当たったなぁ〜ああぁーん?」赤毛が振り返った先には“真っ白な学ラン”が立っていた。「御地蔵様にそなえたからあげ〇ン レッドチリ味を盗み食いしおってか
はた〜ん さん作 [255] -
ヤス#166
ヤス#166【嵐の前】街は急ピッチで復旧工事が進んでいた。テレビのニュースでは、福岡を集中的に襲った異常気象を、専門家達が苦し紛れの持論で唱えていた。死者は三百人を越え、尚、行方の分からない者は千人を超えると言う。未曽有の惨事となった。ラブホテルで十一人の首が無い死体が発見された。だが、そのニュースにマスコミは、執拗には食いつかなかった。料亭・香月も営業出来るまでに改装工事が進んでいた。健さんが
チャーリー さん作 [302] -
ヤス#165
ヤス#165「決まっているでしょう。私のお家。狭いけど、寮も二階は使えるし。とりあえずはうちに住んで下さい」「良いのかしら…」「当たり前です。その為に来たのですから…さあ、行きましょう」「あなた…」「そうだな…恭子ちゃん、甘えさせてもらうよ…香織、詩織を起こしてくれ」「あ、良いですよ。僕が抱いて行きます」「ハハ…重いですよ。小柄だけど、もう十七ですから…香織、起こして」「大丈夫ですよ」ヤスは詩織
チャーリー さん作 [273]