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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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氷の旋律-2
『…行って来ます。』私は父と母の仏壇に手を合わせた。『本当に行ってしまうのかい?』後ろから老人の声がした。『当然よ。アカデミーで特待生になれれば補助金が出てー』『その説明は何回も聞いたよ。わしが言いたいのは軍人になることに抵抗は無いのかということだ。』『何よ今更。お金さえあれば、おじいちゃんだってこんな貧しい暮らししなくていいじゃない!』『そうか。お前は優しい子だな…しかしだからこそ軍人なんかに
ふっき さん作 [293] -
過去はもう戻らない −序章(1) 傷跡−
明日、か。私は、ついていたテレビを何気なく消してみた。それでも気持ちは落ち着かない。やっぱり、この"傷"のせいなのかな…。ソファにどさっと座って、左手を目の高さへ持ち上げる。薬指に"傷"がある。それに気付いたのは、いつのことだっけ。もう、随分前のような気がする…。その"傷"は、傷というより、何かの"印"みたいで、気持ち悪かった。どこで、どんな理由で付いたのかも分からない―それが、何故だか怖かった
千里 亜実 さん作 [252] -
闇に閉ざされた翼を持つ天使
第一章「どぉ言う事だ!?」普通の天使から生まれてきた子供は黒くて光にあたると青く光るまるで真っ暗な夜の空の色そして髪の色は銀色と黒の髪がキレイにメッシュされた感じでそして目の色は赤色透き通るルビーのような色だったそして、悪魔とわ違うのは翼だった悪魔の翼はコウモリのような翼でそして天使の翼は鳥のような翼「でも無事に生まれてきたから祝うとしよう……。」父はあまりよくは受け入れられない「…………。」母
ヒデキ さん作 [198] -
RPGの主人公『森』
母「起きなさい!!」ゴォーン!!森「いってぇ!!」森は思いきりフライパンで殴られた。母「いつまで寝てるの!!」森(母親ならもう少し優しい起こし方はできないのか…。)母「さっさと起きて飯を食え!!クズ!!」森(こいつは俺の母親じゃないのかもしれないな…。)取りあえず森は起きて下の階へ降りた。森「おはよう。母さん。」母「おはよう。森。」森(なんで名字?)取りあえず森はテーブルについて朝ご飯を待った。
ナタデココ さん作 [220] -
ヤス#162
ヤス#162「や、やっちゃん!恭子!…行っちゃった…どこに行くつもりかしら…」ヤスと恭子が乗るワゴン車はあっという間に走り去っていった。二人を乗せたワゴン車は住宅街に入った。ここまで走って来た中で最も被害が大きい。障害物が車を遮るように散乱している。そして、完全に道を塞がれた。「これ以上は無理だな…恭子、歩くぞ」「うん!もうすぐだから」二人は手を取り合って歩いた。異臭が漂っている。下水が逆流した
チャーリー さん作 [350] -
ヤス#161
ヤス#161「どこだっけ…香織の家」「東区よ。車で一時間くらいのところ」「大将。純子さんをお願いします。俺、様子を見てきます。恭子…地図を書いてくれないか?」「私もやっちゃんと一緒に行く!」「まだ危ないよ。地図を書いてくれ」「嫌だ!一緒に行く!」「恭子」「ヤス、娘を連れて行ってやってくれ…親友の安否が心配だろう」「わかりました。恭子、行くぞ」「うん!」「ヤス、ウチの車を使えよ。表の車は誰のだ?」
チャーリー さん作 [309] -
ストーリー
「え?だめなの?」目を潤ませながら言った。駄菓子屋のおばちゃんはびっくりだ。「お願い」「はあ、しかたないないねぇ。ほら、持ってきな」「わあ、ありがと、おばちゃん」そんなやりとりで智也は駄菓子を手に入れた。「プライドとかないの?」店を出るといきなり声がかかった。竜二だ「無いことはない」智也はそう答えると持っていた駄菓子の入った袋をあさりはじめた。「まあ、いつものことじゃん」「お前っておばちゃんハン
ハヤテのごとく大好き さん作 [372] -
氷の旋律-1
『親父!!出てけってどういうことだよ!?』俺は辺りかまわず怒鳴り散らした。『…そのまんまの意味だ。』親父はうつむいて涙を流す訳でもなく、ただ震えていた。『だから理由は何だっていうんだよ!!』『…お前の力は強すぎる。』『…そういうことかよ。』『アカデミーに受験届を出しておいた。お前なら…』静かに低い声で…でもどこか寂しさが入り混じっていた。アカデミー…正確には国立能力育成アカデミー。国家レベルでの
ふっき さん作 [333] -
バウンド フォックス
ニーズヘルグ大陸、カルゼリア王国内の森にある小さな洞窟で、最初の事件は起きた。 被害者は、海賊のベルマーク。外傷は全く無く、しかし何故か洞窟の壁に張りついていた。というより、体の三分の一が壁に埋まっていたのだ。 ただ被害者が小さな海賊船の乗組員ということであまり話題にはならなかったが…しかしこの二週間後、第二の事件をきっかけに、王国中、いや大陸中が文字通り凍り付くこととなる。 第二の事件の現場は
ニバ さん作 [488] -
黒服の女と私と
「貴女は、この世界が嫌いなんでしょう?」唐突に、後ろから声をかけられて驚く。立っていたのは、黒いドレスに身を包んだ女。「…えぇ。この世界はつまらない」そっと空を見上げる。空はこの世界で唯一の美しいものだ。「貴女は…この丸いカプセル型の世界から抜け出せると思う?」女は問う。「…貴女は思いますか?」私も問う。「私は、抜け出せる事を望んでいるわ」女の声は深く凛としていた。「貴女、一緒にこの世界を抜
千賀光〜血ガ光ル〜 さん作 [214]