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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • レーフェンフックの冒険7話

    大きな、オオサンショウウオがいた。 暗い水屈での生活の為、目が退化していて、光には反応しなかった。オオサンショウウオは、レーフェン達に話しかけてきた。光草がこの水屈にあるかは目が退化しているから私にも解らない。でも、今からもう何十年も前に、たくさんの探検家たちが、その光草を求めて、この水屈にやってきた。そして、水屈を荒し私のなかまや兄弟、息子達までも殺されてしまったんだ。 だから、もうそっと
    メメ さん作 [299]
  • ヤス#157

    ヤス#157シットはそう言い残すと、渦の中に沈んでいった。すると、浸水していたホテルから一気に水が引いていった。そこにはシットにはねられた二つの首が転がっていた。ヤスは純子の手を引くとホテルを出た。二人の目に未曽有の惨状が映った。月灯りの中、街の灯りは消えている。車があちこちでひっくり返り、ビルの一階部分のガラスがことごとく割れていた。死体があちこちに転がっていた。首が有るもの、無いもの…残酷過
    チャーリー さん作 [434]
  • ヤス#156

    ヤス#156首が飛んだ。首はクルクルと舞いながら渦の中に落ちた。「どうした!美知っ。早く来い!…美知…うああああっ!」男が振り向いて驚愕した。手を引いている連れの頭が無かった。次の瞬間。男の頭も飛んだ。「ひっ!やっちゃんは…一体、あれは何?」「…シットだ…あの髪の鞭はシット…」ホテル内は地獄図を呈していた。あちこちで悲鳴が響き、血が飛び散っていた。流れ込んだ水が内側から赤く染まっていく。渦が深く
    チャーリー さん作 [466]
  • ヤス#155

    ヤス#155暴風雨。ヤスと純子は服を着るとタクシーを呼んだ。だが、無理だと断られた。いつの間にか、街には大蛇が這い回るかのように、濁流が走っていた。ホテルは騒然となった。ヤスはドアを開けた。宿泊客が不安げなおももちで廊下に出ている。既に一階部分が浸水していた。純子が長い髪に手グシを入れながら出てきた。その時、轟音が響いた。「キャーッ!」純子がヤスにしがみついた。ヤスは純子の体を庇うようにして踊り
    チャーリー さん作 [397]
  • 黒の心は光を見つめる 2

    何故こんなことになってしまったのだろう。私はお向かいのおばあさんが風邪を引いてしまったので、薬草を取りにこの森に入っただけなのに。必要な分だけ取ってすぐ帰るつもりだったのに。私はやっぱり殺されるのかな。どうせ殺されるなら昨日取っておいた大好きなレーズンパン、全部食べておけば良かったな。後悔と自分の悲劇を嘆いている彼女には、彼の声など全く届いていなかった。ただ泣きながら目を瞑り必死に身を強張らせて
    アレイシア さん作 [207]
  • 黒の心は光を見つめる

    空は晴天。雲一つ無く暖かな陽気。こんな日はひなたでゆっくりとうたた寝でもしていたいのだが、したくてもできない一人の少女がいた。「ど、どうしよう……。」彼女の前に広がるのは見渡す限りの生い茂る森。そう、彼女は現在目下全力で迷子だった。その怯え切った表情は天敵を前にした子リスを思わせるほど挙動不信で、少し可愛かったりする。「ええと…こっちから来たから、村はこっちかな……?」ビクビクしながら彼女はゆっ
    アレイシア さん作 [271]
  • 蟲〈バグ〉‐序虫‐

    地球滅亡までのカウントダウンが始まった1AZ3年。地球の変化により一つの生物が産み出された。蟲(バグ)とよばれるそれは人の体内に寄生し自らを人体構造に融合させることによりその寄生した人間に特殊な能力をもたらす。これは蟲が自らの寄生した人間を守り自らを守るためのものである蟲に寄生された人間に身体的な変化がある事は稀で外見からはその人間が蟲に寄生されているのかは見分けがつかない。稀に寄生の影響により
    ねこのレン さん作 [261]
  • †神世界†・参(前編)

    雲一つない青空の下、ゼロは今日もいつもと同じ場所で寝転がっていた。心地良い風の中、深い眠りに就こうとしていると、不意に声が掛かる。「ゼロさん、ゼロさん!」声の主はレストランの少女、ルキナだった。「またこんなトコで寝て・・・暇なら仕事したらどうです?」「・・・ルキナ。」「・・・何ですか?」「・・・メシ。」「・・・。」ルキナはため息をつきながら、いくら説得しても無駄だと悟った。薄暗い廃墟同然の建物の
    ブラフマー さん作 [196]
  • ヤス#154

    ヤス#154ヤスの魂は崎戸島のあばら屋にあった。母を抱いている。幾度も夢の中で抱いた。だが、今は現実に抱いていた。同じ匂い。そして、同じ体温。優しい母。甘い体。ヤスは腕の中で溶けていく母の香りを全身で感じた。「母さん!」「ああっ!ヤス…ヤス…あああっ!」暗雲が立ち込めていた。雨が地面を叩き、落雷が地響きのように伝わってくる。「やっちゃん…ヤス…」悦楽の果ての休憩から目覚めたヤスに、純子が微笑んだ
    チャーリー さん作 [351]
  • ヤス#153

    ヤス#153「私はお母様の生まれ変わり?」「わかりせん。サトリが言っていました。輪廻した母と出会えたとしても…母はその事には気がつかないと…」「確かめる方法は無いの」「サトリなら…サトリなら分かるかもしれません」「サトリはどこに?」「崎戸島に戻れば会えるはずです」「…やっちゃん」「はい」「お母様の事…ちゃんと覚えてる?」「勿論です。1日も忘れた事はありません」「愛し合った事も?」「…はい。肌の温
    チャーリー さん作 [479]
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