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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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夢現綜軌帳相樂闘劇 質
金物が腹を抉り、鮮血が飛沫をあげる。体制を崩した肆之佐を、金物の峰を使い持ち上げ、放る。そこに跳んできた亜鶴が箒の竿を突き刺す竿は空中で肆之佐を貫通し、そのまま地面に突き刺さる。―――――\r 肆之佐は混乱していた。いくらなんでも強すぎる。情けない事に、勝てる見込みも無い。桁が、いや、次元が違うのだ。―――――\r亜鶴は箒を引き抜き、肆之佐の脳天目掛け一気に突き刺そうとした―――嗚呼、此所まで
やいせ さん作 [378] -
Wktk #2 名探偵マモル
マモルは、とりあえず目の前にいた人に声をかけた。「すいまそ〜ん!まず何をすればいいのですか?教えてください」声をかけられた相手は表情を変える事なく、カチャカチャと音をたてながら、頭上に漫画に出て来る様な吹出しを表示させ、そこに文字が浮かび、声はなく、まるでチャットの様に返事をくれた。「私も始めたばかりでわかりません><」なんぞこれ!俺も頭に吹出しでるのかな?「そですか、ども^^」あれ?でないな、
恋心 さん作 [215] -
夢現綜軌帳相樂闘劇 祿
そして人間とは適応動物である。置かれた状況下で性質や波長が変化する。 亜鶴は過酷な環境を生きる人間である。目の前で刄を見せる奴を敵と判断する。━━━━、本来、生物にこの表現は適切ではない。しかし、今はこの表現が適当であろう。――瞬く間。 一瞬の出来事だった。 肆之佐は刀を構える。しかし、そこに刀は無かった。しかし刀を持っている。――――答えはこうだ。肆之佐は刀を構え直した。妖怪の反応速度は並を
やいせ さん作 [394] -
夢現綜軌帳相樂闘劇 伍
亜鶴と呼ばれた少女は黒い髪を手で払い、「違う?何が違うのかしらラフィ、まだ何も言ってないし。」 どうやら、今まで闘っていた金髪の少女はラフィというらしい。「きっとコイツは家賃を巻きあげに来たに違いないんだ。」「はぁ?」亜鶴は持ってる箒に体重を預けながら首を傾げる。「じゃあ、此所に住み着いてから家賃を払ったか?」「うぅっ‥払ってないわ。だ…だって元から誰が居た訳でも無し、見つけた時には、埃まみれ
やいせ さん作 [407] -
ヤス#152
ヤス#152ヤスの広い背中には…いや、腰から首筋に及び、赤い龍が棲んでいた。純子の夫は組の親分だ。イレズミなど驚きもしない。だが、ヤスの背中に浮かび上がる赤い龍はイレズミでなない。まさに「棲んでいる」と言う言葉が的確だろう。それ程、生々しく浮き上がっていた。「や、やっちゃん…こっちを向いてくれない?あ、あの…何か纏ってくれたら嬉しいけど…じゃないと…」「あ、すみません…今、服を着ます」「ええ…そ
チャーリー さん作 [364] -
ヤス#151
ヤス#151【竹内親分の妻・純子】「あの…ねぇ、やっちゃん。お話があるからって黙ってついて来たけど…ここ、不味くない?知ってるの?ラブホテルよ」「はい。それくらいは知ってます」「じゃあ…何をするところかも知っての上…なのね?」「母さん、これを見て下さい」ヤスは、ソファに腰掛けて怪しい微笑を浮かべている純子にアイノツブテを差し出した。サトリから預かった時はゴマ粒程度の大きさだった物が、今では小豆大
チャーリー さん作 [311] -
Wktk?プロローグ
このお話は、いつもの様にオンラインゲームをしていたら、突然ゲームの中に引込まれてしまったある中年の物語である。ゲームの名前はWktk(ワクワクテカテカ)非常にマイナーなMMOで、常時インしている数は多くて69人というからイヤラシイ>w<そして、そんな過疎ゲーに引込まれた今回の主役の名前は、一部始終 守 (いちぶしじゅう まもる四十二歳 独身である。守がゲームの中の世界に気付いたのは、四十三歳の誕
恋心 さん作 [390] -
アイランド 2
村を出て二日目。センチは一人の老人に出会った。老人には右腕が無かった。 「よう少年!テスカを探しに行くのか?」「ああ!俺は神の子だからな!」センチは、風の手の能力を老人に見せた。 「こりゃたまげた。神の子を見るのは初めてだ。本当にいるんだな。」 「おっさん何してんだ?」「テスカを探してるに決まってるだろ。男に生まれた以上、ロマンを追い続けていてえだろ?」老人はそう言うと、頭をポリポリと掻い
ナンバ さん作 [412] -
ヤス#150
ヤス#150「だって、そうでしょう?母親じゃあ、あの子を抱けないわ」「ぐっ!…純子、お前」「あら…私を貸すと言うのは、そう言う事もあると言う事でしょう?」「うーむ…そこまでは…うーん…うむ」「クスッ…馬鹿ね 。あの子はそう言う子じゃないわよ。そうでしょう?弘子さん」「もちろん。そんな子じゃないわ。…でも、純子さんの出方次第では…」「あら…二人して私に責任を押しつけるの?」「そうそう…責任重大」「
チャーリー さん作 [485] -
ヤス#149
ヤス#149弘子の嫉妬心は大きな愛情で包み込まれて姿を消した。「そうと決まれば…女将よ」「はい、親分さん…何か?」「女将は俺と付き合え。ヤスは早く上がらせろ。良いな」「まっ!私が親分さんと?私は人妻ですよ」「大将と俺は杯を交わした義兄弟だ。嫌とは言わさんぞ。うあっはっはっ」「はいはい。朝まで飲み明かしますか」「おうっ。久しぶりに女将とシッポリ…とな。何をしてる。ヤス、着替えて来ないか」「そうしな
チャーリー さん作 [330]