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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • 夢現綜軌帳相樂使行 弍

    「その、亜鶴が見当たらない様だが‥」「亜鶴なら町におりた。買い出しに行ったよ。」ラフィは笑う。「そうか、世話になりすぎたな。一丁迎えに参ろうか。その町にはどう行けばいい」「マジでか。歩きではちっと遠いぞ?まだ昼だから悪魔は出ないが、妖怪は出るぞ?傷に堪えるんじゃあないのか?」 肆之佐は、腰元の刀を鞘から抜き、太刀風を鳴らしてみせた。「心配なら無用だ。もう殆ど元通りだ、あとは慣らすだけである程度は
    やいせ さん作 [301]
  • 夢現綜軌帳相樂使行 壱

    北陽亜鶴は考えていた。 何故に物事は何もかもが全て面倒なのだろうか「そろそろ買い出しの時期ね。息するのも面倒くさいのに、歩いて人里まで行くのかと思うと‥‥鬱だわ…」 亜鶴は人里離れたちょっとした平野に建つ一軒家に住んでいる。━━━此処は梦却籠。永遠に終らない夢の世界。永久に始まる事のない夢の世界。━━━「よう亜鶴。買い出しか?今回は早かったな。」現れたのは金髪の少女。「あぁラフィ?早かったなっ
    やいせ さん作 [303]
  • サム×ライ 2

    「それにしても気味わりぃ森だな…」ライが、霧に包まれた薄暗い森を見渡し、怪訝そうな表情で言った。「あいつこんなとこに住んでんのか…やっぱし変態だな…」「変態かもしれねぇが白雷の実力マジだぜ…三刀と互角にわたりあったって話だぜ…」さらに森の奥へ足を進めると、霧の中に、うっすらと洞窟のようなものが浮かび上がってきた…「あれかな…」「あれだな…」鬱蒼とした森の中にぽっかりと開いた穴…まがまがしいオーラ
    ガイザ さん作 [524]
  • 猫情

    今日も2丁目の角を曲がる。見慣れたクリーニング店、その隣には魚屋。私が前を通るたびに魚屋の主人は警戒した顔になる。何も猫だからといって、魚が好物な訳では無い。また角を曲がる。高級住宅街に出た。「猫ちゃん!」前の婦人が手を伸ばして触ってくる。やめてくれ…その汚い手で私に触らないでくれ…私は知っている。この婦人が万引き常習犯だという事を…婦人をさっと避け、また散歩を続ける。「にゃんちゃん」次は井戸端
    空席 さん作 [185]
  • 日課

    朝起きた。日差しが強い朝だ。どうも右手に痛みが走る。どうしたんだろう…しかしすぐに、そんな痛みも吹き飛んだ。彼女が来たのだ。7時45分発のバスに乗るため、毎朝必死に自転車を漕いでいる。今日も寝坊でもしたのだろう。汗だくで漕いでいる。私の横を風の様に通り過ぎ彼女から微かな香水の香り…私と似た香りだ…そこに惹かれて、毎朝彼女を見ている。次の日も、また次の日も…しかし、ある日を境に彼女はいなくなった…
    空席 さん作 [215]
  • ロストメロディ

    刹那は急激な脱力感に襲われその場にうなだれた。肩が痙攣し立ち上がるにも全身に力が入らない。「俺は…俺は…」「刹那…」困惑し動揺する刹那の肩を天見老人がそっとおさえた。刹那の震えが天見老人の手に伝達する。「……!」彩羽が入口に目を向けそこを凝視する。嫌な緊張感が部屋中に広がっていく。「師匠……」「わかっている…明日奈、お前は天見と刹那君を連れて裏口から逃げろ。表の客は俺が相手をする」虚空に浮かぶ満
    あいじ さん作 [586]
  • ヤス#141

    ヤス#141「ほら…あそこに白いものがあるだろう」ヤスは嘘八百を口にした。対戦相手の二人が、ヤスの指す方を見た。瞬間、ヤスが飛んだ。人間の跳躍力を超えている。ヤスはサッカーのボレーシュートでもするかのように男の頭に蹴りを入れた。男は一蹴りで飛んだ。白目を剥いて倒れた。砂の上にフワッと着地したヤスは、残った痩せ男を見据えた。「ひっ!あわわっ…化け物…俺は…ほら、弱いから…何もしないから」「早く病院
    チャーリー さん作 [322]
  • ヤス#140

    ヤス#140右に痩せて背の高い坊主頭。そして、左には体格の良い茶髪。こいつがリーダーだろう。ヤスはやれやれと思った。以前、中洲でヤクザに絡まれた事がある。ひょっとして、こいつらも魔物か…?ヤスは体中の筋肉を緊張させた。「別に逃げている訳じゃないけどね」恭子と香織は抱き合って震えていた。「はん!女の前だからって、カッコつけるんじゃねぇよ。痛い目を見るぞ」「可愛い女二人連れて3Pでもやるのか?ハハハ
    チャーリー さん作 [336]
  • ヤス#139

    ヤス#139「うん…たぶん。やっちゃん。私じゃ、やっちゃんの孤独を埋められない?」「ハハハ。今は孤独じゃないよ。ちょっと聞いただけさ。ゴメンよ。気を使わせたみたいだね」「やっちゃん。好きなの…やっちゃんの事が大好きなの」「ハハハ。恭子もそう言ってた」「うん…二人で好きなのよ」「一人占めにしたいとは思わないのか?」「したいよ。私だけ見て欲しいと思うよ。でも、恭子とは親友だし、やっちゃんも恭子も失い
    チャーリー さん作 [292]
  • ヤス#138

    ヤス#138恭子と香織は嬉々としてはしゃいでいた。タバコを吸いながら歩くヤスの周りを、子犬のように走り回っていた。潮の香りがする。だが、崎戸島の匂いとは違っていた。同級生たちは皆、どうしているだろうか。島を離れて、それぞれの道を歩んでいるはずだ。大阪、名古屋。そして、東京。大都市に散らばって行った友人の顔を思い出していた。皆、孤独を感じているのだろうか。突然、背中が重くなった。恭子が飛びついてき
    チャーリー さん作 [341]
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