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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • ロストメロディ

    彩羽と名乗る男は黒いコートをマントのように靡かせ、その鍛え上げられた体を腕につけた鉄甲で固め支えていた。サングラスの為か表情が読めないがなんとなく宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する「鴉の大将」を連想させた。「彩羽…お前…」「悪いな天見、表口が騒がしいんで裏口から失礼させてもらったのだが…」「いや…そうじゃなくて…その子は?お前の娘か?」老人は彩羽の隣にいる少女を指差した。年の頃は刹那と同じくら
    あいじ さん作 [655]
  • 嘘神様

    嘘なんか大嫌いだ! 嘘なんかこの世から消えちまえ! 下校の時間の事だった「美来〜帰ろう」 お隣りさんの美来を迎えに行くと男子に囲まれていた「お!出迎えご苦労」上機嫌な美来に周りからの声がちらほら 「付き合ってんのかよぉ」「彼氏!?俺を捨てないでくれ」「違う違うただの幼馴染み!」内心ショックだった…心のどこかで好かれてるんじゃないかと美来は確かにかわいいし愛想もいい俺なんか…帰り道しょぼくれてい
    とうか さん作 [365]
  • エンジェリック・イアー

    聞こえる…行き交う人々、雑踏、年末になると急に始まるお決まりの古い下水道の整備工事、ついでに隣の田中さんの家から聞こえる美少女キャラクターが歌うアニメソングの音漏れ…聞こえる…隣の教室の教師のダミ声はさることながら、思春期の若者である生徒達の聞くに堪えないないひそひそ話、その教室を貫通して隣の隣の教室までが筒抜けであり、ちなみに階下のコンピュータールームではいま『エクセル』というツールを使って表
    はりまぐろ さん作 [153]
  • 千年楽団

    真っ白な壁に覆われた不気味な遺跡の前で、老人は静かに語った。「この遺跡はかつてこの地で暴れ回った山賊“バギン一味”の根城だった…山賊のアジトにしちゃ立派なもんだろ…だがな、バギン一味の名を知るものは誰もいねぇ…なぜなら奴らは…奴らは山賊としての一切の活動をすることなく、この場所で全滅したのさ。」少年は、目を丸くして話に聞き入っていたが、遺跡の奥から何者かが近づいてくるのを感じ取ると、とっさに老人
    何者 さん作 [535]
  • ロストメロディ

    刹那の体が大きな音をたて崩れるように倒れた。その音を合図に近隣周辺の民家から人が集まってきた。その誰もが天使の側から刹那を見下ろし卑しい笑みを浮かべていた。刹那の胸には矢が深々と突き刺さっており、その体はピクリとも動かない。「どうでしょうか天使様…この度の生贄の具合は…?」「いいね。後でこの地域に報酬を送るよ、ただ…」その天使は弓を下ろすと言葉を切った。「油断はしない方がいいね…」不思議な顔をす
    あいじ さん作 [492]
  • theWORLD

    「それケルベロスっていうんだって。」 …だからなに?助けてくるよ。太一は、思った。ケルベロスから逃げようとするが、左右からくる、「オテ」に苦戦していた。 女のほうは、この犬を見慣れているようだった。そして、犬に向かいこう言い放った。 「一郎、次郎、三郎マテ!」 「クゥ〜ン。」 見た目からは、想像できないほどカワイイ声で鳴き、おとなしくなった。 「あんたこの世界に来たば
    ハイスピードフロッグ さん作 [239]
  • サム×ライ

    「サムは三刀の中で誰が一番強いと思う?」「やっぱり“空斬り”だろー。“空斬りの桜”…憧れるよな…」サムは愛刀“木葉丸”を鞘にしまうと、空を見つめた。「ライは?誰だと思うよ?やっぱり空斬り?」「いや、俺は“死神”だな…」「げ…夜春かよ…ありゃぁ悪魔だぜ…」サムが軽蔑を向けると、ライは愛刀“雲鳴”を前方にかざして、刀身を見つめながら言った。「悪魔だろうがなんだろうが、死神は最強さ…強さの中にに情けは
    ガイザ さん作 [443]
  • ヤス#137

    ヤス#137「泰子おばさまが言ってたわ。高校では成績がトップクラスだったそうね」「本当なの?恭子」「うん。国立大も間違いなく合格するって言われていたんでしょう?やっちゃん」「そんなの、受験しなきゃ分からないさ。落ちていたかもしれない」「聞いたのよ。泰子おばさまはやっちゃんの後見人だから、何でも知ってるみたいよ…。模擬試験で県下ナンバーワンだったそうじゃない。凄くない?香織」「うんうん。凄い!」「
    チャーリー さん作 [332]
  • ヤス#135

    ヤス#135香織の運転で東へと向かった。車のカセットテープからハードロックが流れている。物静かな香織の趣味には思えない。「このディープパープルは香織の趣味なの?」「私のよ、やっちゃん。知ってるんだ、ディープパープル」恭子が後部座席から、ヤスの首に手を回してきた。なるほど…と思う。恭子が後部座席に座りたがった理由わかった。恭子はなかなかの策士だった。「それくらい知ってるよ。板前と言えば演歌というイ
    チャーリー さん作 [291]
  • ヤス#134

    ヤス#134「ふふっ。大丈夫よ…やっちゃん、ありがとう。倒れるところだったわ」「そそっかしくてごめんなさい」「いいのよ…それより、やっちゃんから首筋にチュウされちゃたわ。ふふっ」「あ、いや…今のは偶然で…」「わかっているわよ…でも、ラッキー」「女将さん。恥ずかしい事、言わないでくださいよ。でも、俺もラッキーでしたよ…ハハハ」「お出かけなの?」「はい。恭子さんに誘われて…ドライブに。香織さんも来て
    チャーリー さん作 [275]
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