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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • ヤス#119

    ヤス#119ヤスが泰子の手を握ってきた。泰子は年甲斐も無く赤面していた。美術館を出ると、ケヤキの散歩道が続いている。通称「ケヤキ通り」。東西に一キロ程走っている。ブティックとカフェが並ぶ。若者達が集う通りだ。二人は店を覗きながらぶらぶらと東に向かって歩いた。ヤスがアクセサリー屋を覗いている。ほとんどが手作りの様だ。高価では無いが素朴な味を醸し出している作品がならんでいた。ヤスが龍の形をしたブロー
    チャーリー さん作 [298]
  • ヤス#117

    ヤス#117ヤスが起きたのは翌朝、十時前だった。ホテルの朝食は既に終わっている。二人は身支度をすると繁華街で軽い食事をして美術館に向かった。美術館では丁度、企画展が開催されていて、印象派の一大展覧会が開催されていた。二人は、時間をかけて名画を鑑賞して回った。「お母さん、退屈じゃないかい?」「ううん。ちっとも退屈じゃないわよ。楽しいわ。それに、いずれ、こうやってやっちゃんの個展を見る時が来ると思う
    チャーリー さん作 [300]
  • 夢の道しるべ〜時間〜

    彼が気が付いたのは、病院の個室ベットの上。「あれ、僕は・・・。」横に目をうつすと、母親がベットに突っ伏したまま寝息を立てていた。「確か、家の前で・・。」そう、彼は家の前で、事故にあったのだ。よくあるような、車の脇見運転。母親を起こさないように静かにベットから降りる。点滴やらなにやらはないようだ。「・・・?」微かに見える、空中に浮かぶ線のようなもの。彼が手を触れると、「それ」は確かな線となり、手の
    グレイブ さん作 [180]
  • 降臨

     霧深い早朝、町を見下ろす小高い丘の頂上は、一層深い霧に覆われていたが、その薄暗い空中に二つの黒い影が現れ、静かに地上に降り立った。 全身黒装束の二人は、よく似た兄妹で、静かに顔を見合わせただけで、別々の小道を歩き、山の反対側を下っていった。 霧の中から別々の町に現れた時には、それぞれ普通の小綺麗な服装を身につけていた。 彼らは、その優れた知恵で社会に溶け込み、数ヵ月後にはすでに認められた存在に
    金田七耕助 さん作 [641]
  • theWORLD

    道は、こっちだよ…。何者かが、身体を支配している感じだ。 この公園の角を右に曲がったところに住宅街がある。そして、そこには一軒だけ家が建っていないところがあるはずだったが…。 太一は、眼を疑った。「嘘だ…。なんで家がしかも写真と同じ家だ。」そこには、母さんや家族一緒に写っている写真に写っていた家だったのだ。 家の前に、一人の子どもが、こっちを見て手招きをしている。家の玄関に近付くと子ど
    ハイスピードフロッグ さん作 [254]
  • 個性派戦隊SOREZOREジャー!

    ピーピーピーピー 「緊急指令だ!!出動だぁ〜ぃ!!」緊急ランプが点灯して、リーダー独特のどこかマヌケな声が寮に響き渡る。「はいは〜ぃ♪」「……ぶつぶつ……」「ってかその掛け声やめねぇ〜?」「ぁわわわわわ」寮の各部屋からそれぞれ個性的な返事を返し走り寄る。 この《時和荘》(ときわそう)に住んでいるのは、普段は普通の大学生。緊急ランプが光った時だけは正義のヒーローになるすごい奴ら!(…のはず)が住ん
    奈架 さん作 [172]
  • きつね日和 3章-1

    「え?どこへ?」彼女は俺の言葉も無視し、さっさと行ってしまった。「…俺の金っ(涙)…」俺の嘆きも聞こえないほど速歩きで行ってしまった彼女の行き先は……あれ?俺ん家?俺の家の玄関の前に立っていた彼女に近づく。「なんで俺ん家?」「詳しく話をするから上がらせろ。」…命令系ですか。言われるがままに玄関を開け、家に入った。
    中(元まい) さん作 [168]
  • うさぎとカメラ

     ある邸宅に、ペットのうさぎが飼われていた。 この家の人々は写真を撮るのが好きで、時々うさぎも撮影していた。 人が居ないときに、うさぎがカメラに話し掛けた。 カメラさん、人間の話聞いてたら、新しいデジカメとか買うから、もうカメラさんは要らないんだって。 カメラが答えた。いいんだよ。僕は捨てられたり壊されても、撮った写真はいつまでも残されて、喜んでもらえるから。うさぎさんの姿も残るからね。 これを
    明智 城太郎 さん作 [539]
  • ヤス#116

    ヤス#116「お友達よ」「それだけ?」「クスッ…他に何の関係があると思うの?」「うん…いや…いい」「変なやっちゃん」ヤスは考えるのが馬鹿らしくなった。二十分程でグランドホテルに着いた。チェックインを済ませると、部屋のキーを貰い、エレベーターに乗り込む。十階下りて、1012号室に入った。ツインの部屋からは、博多の夜景が見える。「へぇ!綺麗だな」「ふふっ。やっちゃんは半年も経つのに、博多の夜景が珍し
    チャーリー さん作 [363]
  • ヤス#115

    ヤス#115それは、いつも絶賛の電話だったのだ。泰子は成長したヤスに会いたくて、我慢できずにやって来たのだった。大将は忙しい。挨拶と丁重なお礼を述べると奥へ消えていった。「お母さん。感謝しているよ」「やっちゃんにそう言ってもらうと嬉しいわ」「じゃあ、着替えをとって来るね」「うん。待っているわ」寮に行く途中、女将さんに会った。「女将さん。泰子おばさんと出かけますね。明日には帰りますから」「そうしな
    チャーリー さん作 [277]
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