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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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愛犬カロ
カロは家で飼っている大型犬だ。 毎朝、俺を起こしに来てくれる。今も、なかなか起きない俺の顔をペロペロなめている。 でも、眠いからもう一眠りしよう‥ ‥しまった!もう、九時だ!早く着替えよう。!!俺の手が犬?!てか、全身犬だ!犬になったのか!てことは、カロが俺の中か!まだ俺の体はぐっすり寝てる。 そうだ、今俺は犬だから殺人罪は適用しない。今の内に、憎々しい担任の石田を噛み殺してしまおう。奴は何か
明智 大河 さん作 [722] -
夢の道しるべ〜事故〜
ーー受験一ヵ月前。彼の精神状態はもう最悪。何も信じられない、信じたくない。ひたすら違う世界に助けを求めて、ひたすら生にしがみ付きながら。「行けるもんなら、行ってみたいよ。」自分に言い聞かせたその台詞は、直後、現実になる。自分の家まであと少し。よそ見をしていた訳でも、ぼーっとしていた訳でもなかった。彼の視界は宙に浮き、アスファルトに叩きつけられる。一台の車が、フロントガラスにヒビを入れたまま、走り
グレイブ さん作 [208] -
夢の道しるべ〜学校〜
「おはよ〜」「ああ、おはよう。」繰り返される、同じような毎日。それは少年の病状を、文字通り悪化させていく。新しい世界を夢みて、詩のような物を書いてみたりもした。なんだかわからないけど、洋楽も聞くようになった。勉強したくても手に付かなくて。家族に八つ当りしたりもした。そんな、何も信じられなくなってきた彼が、たった一つ、信じていたもの。それは、彼のたった一つの癒しでもあった。「ー新しい世界ー」きっと
グレイブ さん作 [245] -
夢の道しるべ〜プロローグ〜
「世界なんて、どうなってもいいや。」道端の少年が、一人つぶやいた。彼は15歳。今年受験を控えた、中学三年生。彼が一つだけかかっている病気。それは「中二病」。中学二年生程度の言い訳で、世界が回っていると思うようになる、ごく一般的な病気。症状もひどくなると、リストカット、最終的には「自殺」にまで追い込まれる。知られていないようで、実は恐ろしい病気だったりする。受験からくるストレス、思春期にくる「生き
グレイブ さん作 [246] -
DRAGON HANTAR1
ヴァンス「おい、起きろよ、ライク!!」ライク「なんだよぅヴァンス兄ぃ、今日は労働休みだろ」ヴァンス「何言ってんだ!今日はお前の初めてのクエストだろ!!」俺はライク、この村では12歳からクエストに出られる。そしてこのうるさいのが15歳のヴァンス兄ぃだ、14のときにガルノドンとか言う大型のドラゴンを倒してこの地方ではまあまあ有名なハンターだ。俺とヴァンスは幼い頃に二人とも両親を亡くし、血は繋がってい
来蘭頼 さん作 [295] -
夏休み
小学校に上がって初めての夏休み。昼前に祖父の家に向かった。 空は飽く迄青く、澄んだ川は山地を縫って流れ、人の姿は稀だ。 しばらく歩くと、木漏れ日の揺らぐ、森にさしかかる。 そこで、奇妙な物音を聞いた。水の音と人の声が混じっていたので、川に降りてみた。 深さ三十センチしかない浅瀬に誰か倒れてもがいている。 よく見ると、小綺麗なスーツを着た細身の老人で、ボタンがキラキラ輝いていた。 誰もいないので
明智 大河 さん作 [627] -
クロスリング
「着いたわ。降りるわよ」「…なんなんだよ…この乗り物…」「だからエレスタだって」「どうゆう仕組みで、こんな箱が飛行機みたいに動くんだよ」「仕組みなんか特にないわ。風の魔法で動いているだけ」魔法って…そんなものまで、この国にはあるのか。どんな不可解な現象も『魔法』だと言われれば、納得した気分になるから不思議だ。「これがアレク・ハウ・ロウィン―レイゼル興が治める城。レスニア城」目の前には、巨大な城が
ぱーる さん作 [235] -
クロスリング
「これは…なんだ」「エレスタに決まってるじゃない。あなた本当にバルカニア国民なの?」「多分な」…違うけどハルと一緒に来たのは、駅のような場所。しかしそこに有ったのは電車でなければ、バスでもない。電車を簡易化したような、ただの箱のような物体。レールも電線も、タイヤもない、動きそうにない乗り物。特徴的なのは、エレスタと言うらしいその乗り物の部分だけ、天井が無いこと。その箱は乗客を乗せると、プロペラも
ぱーる さん作 [212] -
ナイト・オン・ドラグーン【119】話『決戦の幕開け』
『んっ…』『やっと目を覚ましたかマナ…』うっすらとマナは目を開ける、そこにはアインの顔があった。そしてその後ろに見えるのは赤い空…。『アイン!私っ!私ね!?』『あぁ、わかってる。今から世界の破壊を止めよう、そうだろ?』マナは口ごもる。夢の中で思い出した記憶が全て自分に関係していることを…『着いたぞ…この終わった世界を救う場所。”再生の地”に。』『これでようやく世界に平和が…』アインが言いかけた時
みるく さん作 [250] -
ヤス#112
ヤス#112ヤスが体を乗り出して泰子のグラスにビールを注いだ。「元気だった?お母さん。髪を切ったんだね。良く似合っているよ」「そう?短く切り過ぎたかなと思っていたけど、変じゃない?」「そっちの方が良く似合っているよ」「そう?嬉しいわ。やっちゃん、随分と頑張っているみたいね。弘子さんから聞いているわよ」「ハハ…そうですか」「やっちゃんも飲む?」「お母さん。俺は未成年だよ」「あら…そうだったわね。お
チャーリー さん作 [314]