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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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魔法戦記3#『え?木の棒で!?』
『では傭兵団の試験を始めるとしよう!』グレイルは立ち会いの位置まで下がる。『ど〜れ、いっちょもんでやるかな〜』レンが気楽な声を上げる。『ちょっ…まてまて!レン!オレの武器!木の棒!!』カイは今にも折れてしまいそうな木を見せ付ける。『そ、それは!?伝説の破壊の剣!!』『違うわ!!お前の目はふし穴かぁ!!?』『グレイル団長、始めの合図を…』そんなカイとレンを尻目にスーはグレイルに声を掛ける。『うむ、
みるく さん作 [185] -
?神世界?2
「・・・・・あれ?」男の剣は折れていた。男は何が起こったのか解らず、困惑する。少女を斬るはずだったが、目の前には青年が立っている。「な、何だテメェ!?」青年は静かに、冷たく、笑い、「死ね。」男の意識はそこで途絶える。男は、その場から、元から居なかったように、文字通り、消滅した。チリ一つ残さずに。他の男は唖然としている。少女もまた、ただ驚愕していた。そしてリーダー格らしき男が青年の顔を見て青ざめる
ブラフマー さん作 [245] -
新説:桃太郎?〜動きだした悪意〜
私が産まれてから十年経ったある日麓の村人達が山にある鬼族の集落にやってきた私が初めてみた人間だった村人達は悪態をつきながら鬼を罵りながら鬼族の村長と何か話していた私は少し腹がたったなんで僕らが人間にあんな事を言われなくちゃならないんだ!私は家に帰るように父に言われ、不機嫌なまま家に帰った家に帰ると母が夕食を作って待っていた外はもう暗くなっていた私は夕食をすますと父を迎えに家を出た向かう先は村長の
鬼巌狼 さん作 [555] -
女神の声を聞く者
「君はなんで飛ぶんだい?」翼を持たない男が言った。「じゃあ、あんたはなんで飛ばないんだ?」翼を持つ男は答えた。「僕には翼がはえてこなかったからさ」「だから飛ばない?」「ああ」翼を持たない男はかわりにドライバーを持っていた。薄汚れた整備服。彼は女神にかしずく存在だった。「あんたは怖いだけさ」翼を持つ男はヘルメットを持っていた。濃緑のフライトスーツ。彼は女神の声を聞く存在だった。「女神の声を聞き
バージニア さん作 [390] -
ヤス#104
ヤス#104そろそろ退散しようと思った。「やっちゃん。今日はお買い物?」「あ、はい…いえ…ただ、ぶらっと」「その袋は何?」「あ…はい、田舎の泰子おばさんにと…」「ふーん…プレゼント…なんだ」「あ、はい…お礼をしていなかったものですから…」「ふーん。で、もう帰るの?」「はい。もう帰ろうかなと思っていました」「じゃあ、一緒に帰りましょう」「あーっ!恭子はいいなー!」「そうだ、そうだ!ずるいぞ!」「ふ
チャーリー さん作 [290] -
ヤス#103
ヤス#103涼を求めてカフェに入った。アイスコーヒーを頼むと、セブンスターに火を点けて深く吸い込んだ。運ばれてきたアイスコーヒーを啜っていると、後ろから声をかけられた。「やっちゃん!やっちゃんでしょう!」ヤスが振り返ると料亭・香月の娘、恭子が友人二人と向かいの席にいた。恭子が笑顔でヤスの下にやってきた。「ああ…お嬢さん、こんにちは」「お嬢さんは止してよ。一人なの?」「はい。もちろんです」「ふふっ
チャーリー さん作 [363] -
ヤス#102
ヤス#102ヤスはふと、ポケットの封筒の事を思いだした。ヤスは封筒を開けてみた。現金が十万円入っていた。そして、手紙が一枚添えてあった。「やっちゃん。お誕生日おめでとう。安いお給料では絵の具も買えないでしょう。これは、毎日頑張ってくれているお礼です。絵の具の足しにして下さい。大将も承知しているお金です。ご心配なく…弘子」ヤスは感激した。今日の誕生会と言い、この十万円と言う大金と言い、大将と女将に
チャーリー さん作 [281] -
ヤス#101
ヤス#101娘の恭子も専門学校に行ってはいるが、何とも…趣味なら分かるんだがなぁ…」「はい、お嬢さんが専門学校で絵を勉強されているのは、女将さんから聞きました」「ヤス。お前、この店にずっといたらどうだ?見込みもあるから、そのうち店くらい持たせてやるぞ」「あ、はい…ありがとうございます」「まあ、まあ。今日はやっちゃんのお誕生日なんだから、そのへんのお話はまた…ね」「わたし、やっちゃんが描いた絵を見
チャーリー さん作 [285] -
ヤス#100
ヤス#100ヤスは下駄を揃えると、居間に向かった。居間のドアをノックすると、ドアが開き、女将が笑顔で迎え入れてくれた。居間に入ると一斉にクラッカーが鳴った。「やっちゃん、お誕生日、おめでとう!今日で十九歳ね!」ヤスは自分の誕生日を忘れていた。見回せばば大将と女将の他に、娘の恭子と健さんが座っていた。恭子は今年で二十歳になると、女将から聞いていた。美術の専門学校に通っている。女将に似て、綺麗な顔立
チャーリー さん作 [303] -
レーフェンフックの冒険5話
左に進んで行くと、外の光はまるっきり入ってこず、真っ暗だった。全員で懐中電灯をつけて、地図をみながら、一つ一つ空洞になっている場所にいき、光草が生えていないか探した。カエルのヒッキは天井の方、タガメのミルは水中の底の方、あめんぼうのツクネは水中の脇をそれぞれ手分けして探した。レーフェンも光草がないか空洞の周辺をくまなく探した。その時…
メメ さん作 [176]