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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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最後の夏休み24
「俺は無力だ…」自分に言い聞かせるように戒はそう言った。「俺の声は届かない?俺は無力だぁ?笑わせるわ。」少女は鼻で笑う。 「貴様、それは誰に対する言い訳じゃ?わらわか?貴様の妹か?それとも貴様自身に対する言い訳か?!」少女は厳しい眼差しで戒をにらみつける。「言い訳だと…。」「そうじゃ。貴様は自分にはもう何もできない、出来ることはやったと、今の状況に絶望し、諦める自分を正当化しておるだけじゃ。そんな
ホッチキスさん作 [356] -
二人の姫と空の英雄26
その時!「リーフムーン!」竜巻はちりとなって、消えていった。なんと、そこにいたのは、サリナだった。「だ、大丈夫?危ない所だったわね。」クリスタルは「私に向かってその口の聞き方は!」サリナがキョトンとしながら「なんのこと?」すると、クリスタル軍団最高幹部ミリアが「クリスタル様!この者、能力滅亡世界にいったために洗脳が解けています!」クリスタルが「はあ!?洗脳が解けてる!?ふざけないでよ!あれは、特殊
ひびりんさん作 [330] -
二人の姫と空の英雄25
クリスタル城では、洗脳機からリコが出てて来た。クリスタルが「フフ!さあ、リコ。今度こそ、私の支配下になりなさい!」リコはクリスタルの側に行って… グサッ!!!!クリスタルは腹部を抑えて「リ、リコ。な、なにを…せ、洗脳されたはずじゃ…う!ゲホゲホ!」リコが笑って「なにを言っているの?洗脳?アハハハハ!悪いね!リコの体は私がもらった!」クリスタルが「あなた、誰!?リ、リコの体
ひびりんさん作 [330] -
最後の夏休み23
「なんじゃ、また諦めるのか。」一度聞いたことのある声が頭に響いた。それと同時に戒を取り囲む世界はみるみるうちに変わっていく。目に見える全てのものがその色を失い、目に見える全てのものがその動きを止める。唯一の例外を除いて…。戒の目の前のソファー、強盗が座ってるその隣に唯一色鮮やかな存在はたたずんでいた。戒が初めて池見にあった日の帰り、土手で見た少女だった。銀色の髪に赤いルビーのような瞳。西洋の貴族の
ホッチキスさん作 [356] -
ファンタジー時代 7 〜ウ○コ山を越えよう!〜
まず最初に、スヨンがオノを振りかざしてきた。ゼガは間一髪避けることが出来たが、よろけてしまう。「オノのスピードが…速い。」「オノ使いを遅いと思われたら…困るんだけど。」スヨンは今度、守りの態勢に入り、かかってこいと、ゼガを挑発してきた。ゼガは「うおおお!」とベタな声を出し、スヨンに攻撃した。金属音が森中にこだまする。「凄いパワー…。」スヨンは、なんとか振り切った。「どうだ?」ゼガはスヨンに自慢げに
るー6さん作 [343] -
子供のセカイ。245
(こいつは……、やっぱり許せないんだろうな、舞子のことが)美香自身はきっとそれほどには思っていない。舞子を説得し、救い出すことのみを念頭に起き、あとの感情はいつものように胸の奥底で噛み殺しているに違いない。それでもそこには、冷たい怒りが漏れだし、滲んでいた。“真セカイ”を脅かされ、自分の周りの人間が危険にさらされているというのに、何も感じないような人間がどこにいるだろうか。しかも、それをやろうとし
アンヌさん作 [310] -
最後の夏休み22
「いいことを思い付いたよ。」そういって男は歪んだ笑みを浮かべながら明へと近づいていく。「何…何なの?何する気なの?」明は恐怖で顔を引きつらせながら手を縛られた体を後ろ後ろへと引きずり下がる。「おい、お前…どこいくんだよ?何する気だよ?」男は戒の方をちらりと振り向くて楽しそうに応えた。「何って…楽しいことって言ってるじゃないかぁ。」男は明のところまで来ると明の体をひょいと持ち上げ戒の目の前にあるソフ
ホッチキスさん作 [365] -
最後の夏休み21
「そう僕の求めるものはぁ…」男はよだれを垂らしながら前屈みになり両手を横にだす。 ドカ!!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!蹴り。ただひたすら蹴り蹴り蹴り蹴り蹴り。男は横たわっている戒の腹部をひたすら蹴り続けた。「ごはっ!!」声にならない。 いや、声が出せない、息すら出来ない。戒が出来るのは胃液をだすことと苦悶の表情を浮かべながらただ丸くなることだった。「そうそう!僕が
ホッチキスさん作 [316] -
子供のセカイ。244
(今ここにいる少年が捕獲対象であるとは限らない……こいつを耕太の姿に仕立て上げることで、仕掛けた罠の可能性が大きいからだ)そう冷静に分析すると、ソラは苛立ちを隠しもせず、叩きつけるように耕太の腕を突き放した。石畳に少年が身を横たえるのを見もせず、城の方角へ向かって全速力で走り出す。(私達を撹乱し、その間に城へ侵入するつもりね)舞子様の身が危ない……。それだけを心の柱として打ち立て、ソラは白の乙女達
アンヌさん作 [348] -
最後の夏休み20
戒が気が付くと辺りは真っ暗で何も見えなかった。「痛っ!」どうやら自分は何者かに頭を殴られ気絶していたようだ。戒は痛めた頭を触ろうとしたが手が動かない。 縄か何かで後ろに手を縛られているらしい。幸い足は縛られてないようだが。暗闇に慣れてきてゆっくりと辺りの様子がわかってきた。「なっ!」戒は自分が置かれている状況をやっと理解した。戒が倒れていた場所は戒の家の居間。そして戒の周りには戒の他に3人の人間が
ホッチキスさん作 [349]