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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • ヤス#81

    ヤス#81ハヤトの頭から小さな光の玉が浮かび上がっていった。玉は大きくなり、ユウキの枝の上で姿を変えた。サトリだった。「ヤスよ、やったのぉ。見事じゃった。ふおっ、ふおっ、ふおっ」「サトリのおかげです。ありがとうございました」ヤスは深々と頭を下げた。「サトリ様。何とお礼を申し上げたら良いのやら…」「母様よ…良い息子を授かったものじゃ。大事にしてもらうんだよ。それにしても、艶やかしい姿じゃった。美し
    チャーリー さん作 [294]
  • ヤス#80

    ヤス#80シットは赤い口を最大に開くと、二人を喰おうと迫ってきた。「ぐぅあーーーっ!お、おのれーっ!」今だ!ヤスは振り向くと、手のひらに握り締めていたアイノツブテをシットの顔めがけて投げつけた。二つのツブテはシットの両目をえぐった。えぐられた目が炎で包まれた。「ぐぅあー!焼ける!目が焼けるーっ!」突然、ハヤトが跳んだ。ハヤトは凄まじい跳躍力で飛び上がるとシットの喉元に食らいつき、喉を食い破った。
    チャーリー さん作 [306]
  • 冥界王子11

    由香の体中が熱くなった。一気に熱が上がったような感覚に由香はクラクラする。「んー、お前やっぱり、匂う…。」王子の声が由香の耳元でいたずらっぽく響いた。「…香、由香!大丈夫?何やってんの!?こんなところで。」心配そうに由香の肩を揺さぶるクラスメートの姿に由香はようやく我に帰る。「あ…ここは?」やはり夢だったのだろうか?どうやら、由香は更衣室前のベンチで少しの間眠っていたようだった。「行くよ、由香。
    N さん作 [176]
  • 夕暮れの日に〜争いの国・その2〜

    「お久しぶりです、おじさん!」おお、ラトが敬語を使うのを始めて見たかもしれないぞ・・・「久しぶりだね、ささっ、こっちだ。着いてきなさい。」ラトの知り合いなら大丈夫だろう。 そう、考えていた。 この後に起こる哀しい真実など、考えもせずに。「ここまでくれば、もう大丈夫だろう」受付のおじさんはそういうと、ラトに「じゃ仕事があるから」と言い残し、行ってしまった。 「ラト、大丈夫なの?こんな微妙な場所で」
    グレイブ さん作 [331]
  • ヤス#79

    ヤス#79生まれて間もなく、小船に乗せられた。見送る人々の顔は霧がかかって良く見えない。木箱の蓋がされ、船が流されていくのを感じた。どこを流れたのか…船が小さく揺れ、蓋が開いた。赤い龍。生臭い息を吐きながら木箱の中をじっと覗きこんでいた。蓋が閉じた。そして、再び蓋が開いた時、老人が覗きこんだ。ヤスは、はっきりと自分が見えた気がした。魔界がこの世を席巻しようとしている。自分は龍神に選ばれたのだ。全
    チャーリー さん作 [302]
  • 夕暮れの日に〜争いの国〜

    この道を行けば 争いの絶えない賑やかな国にたどり着くらしい。 正直行くか迷ったけど僕の相棒ラトの多大なる我が儘により 次の目的地はそこに決まったのだった。「ねぇ、トト。」「トトのお父さんとお母さんって、どんな人だったの?」道を歩きながら、何気なしに聞かれた質問に、僕はどう答えていいか、戸惑った。 でも、やっぱり真実を話そう。 「もう、いないんだ。」「じゃあ俺と一緒だね!」そうだったんだ。「いらっ
    グレイブ さん作 [367]
  • ヤス#78

    ヤス#78純子は見えなくなった目を見開き、ヤスの背中を抱きしめた。悲しみと歓喜。涙が筋となって目尻から零れていく。涙は敷き詰められた南竹の葉を黄金色に染め始めた。その輝きは小さな波紋となって外へと広がっていく。純子は残された力を振り絞り、ヤスを深く迎えた。時折、ヤスの動きに合わせ、体が宙に浮く。「母さん、どうだ!気をやれそうか!」「ううっ…ああ…ヤス…私は…いつでも」「くそっ!まだ続けるかぁ!ヤ
    チャーリー さん作 [299]
  • 紅い女神〜五つの国?〜

    「やっぱり、ここにいた」鬱蒼と生い茂る木々の中にぽかりと空いた場所があった。「俺が生まれたのはここなんだよな」木漏れ日が佇んでいた少年の髪を蒼く輝かせた。「そうよ。泉の女神があなたを私達に託したの。この世界の切り札として」ウリューゼアは少年の前に広がる泉に視線を向けた。「でも、今はあなたも私達の仲間よ。出生がどうであれ、もうこの世界の住人でしょ。それより、皆が待っているわ。王弟殿下」「その呼び方
    おねえ さん作 [211]
  • 冥界王子10

    王子は朝の光が眩しく降り注ぐ校庭の中心に立った。由香とリュクスは王子から少し離れた場所でそれを見ていた。王子の足下には粉々に割れた鏡の破片が一まとめにされていた。まもなく、校庭の中心にゆるい風が巻き起こった。王子の銀の髪が空に向かって舞い上がる。王子の周りに吹く風に乗って鏡のカケラが輝く光の帯となって宙に舞い、王子の周りで螺旋を描いた。…ゆっくりと、光の帯は昇り、そして空へ吸い込まれて行く。由香
    N さん作 [204]
  • TwIN wORLD 招待?

    Lv10。この世界じゃかなり高尚な敵。Lvは個々の能力と敵の強さに関係する。自分達の能力 Lvの合計値が敵の Lvの2倍以上が最低条件。彼らの能力合計値は20。僕のキャラクターの能力はLv11。最強の一歩手前。イルア。この世界の、TwIN wORLDの10番目のキャラクター。この二人さえいればLv10など敵にならないだろう。イルア[じゃあ早速行こうか?]二人は二つ返事で同意し、すぐさま討伐に向か
    I'll. さん作 [173]
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