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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • 冥界王子9

    「嫌だね。」王子は言った。「鏡の中を選んだのは、あの娘だ。お前の勝手な考えで例外はつくれないね。言っただろう?一度死ねば、やり直しはきかないと。」「…彩にやり直しがきかないなら、あたしには無理なの?彩をこの世に戻せなくても、少しでも彩の為に何かしたい!」「王子。聞く事はありません。ヒトのエゴにすぎません。」リュクスの言葉が終わらないうちに王子がクスッと魅惑的な笑みを浮かべた。「あの娘の望み通り、
    N さん作 [215]
  • ヤス#77

    ヤス#77飛び散った血が、シットの血を浴びて枯れた草を赤く染めると、黒く枯れていた草が青く蘇える。それを見たシットが一瞬たじろいだ。「な…なんと…流石に神に選ばれた子…何があっても我が世界へお前を連れて行くぞ。この世を再び我々の物にする為…お前は邪魔なのだ。覚悟せいっ!」シットが再びヤスを攻めたてる。ヤスの背中は血で真っ赤になっていた。振り下ろされる鞭。飛び散る血しぶき。こぼれ落ちる血の涙。枯れ
    チャーリー さん作 [315]
  • ヤス#76

    ヤス#76眼は海底の海老の様に赤く光っている。その眼の奥には嫉妬の炎がメラメラと燃え上がっていた。ヤスと純子の動きが海原の波のようにゆっくりとうねりはじめている。純子はあえぎ、細い足をヤスの逞しい太股に絡めている。ヤスの一物が純子の中にゆっくりと打ちこまれる度に純子は顎を上げ、喜悦の吐息を零していた。何者も寄せつけない愛の行為をシットは見せつけられた。シットの情念は極限に達している。眼の赤みは更
    チャーリー さん作 [277]
  • ヤス#75

    ヤス#75ユウキの上に小さな光る玉が浮いた。その玉がゆっくりと降りてハヤトの体の中に消えていった。ハヤトは微動だにせず、ヤスと純子の行為を見つめている。「母さん…どうだい?…つらくはないかい?」「ああ…そんなことは無いわ…ヤスを求めるのは、とても気持ちの良いものよ」「もっと、求めてもいいかい?」「ヤス…求めて…母さんを求めて!」「母さん…母さん。愛しているよ!」ヤスが純子を強く抱きしめると、純子
    チャーリー さん作 [284]
  • ヤス#74

    ヤス#74「分かっているよ。もう、すぐそこまでシットが来ているみたいだ…急がないと…」「ヤス…母さんを抱きしめて」ヤスはやつれ果てた純子の体に負担をかけないように重なっていった。唇を重ねると、純子はヤスを迎える体勢をとった。ヤスは右手にアイノツブテをしっかりと握り締めている。握り締めた手が汗でシットリと濡れているのがわかった。左手で己の一物を握ると母の愛の入口にあてがった。「母さん…いいかい」「
    チャーリー さん作 [294]
  • ヤス#73

    ヤス#73「母さん、もう少しだからね。頑張るんだよ」「うん…大丈夫ヤスは山の斜面を登っていった。柔らかい土に足をとられそうになりながらも大地をしっかりと踏んだ。ユウキの下に着いた。「母さん、着いたよ。ここで戦うんだ」「ああ…とうとう来たのね」「うん。さあ、着ているものを脱がせるよ」「うん…」純子の体は肉が削げ、痩せこけていた。ユウキの下に寝かせると、塩を木の周りに円を描くようにまいていった。そし
    チャーリー さん作 [316]
  • 冥界王子8

    「俺?…… 俺は…リュクスだ。」「…リュクス…さん?」 「…王子、私の名を語るのはおやめ下さい。」初めて聞く声に由香が振り返ると、教室の窓辺にいつの間にか誰かがいる。長髪の女性…?それは正確には男性なのだが女性にも見える繊細な顔立ちが由香を混乱させる。「…リュクス、居たのか。」「居たのか、ではありません。王子!冥界にそろそろお戻りになりませんと…!」冥界!?王子?由香は訳がわからなくなった。も
    N さん作 [242]
  • 紅い女神〜五つの国?〜

    「皆、買い被り過ぎだよ。私はエリシア姉様の代わりに過ぎないのだからさ。」少女は両手を振って否定した。「はいはい。そういうことにしておきましょ」国王は照れている少女がどれほどの危機を乗り越えてきたか、わかっていたがそれ以上言わないでおいた。「そう言えば、1人足りないな」国王は周りを見回して言った。「お前の優秀な弟が来てないんだよ」白銀の髪をした青年が答えた。「ウリューゼア、リュウの居場所くらい、判
    おねえ さん作 [246]
  • 冥界王子7

    「彩は、あたしがきっと憎いよ」「憎いとは思っていないよ。」銀髪の青年は言った。「お前だったら、憎いと思ったり、嫌いな相手を側に引き寄せたりしないだろう?」「自分でこの世を去った人間は、この世から離れられなくなって何かに依存し続ける。あの娘はあの鏡だった」「お前を鏡に引き込もうとしたのは一緒に居たかったからじゃないのか?」「彩はまだ鏡にいるの?」「一度、自分で命を絶てばやり直しはきかない。この世か
    N さん作 [200]
  • 紅い女神〜五つの国?〜

    そこは千人は入るであろう、かなり広い謁見の間。今そこで一段と高い玉座に年若い青年が座していた。「皆、息災で何より。地神界の侵攻は更に激化してきている。今こそ我々が力を合わせ、この世界を守る時である。国々の垣根なく、この災厄を乗り越えていこう」国王は居合わせた数百人の前で宣言した。そこに居並んだもの達は深々と頭(こうべ)を垂れた。謁見の間から離れた王政国城の端にある東屋に8人の年若い青年達が集まっ
    おねえ さん作 [213]
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