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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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バル王国の王子
ギュルゾール地方にバル王国という美しい国があった。すべてが満ち足りた、平和な国だが、一つだけ秘密があった。それは、国王が竜だということ。それは、国の者以外、誰にも知られてはならないこと。王の名はガーヴェン。六歳の時、城の裏にある泉の精にいたずらをして、竜に変えられてしまった。それでも、そのときの王、つまりガーヴェンの父のアルフは竜になったガーヴェンを見捨てず、後継ぎとして立派な王に育て上げた。心
BB太郎 さん作 [430] -
リトルブルー???【黒竜キシュンダオラ】
[なんだありゃ][竜。か?][でかいね]三人の目の前にある黒い塊それはところどころに赤い入れ墨のような模様があり、その姿は神をも彷彿させるほどに神々しい【人間どもよ、愚かなる戦。ご苦労であったな】天から降ってくる声それが目の前にいる竜のものだとすぐに分かった【リトルブルーの血は潰えたと思っておったが、まだ残っていたのか。しぶとい一族であるな】単語の一つ一つに重みがあるその重みに耐えきれずに壊れて
あヤッペ さん作 [219] -
ヤス#42
ヤス#42アイが近づいて来た。ヤスは逃げようとしたが、金縛りにあったように体が動かなかった。声も出ない。アイはヤスに覆いかぶさるようにしながら、ヤスの腹に掌をそっと乗せてきた。アイが動く度に、ぶら下がった乳房がュラュラと揺れている。ヤスは先端の赤いグミの実を凝視した。熟したグミの実は甘い。そんなヤスの心中を見透かしたかのように、アイはその赤い実をヤスの口元まで近づけて来た。ヤスは催眠術にでもかか
チャーリー さん作 [361] -
ヤス#41
ヤス#41「分からないが…困る」「ふふっ…では、ここでじっとしていますね」「そうしてくれ」ヤスはアイに背中を向けた。薄明かりの中、時間だけが過ぎていく。ヤスは背中にアイの気配を感じながら眠れないでいた。開いた目は焦点が定まっていない。障子越しに庭の植え込みの小枝が揺れているのが見える。だが、神経は背中に集中していた。ふと、衣擦れのような音が聞こえてきた。ヤスがゆっくりと振り返った。振り返って口が
チャーリー さん作 [451] -
ハート×ハート3
アイリは、目を覚ました。そこは、アイリには、知らない場所だった。足元は、グラグラと動いていた。「何ここ?フリア、どうなったの?教えて〜。」「おっ目が覚めたか?大丈夫か?悪かったな。」そうドアを開けながら、男の人が言った。男の人は、とても美形でたくましい体つきをしていた。「あの〜ここはどこであなたは、誰ですか?」アイリは、驚くほどに冷静だった。「ああ、すまない。俺は、カイトだ。そしてここは、貿易船
里奈 さん作 [337] -
悲しみの空?
闇は僕におしえてくれた…コレは悲しいことだと…気が付くと僕は闇から戻っていた。女の子がダンボール箱を持って目の前に立っている。「だいじょうぶ?」さっきまで、あんなに泣いていた子が僕を心配そうに見つめてくる。「うん、平気…」今のこの子を見ていて、僕はとても怖いことを考えていた。いや、むしろソレは確信に近かった。幼いなりに、いや、幼いからこそとても怖いことをこの子に聞きたかった。「じゃあミーちゃん埋
桐生徳人 さん作 [455] -
悲しみの空?
[何か]は腕を伝って僕の頭の中に入ってきた。それと同時に頭に激痛が走り、僕の意識はどこかへ飛ばされてしまった…白い…何も無い…世界。頭の激痛は治まらない。「いた…いっ…痛いよ…母さん…」その時僕の目の前に[何か]が現れた。そこにはあの死んでいた猫がいた。僕は意思とは関係なく、その猫を抱いて撫でている。「コレは…何?」始めはわからなかった。でもしばらくして、僕は唐突に理解した。「…あの子とミーちゃ
桐生徳人 さん作 [415] -
HappyTree
「白い羽根…?」目の前には森があってそこには あなたがいる。天からの光が木漏れ日となりたまたま私には背中から生える天使の羽根に見えたのだ。癒されてしかたがない…笑顔が眩しくて直視できない。私は…あなたばかりを見ていた。ずっと追い続けていた。あの時までは…
mina さん作 [153] -
ヤス#40
ヤス#40「あ、そうだった…」「一…ニ…三…」母が己の膝を割り開き、ヤスの背中を抱きしめて一緒に数えてくれた。「…八…九…十ニ…」「ヤス…いくつまで数えるの?」「うん…三十まで」「はい。三十までね…十四…十五…」結局、五十まで数えきったヤスは、赤い顔をして風呂から上がった。ヤスは洗いたての猿股とシャツを着ると、自分の部屋に入った。布団を敷くと、その上で大の字になった。部屋には電灯がない。月あかり
チャーリー さん作 [347] -
ヤス#39
ヤス#39「好きだから、やっているだけさ」「ヤス、愛しているわ」ヤスは鼻から血が吹き出しそうになった。母が背中から強く抱きしめてきたのだ。背中に母の乳房の弾力を感じた。「お母さん…」「何?…ヤス」「俺もお母さんが好きだよ。大好きだよ」「ふふっ、うれしいわよ。ヤス。さあ、こっちを向いて。前を洗いましょう」ヤスは、大好きな母に体を洗われながら、頭がボーっとしてきた。「ヤス。終わったわよ」「あ…うん。
チャーリー さん作 [360]