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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

  • ヤス#19

    ヤス#19陽が真っ赤になって水平線に沈んでいった。また、背中で気配を感じた。すぐ後ろは雑木林になっている。その雑木林から、気配を感じたのだ。枝が折れるような音がしている。「ポキッ…ポキン」辺りは薄暗く、焚き火の周辺だけが炎の灯りでユラユラと揺れ動いていた。雑木林が、また鳴った。動物は棲んでいないと聞いている。ヤスは背筋が凍りそうになった。「ポキンッ」「だ、誰かいるのか?」「ポキ」「うわっ!」ヤス
    チャーリー さん作 [355]
  • ヤス#18

    ヤス#18ヤスは腹を決めた。腹が座ると急に腹が減った。幸い獲物は食べ切れないくらい採った。それを焼いて食おうと思った。マッチはある。ビニールの袋に入れて持って来ていた。潮がどんどん押し寄せてくる。ヤスは満潮になった時の海面の位置を予測して火をおこした。慣れたものである。火は次第に大きな炎となった。ヤスは磯カギに一番大きなアワビを刺すと、その焚き火で焼いた。サザエも投げ入れる。しばらくすると、香ば
    チャーリー さん作 [362]
  • 輸送船シロナガス

    時は宇宙歴2125年13の月1日第三次銀河大戦の真っ直中太陽系の第三惑星所属の銀河最大の輸送船シロナガスは、次の輸送先へと向かっていたその機関室では、二名の女性整備士が修理を行っている「シュガー。スパナをちょうだい」背が高い黒髪の整備士が、栗色の髪の身長が低めの彼女に言った「あ。はい。」スパナを手渡すそこへ別の声が割り込んできた。声の主は見えない『ラテ。どうだ?』「かなり損傷が激しいです。モカさ
    なまけもの さん作 [263]
  • ヤス#17

    ヤス#17割れていた海は濁流と化していた。その濁流幅が50メートルはある。とてもヤスに渡れる物ではなかった。「くそっ!おそかったか…」もう崎戸島には戻れない。次に潮が引まで半日はかかる。ヤスは孤立してしまった。島は目の前である。二百メートルも歩けば、自分の島に帰れるのだ。だか、ヤスには手も足も出なかった。水深はまだ1メートルくらいだろう。だが、流れが早過ぎる。流れに飲まれたら、間違いなく溺れるだ
    チャーリー さん作 [376]
  • リトルブルー??0【父と子】

    翌日。約束どおり外に出る小屋の中ではサクラとレイン、ナタクにリィナがまだ夢の中を旅しているだろう後ろにはザックとまだ寝たりないのかザックにもたれながら器用に眠る青なにもない荒れ地に太陽が顔を出す遮るものがないこの土地を朝日が煌びやかに彩り始めていたふと遠くに目をやると黒い人影と二本の十字架が見えた僕は何も言わずにそこに向かって歩くザックと青もついてきているらしく、砂利を靴で擦る音が後から後
    あヤッペ さん作 [189]
  • フェニックス 25

    先に仕掛けたのはヴァロール。ゼノスとの間合いを詰める。その途中。そこに置いていたかのように、何もない空間から剣を取り出し切り払う。素手での攻撃を予測していたゼノスは虚を突かれ、反応が遅れる。上体を反らしながら後ろに飛び退く。傷は浅く、皮一枚切っただけ。続く上段からの一撃は受け止める。睨み合う二人。口を開いたのはゼノス。「前よりもやるようになったんじゃないか?」「当たり前だ」ゼノスを押し飛ばし、前
    導夢 さん作 [286]
  • フェニックス 24

    黒の戸張が空を覆いつくし光を頑なに遮る。新月の夜は、陽の光を反射し暗い世界を僅かに照らす月も無い。フィーナ騎士団が遠征から戻り、崩れかけた戦線は何とか持ち直すことが出来た。フィーナ騎士団陣営「現在の状況はどうなっている?」一息ついたところでフィンは部下に尋ねる。「増援の量が多く、当初の予測よりも厳しい戦いが強いられていたようでしたが、我々の加勢により戦況は五分といったところです。現在、モンスター
    導夢 さん作 [246]
  • ヤス#16

    ヤス#16そろそろ帰る時間だという事は分かっている。そして、これで最後だと自分に言い聞かせて潜った時、イセエビを見つけた。ざっと見ただけでも十匹はいるだろう。心臓の鼓動が早くなった。水面に顔を出し、思い切り空気を吸い込むと再び潜った。ヤスは用心深くイセエビの潜む岩陰に近づくと、磯カギを叩きつけた。「ギィ!」とイセエビがないた。三度潜って、三匹のイセエビが採れた。残りは逃げてしまった。ヤスは大満足
    チャーリー さん作 [369]
  • ヤス#15

    ヤス#15そうする事でメガネが曇らないのだ。海水で濯ぐとメガネをかけた。磯カギを持って、ゆっくりと海中に潜った。海中は一切の音が消え、シンシンという音だけが響いた。早速、サザエを見つけた。一旦、水面から顔を出し、大きく息をすると水しぶきを上げて潜った。一個、二個三個…あるわ、あるわ、一潜りで五個のサザエが採れた。今度は岩棚の裏側を覗いた。平べったい石のような物が貼りついている。アワビだ。しかも、
    チャーリー さん作 [414]
  • カスティア物語4話

    父さんから聞いた限り、妹は母親に引き取られ、その後母親は金持ちの男と再婚したらしい。世界の金持ちが集まるのはここ、バスタリアだ。だから手当たり次第聞いて回ることにした。「じゃあ、僕は行くね。」「ちょっと待って」「…?宿代なら払っとくよ?」「そんなこと当たり前。そーじゃなくって、私達も連れてきなさいよ。」(こいつ…妹が金持ちの家にいるんだから運がよければ高値のもの、くすねられるかも…)「なんで?
    さん作 [226]
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