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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ナイト・オン・ドラグーン【75】話
『オレ、村ノニンゲンミナゴロシニスル』ゴンザレスは振り向き子供に言った。しかしその子供は少しも動じない。無言で自分を見上げてくる。『あなたの眼…』『…?』子供がゴンザレスに近寄る。『なんて哀しい眼をしてるの?』ゴンザレスはその言葉に少し怒りを覚えたが…『ダマレ…オマエもシニタイノカ』『その哀しい眼は何かに脅えているみたい…』凄い剣幕で子供を睨むがやはり動じた様子はない。『怯えル
milk さん作 [292] -
リトルブルー??【動き出した導】
[だから言ったでしょ〜が!油断してかかるからぁ、も〜]ナリータがイスに腰掛けながら怒ったギシギシと椅子が軋むそんなナリータの目の前でタバコを加え、腕を組む男がいた[しゃあねぇじゃん!!いきなりだったんだからよー]フーッと煙草の煙を吐き出す男まったく反省はしていないようだ[んで?あの2人はどした]話をそらした男にナリータはムッとしながらも答えた[いないよ、今はスバルにいるかな]空中に目を泳がせ、ナ
あヤッペ さん作 [195] -
ナイト・オン・ドラグーン【74】話『小さな巨人、大きな子供』
『いたぞーっ!森の方だ!』背後で自分を追ってくる者の叫び声が聞こえた。心臓が一瞬、高鳴りさらに森の奥へと走る。巨体を揺らし、どこか獣じみた動きでゴンザレスは必死で逃げた。もう何時間ぐらい追われ続けているのだろう。体力の消耗が激しい、息が上がっている。『ウォォォ!』雄叫びを上げながらそれでも走った。人里に降りたのが迂闊だったと後悔した。村に入るなり、村人達は自分を攻撃してきた。そして、必ず自分
milk さん作 [240] -
ナイト・オン・ドラグーン【73】話『ゴンザレス』
門を守る務めは、なんて退屈なのだろう。リオは軽く背伸びをする。別に村の入口を守っているわけではないのだが、自ら進んで門番をしているゴンザレスが気に掛かったのだ。『はぁ〜本ッ当、退屈…』わざと大きく言うが、ゴンザレスは少しも動じない。ただ、無言で立っているだけだった。その視線は遥か遠くを見ている。反応がないのはさっきまで敵同士だったからか…まだ自分を警戒してるのかもしれないとリオは思った。
milk さん作 [238] -
ナイト・オン・ドラグーン【72】話『砂の村』
”砂の村”は森を抜けた先にあった。しかし砂、という名前の割には村の周囲は岩山で囲まれている。錆の町に似た構造だとアインは思った。 『ここが…砂の村…だ。』リリーナが振り向きざまに言う。村の入口と思われるアーチをくぐる。『オレハ、イリグチデ、マッテル』そう言うとゴンザレスは肩に乗っているリリーナを降ろした。無言のまま振り返り、入口へと向かう。アインとリオはその後ろ姿を見返す。『ゴンザレ
milk さん作 [247] -
ナイト・オン・ドラグーン【71話】『信頼』
『ゴンザレス…大丈夫…?』リオの炎を打ち消し、大男を庇った人物が心配気な声を掛ける。小柄で魔術の衣を着込んでおり、背丈より高い杖を携えていた。『あなたたちは、誰…?』こちらに向くなり疑問の言葉を吐き出した。アインはその顔を見る。その瞬間、唖然した。『え…!?子供…?』アインが言うより早くリオが叫んだ。『俺達は人を捜している。それだけだ』手に持っている剣を鞘に納めながらアインは言った。魔術師の
milk さん作 [270] -
リトルブルー??【恨み】
[はなして!][ダメ]スンがレインの手首を掴んでいた[レイン帰ろう、天界に帰ろう]呪文のように唱えるスン[スン、いい加減にしないと・・・]レインの黄金色の髪が、静電気で逆立つそれでもしつこくスンは続けた[帰ろう、レイン。僕と天界に帰るんだ]ピリッあたりの空気が変わる瞬間・・・!!バリバリバリバリっっっっっ!!!!!!!!!レインの手首とスンの腕を通し、多大な量の電気が流れたぼぉぉん小爆発が起こり
あヤッペ さん作 [240] -
リトルブルー??【失うかもしれないモノ】
[血ぃ止まったかよ]ザックがはぁっとため息ついてクーロンに問い掛けた[・・・・うん・・まぁ止まった・・・・かな]曖昧な回答をし、神闘布を頭に巻くバンダナのようにしてみたが神闘布は長いので巻きずらい[じゃあ行こうぜ〜、青とかも気になる]うんとだけ言ってゆっくり立ち上がる[そうだね・・・・心配だよ・・・・]ハハと軽く笑い、テケテケと歩き出した[お前もな]ビクックーロンの足が止まる背後ではザックが
あヤッペ さん作 [230] -
ナイト・オン・ドラグーン【70】話『猛襲×撃退×新たな敵』
『タチサレ…!!』3メートルぐらいの岩で出来た大男が呪文のようにその言葉を繰り返す。『タチサレ…!』今度は両腕を振り上げ、ハンマーのようにアインとリオの頭上に降り掛かる。『避けろ!』落下してくる岩の影から左右に二人は横に跳んだ。地響きが鳴り、足元が揺らいだ。その地面を揺るがすほどの破壊力は受け止めていたのなら、確実に押し潰されていただろう。ゴーレムが叩きつけた地面は陥没している。『なにするんだ
milk さん作 [249] -
リトルブルー??【アクスアの苦悩】
[なぁアクやん、アクやんはどう思てるん?][はぁっ?!]イライラしてた俺はなんか大人げなく美青に怒鳴った美青はなんか悲しそうな顔面して、気持ちわりぃ[青ちぃのコト、どう思てる?]チッ、美青に聞こえるぐれぇデカく舌打ち本人そんなに気にしてないようだけどな[ガキだ!!お前とおんなじガキンチョ!]皮肉って言ったいっつもコイツとの会話はこんな感じだなんだが今日は違ういつもならここで突っかかってくるはずだ
あヤッペ さん作 [370]