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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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フェニックス 8
「……」警備員達は皆、そんな馬鹿な、といった表情だった。クロウはただの雇われた傭兵。しかし、その実力を知らないわけではない。クロウが地に伏したこと、それは彼らにとって相当な衝撃を与えた。何か行動を起こそうとする者は誰一人いない。警備員達の中には。動いたのはゼノス一人だけ。塀まで駆け寄り、僅かな凹凸に指をかけ驚異的な握力でよじ登る。警備員達が我に返ったころには、ゼノスはもう塀を登りきり飛び下りたと
導夢 さん作 [490] -
神の悪意 〜代償〜
見慣れた風景、聞き慣れた音、気付くといつも通る道、僕は線路を走る列車の如く毎日を過ごしてた。2068年9月15日肌寒さを感じさせる風、僕は通学する。僕の名は水鏡院 零[すいきょういん れい]都内の私立中学に通う3年生、成績はトップを維持している。遺伝で髪は銀髪だ。運動は武術に関しては負け知らずでもある。「零君、何を見てるのですか?」「空をな・・・。」「そういえば、久しぶりの晴れですね。」今、僕と
鬼大根 さん作 [488] -
【ナイト・オン・ドラグーン】21説
「そうか。マナ、助けてくれてありがとう」そう告げてアインはマナを見た。淡い金色の髪、見るからに真っ白な肌。そして一番印象的だったのは紅玉を思わせるかのような透き通った紅い眼だった。アインは一瞬、心臓が飛び出るのではないかという胸の感覚を覚えた。ジャックやエリス、ましてや他の人達には抱くことはない感情。人と対峙しただけで胸が高鳴るたど、アインには初めてのことだった。しかし、それが何なのかはわから
ミルクボーイ さん作 [484] -
Oracle:15-7:デクロス入国
第6ディメット暦187年14月03日〜均衡を保つ街 サリュトス〜「清浄なる水よ、穢れを払え!ウェーブ!!」「!!ぬおぉぉぉぉ!」バランスを崩した状態から立ち直れず、アストンはウェーブの餌食となった。「やったのか?」4人は壁にぶつかったアストンに恐る恐る近付こうとした。『ズドォォォォン』巨大な岩が空から降り、一瞬4人の動きを止める。「悪いけど、アストンは引き取らせてもらうよ。」そこに現
ガレック さん作 [477] -
セント・メリノール学園物語〜catch・for・love〜
ここは、いっけん普通の学園に見えるが……実は魔法の授業を扱う学校だ。そのうえ全寮制でもあり、そこそこの実績はある。寮は男女とも別れており、ごく普通の民家にそれぞれ8人の生徒が住んでいる。他の人間にばれないようにこうしているのだが…えっ?学校にはどうやって通うかって??それはもちろん!魔法学校なのだから、家をでた瞬間‥学園に到着するってわけで…さて、前おきはこのくらいにしといて…そろそろ始めようか
スコッチ さん作 [438] -
貴方の名前は…其の?
なっちーは、謎の幼児を連れて公園を出た。可愛く、手をつなぎ歩く姿は、まさしく幼い姉と弟のようだった。なっちーは、幼稚園で教わった、知らないオジサンに付いて行っては駄目よ。の教えを思い出した。「そうだわ!きっとこの子は、知らないオジサンに付いて来て、公園に来たんだわ」独り納得した、5歳児なっちーである。貴方は、その知らないオジサンと同じ存在だとは考えない。しかし、なっちーはシッカリ交番を目指して歩
亜樹 さん作 [397] -
ディフェンド? ”進む” 65
2人は、晶がいる別荘に向かって走っていた。 「啓吾!」 怜が啓吾を呼んだとき、2人の周りは黒い服を着た男たちに囲まれていた。 「あと、もうちょっとなのによ・・・」 2人のいる所から別荘まであと、100メートルほどしかなかった。だが、囲まれたいじょう戦うしかない。 「いくぞ」 「うん」 啓吾と怜は左右に別れて男たちを次々と倒していった。だが、倒しても次から次へと男たちが現れた。 「これじゃ、きり
梓 さん作 [451] -
SPhinX 1-1 闇
月のない夜だった。 春の穏やかな風が、まだ冬のにおいを残す夜の闇を、そっと撫でていった。その風を避けるがごとく、闇の深いところに彼らは潜んでいた。切れかけた電球がしがみつく電信柱の後ろ、もさもさと茂る植え込みの中、乗り捨てられた車の下、、、影という影の中で、彼らは息を殺して潜んでいた。 そもそも彼らは息をするのだろうか。彼らは本当に存在しているのだろうか。そう疑ってしまうほど、彼らの気配は感じ
瑛彪・玄彪 さん作 [373] -
【ナイト・オン・ドラグーン】封印の紅、背徳の黒。20説
今、アインが最も憎み、忌み嫌っている者の声が谷間に響いた。「ジーク……!」岩陰から、一斉に兵士や魔術師達が姿を現わす。先回りされていたのだ。途中、翼を休める為に森に降りて休んだのが裏目に出た。ジークは、宮殿から高速艇を休みなく飛ばしてきたのだろう。「貴様の小賢しい企みが見抜けぬとでも?甘いわ」うかつだった。アインとレグナが暮らしていた場所くらい、騎士団の記録を調べれば簡単にわかる。他に行く
ミルクボーイ さん作 [527] -
貴方の名前は…其の壱
なっちーは、五歳の女の子。本名は奈津子なんですが…チョット男の子ぽい女の子です。彼女は、幼稚園から帰ると、何時もの様に、近くの公園に遊びに来たのだった。「まんま…」…?あれ!なっちーは、自分のスカートにすがりつく、2〜3歳の男の子が、居るのに、不思議な気持ちに成ったのだった。「貴方は誰?何処から来たの?」しかし、相手は幼児…なっちーも幼児ですが…相変わらず「まんま…バイチャ…マイマイ…」意味は、
亜樹 さん作 [385]