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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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へぶん?
ふいに、春香は拓也を見た。その時、拓也の顔に何かが映った気がした。なにかはわからなかったが、直感的にイヤな予感がした。見間違いかと思い、春香はきつめに瞬きをした。その様子に気付いた拓也が、心配そうにこっちをみてこう言った。「どないしたん?どっか痛いん?」春香は、大丈夫やでといいながら、さっきの拓也の顔に映ったものの事について考えていた。(さっきのは、なんやったんやろ)と心の中で呟いた。拓也は、楽
夢見大 さん作 [352] -
ディフェンド? ”大丈夫” 64
「龍華さん!」 龍華がドアを開けると、そこには啓吾と怜がいた。 「2人とも大じょ・・・」 「龍華!」 龍華は膝を地面についた。秀たちと戦ったときの傷が痛んだようだ。すると、藻は龍華のブレスレットのボタンを押した。 「何するんだ藻!」 龍華は藻を睨んだ。藻は自分のブレスレットのボタンも押した。 「龍華、そんな状態でキミを戦わせるわけにはいかない」 「俺は戦える!」 「龍華・・・」 啓吾は小さい
梓 さん作 [356] -
【ナイト・オン・ドラグーン】封印の紅、背徳の黒。18説†
飛ぶぞ、と告げられた時にはもう、翼は風に乗っていた。宮殿がたちまち小さくなる。「いったい何をやらかしたのだ?」「団長のジークを敵に回した。父さんが…オローが死んだのは、あいつのせいだったんだ」何もかも、ジークの思惑どおりになってしまった。オローは死に、自分はこうして追われる身となった。「儂は驚かぬぞ。妬み、憎しみ、裏切り。人間にはよくあることよ」「人間には……か。」(結局、自分は人間にはなれ
MilkBoy さん作 [440] -
光マツリ12
初対面なのに、ちびっ子だの、猿だの言われてツキは怒りを覚えたが、それより、人生にピリオドを打つか・打たないかくらいにショックを受けていた。それ以前に、もっとありえない現実にぶち当たっていたので、なんとか立ち直ることができた。『オレな、実は未来が読めるんだ。』『え?』二人同時に尋ねる。『だから…』『うそだ!!』二人は信じなかった。でも、シゲの言ってる事が本当なら、さっきのストーカーを思わせる言
かぁ さん作 [338] -
光マツリ11
とつぜんツキ達に、『迎えに来た』という男。ツキは意味不明な男に、言った。『何で、オレの名前知ってンの?町の長が何でこんなとこにいるんだ…って、どうでもいいけど、オレいそいでるんだ。じゃ。』ツキはあっさりと、そのシゲやら言う男をかわそうとした。『サーカスでみたぜ。あれが原因で売られるハメになったんだろ?』ツキもチィもびっくりした。この人にも見えてたのか!!……でも何で詳しいことしってるんだ?やっぱ
かぁ さん作 [349] -
Oracle:15-5:デクロス入国
第6ディメット暦187年14月03日〜均衡を保つ街 サリュトス〜『ガキーン!』リオンの剣とアストンの鑓がぶつかり合い、火花が飛び散り、複雑な旋律を奏でる。「そういえば禅煌。般若鮮血とかって具体的にどんな物なの?」「ウム、夜叉は極度の興奮状態になると『夜叉』になる。つまり夜叉化しない限り夜叉は人間とさほど変わりは無い。 それで、般若鮮血の事だが、これは夜叉が興奮状態にならなくても夜叉化できるよ
ガレック さん作 [348] -
MORTAL〜カケガエノナイモノ〜第4話
「・・・・・・。」「あらあら?図星?・・・図星だわねぇ〜貴方は人を信じることが出来ない。それは、日常生きる上での些細なことならば別。でもね、究極的に、根本的に、もっともラジカルな部分では、貴方は絶対に人を信じない。まぁそれってのは、ずっと一人で生きてきた貴方が、この世の中を生きるための処世術であったのだろうけれど。」彼女はさも自分が経験したかのように続ける。「何があっても相談することなんて出来な
コナタ さん作 [605] -
フェニックス 5
―三日後―\r街はシンと静まりかえり、隠れた太陽の光を月が反射し闇を僅かに照らす。メモに書かれていた場所―エクネの屋敷にゼノスは向かっていた。住宅街から離れ、閑散とした所に屋敷は建っていた。多くの照明が中庭や塀の周りに設置され、門の前には帯剣した警備員が立っていた。敷地内にも、不審者がいないか警備員が巡回していることだろう。ゼノスは門の警備員に告げる。「エクネ=モイトーラに面会したいんだが」こん
導夢 さん作 [479] -
らららバースディ
23年前の1月25日セントラルセル駅廃棄物置き場。私は捨てられていた。私はまだ生まれて間もない姿で血が付いたカシミヤのカーディガンに包まれていたのだ。第一発見者の「乞食のロイ」はセントラルセル駅周辺でも名の知れた乞食である。彼は乞食の格好には到底思えない格好をしているので「富豪乞食」と皮肉ったあだ名で呼ばれているのである。ロイはその日もどこで拾ったか、はたまた盗んだのかわからない毛皮のコートを来
ぽんぽこ さん作 [479] -
弟さん
俺の弟は車に引かれそうだった俺を助けて死んでしまった。 全て俺のせいで死んでしまった。 だからそれを理由にして俺は野球を辞めて、学校も休みがちになって、つまんない人生を送っていた。俺はただ誰かから心配して欲しかっただけだったのかもしれない。そんな俺に俺の親友が家に訪ねにきて俺に言った。「おい!!あんまり甘えてんじゃねえぞ!!こんなんじゃ死んでいった弟が死んでもしにきれねぇぞ!!」俺はこんな俺に親
バナナ さん作 [1,203]