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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ジャスティスフール3―1
矢沖と小百合から逃げ切った貴柳 雪は、人通りの多い街中を家に向かい歩いていた。「俺が何したっていうんだよ……」 わけがわからない出来事に身の危険を感じながら、自分を落ち着かせるように雪は小さく呟き、矢沖と小百合がいないか周囲を見渡すが二人はいなかった、後ろの方に黒いマントを羽織った者と姉の江美が見える。「姉さん?……姉さんだ!」 助けを求めるように江美に近付こうとすると、江美と黒いマント
奇空の朱 さん作 [312] -
【ナイト・オン・ドラグーン】第1章〜始まりの時〜続。6説
空は快晴、太陽の位置は1番真上に差し掛かる。季節は春、緑や華々が広がる山と平地。太陽は、帝国軍撃退のためすでに要塞化したアンクレット城を照り付けていた。いくつものの城の砲台が黒く光りに反射した。そして、2階の外の中庭には弓兵部隊が大勢構えており、見晴台からは魔術士部隊。城の周りは、重歩兵が囲んでいた。空からの攻めも、陸からの攻めも万全の体制であった。2階中庭から攻めくる、帝国軍を眺めている男がい
ミルクボーイ さん作 [657] -
魔女の物語
『チョット…本当に行っちゃうの?辞めといた方がいいよ』『いいの!もう決めたんだから絶対行く!!ジョナサンがなんと言っても行くもん』あたし魔女のティラ。人間界にどうしても行ってみたくてこの日、魔女の国〔ウェバーリース〕を旅立つことにした。猫のジョナサンゎほっといて、あたしの人間界での魔女の物語は、今始まる…
リンゴ さん作 [428] -
ムーンマジック
満月が溶け出しそうな夏の夜だった。ベランダの椅子に腰掛けた僕は、向かいに座るトモダチにアイスカフェオレをすすめた。「ありがとう」「…熱心に何を見てるの?」マルは一瞬僕を見てからはにかんで、ついっとまた空に視線を戻した。「月」「ああ、うん。綺麗な満月だねぇ」ゆったりした僕の言葉にマルはほとんど吐息で返事をしてから、今度は僕に向き直る。「コウとはじめましてしたのも、こんな夜だったね」「そうだったかな
アシタ さん作 [451] -
ディフェンド? ”救いの言葉” 55
その場には煙が中を舞い、その中からは竜が現れた。 「終わったか・・・」 秀は呟いた。そして、煙の中からは倒れた龍華の姿が目に映った。 「詰まんなーい」 まどかはムッとした顔をして言った。すると、気を失っていた藻が目を覚ました。 「龍華・・・?」 藻は倒れている龍華を見た。龍華の体からは血が流れている。 「龍・・・」 名前を呼ぼうとした時、藻の背中が急に重く感じた。 「動かないでくださいね。動
梓 さん作 [542] -
カフカ‐14(新世界編=能力‐4)
あんな所で飢え死に何てまっぴらだ 絶対 生き残ってやる‐無の空間が 段々と淡い白が広がる‐部屋の世界が現れた‐一平は驚き周りを見渡したが‐ 誰もいなく‐さっきまで呪文の様なものを唱えていた ヘルベテユは居ない‐声が 聞こえてきた(イッペイドノ ノマワリヲ トンデイル タマ ニサワルンダ マズハ オマエジシンノ ノウリョクカラダ‐)一平は言われたとうりやることにした‐手のひらお伸ば
人狼 さん作 [336] -
─Final Story─ 第4話
─1週間後─デスシティ東部・Border Wall(ボーダー ウォール)。その名の通り「境界の壁」。しかし国と国を分けているわけでは無い。「光」と「闇」の境界。このボーダーウォールは帝国の許可無しには通る事は出来ない。「・・たくっ!!レオンの奴まだ来てねぇ!!」ボーダーウォールの前にはデスシティの殆んどの者達が集まっていた。シンは拳を握りしめた。「静かにしろっ!!」皆のざわめきが
x.dg さん作 [357] -
心宿る月5
「うっ───ッ」 満月の夜。 戈月は悪夢にうなされていた。 気温が下がり肌寒い、なのに戈月は大量の汗をかいていた。「───ッ、は…はうえ」 悪夢から逃げ出す事が出来ず、うわ言を繰り返す。「──……づ…か…づき…戈月」「──……ッ!」 柔らかい冷たい温度を感じながら戈月が目を覚ました。「戈月、私が分かりますか?」「夢……姫」 冷汗を流し、心臓の音が早く脈打っている戈月が傍らにいる夢姫に目線を向ける
龍王 さん作 [498] -
遺跡
世の中には、数限りない遺跡が眠っている。中には、まだ見つかってないものもある。また、作った者がだれだかわかっていない謎に満ちあふれた、不思議な遺跡もある。さらには、どうやって作ったのかも解っていない遺跡もある。そんな謎だらけの遺跡が大好きな人種がいる。それが、この物語りの主人公だ。それでは、謎とロマンあふれる「遺跡」の謎解き物語りをお楽しみあれ。 明石方弘は、今日からスーパーのバイトをすること
夢見大 さん作 [309] -
運命の輪02
一瞬だけ見えた。街灯に照らしだされたその男は美しいまでの細身で長身。色白で、手には白い手袋をはめている。手の甲には…赤い十字架。こいつは誰だ。 考えられたのもつかの間、先刻まで数十メートル先にいた男は神のあやかしか、優の眼前にたたずんでいる。 「お、お前は…ぐっ」 手の動きすらとらえることはできぬ。男は優の頸動脈を機械のごとき正確さで締めあげ、優
最上 さん作 [387]