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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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‐ZERO‐01.旅人
「ふぅ・・一休みするか」黒く腰下まである長い髪を、後頭部の高い位置で一つにまとめ、白と黒の着物を来た男はゆっくりと石の上に腰をかけた。「日が暮れるまでには村につくな」男は赤い瞳を細めて、山の麓にある村を小高い丘から見下ろした。笹の葉に包まれたおむすびを、一つ手にとり腹の中におさめると、両膝に両手を付きながら重い腰を上げ、立ち上がり男はまた歩き出した。「やっと村についたか」男はあれから山道を数時間
鬼神 さん作 [333] -
‐ZERO‐00.始まりの時
皆はこの世界を何時からか「ZERO-ゼロ-」と呼ばれるようになった。誰がつけたのかも何時からかそう呼ばれるようになったのかも分からない。ただ全てが無の世界。無情無罪無限そしてZEROと呼ばれるようになったのは人が力を欲し、剣が持ち主を探した。その二つが巡り会い、人が剣は握った時この世は血を血で洗う世界へと変わり果てたからだ。力が強さ力が権力力が全てだった。そして・・一人の男はそんな世界に疲れ果
鬼神 さん作 [312] -
Oracle:09:峠
第6ディメット暦187年13月25日〜魔術の町・カレトルス 闘技大会会場〜実況「今大会の優勝は、旅の剣士達だー!彼らには、優勝賞品が授与されるぞー!」リオン「なんだかんだで優勝しちまったな。」エルク「あまり活躍できなかったです……。」レイラ「まぁまぁ、気にしない気にしない。優勝したんだからいいじゃない。」町長「優勝おめでとう。久々に胸がスカッとしたよ。」リオン「は、はぁアリガトウゴザイマス。」
ガレック さん作 [413] -
ディフェンド? ”再会” 51
「まどかちゃん、秀くん。何で・・・」 藻はとても驚いているようだ。それもそのはず、龍華と藻の目の前に居る2人は5年前に死んでいるからだ。 『何ぜだって?そぅ言えば言ってなかったね。その2人は、君たちの記憶の中の2人だ』 「記憶の・・・?」 『そぅだ。僕の能力は人を操るんだ。だから、記憶まで操れるんだ』 それを聞いた龍華は手を強く握っていた。 「そこまでして、俺らを倒したいのか」 『そぅだよ。だか
梓 さん作 [306] -
ジャスティスフール1-4
「一体何なんだよ!」 青年は叫びながら二人を睨みつける。「貴方にはまだわからない事。だからわからないうちに、私達の神殿に連れて行くわ。抵抗するなら貴方が同胞である可能性があっても、消させて貰うわ」「同胞って何の事だよ!」 青年は逃げるように林の中に飛び込む、後方から先ほど聞いた甲高い音と、地面を削る破壊音が聞こえてくる。だが、振り向く余裕なんてなかった、がむしゃらに林の中を走り、人気のある所
奇空の朱 さん作 [304] -
ジャスティスフール1-3
「つ!」 男が掴んでいる青年の肩に、静電気見たいなものが走り、痺れるような痛みを与える。咄嗟に男の手を払いのけ距離をとる。「手に何を隠してるか知らないけど、大人が子供相手に武器を使うなんて情けないな。」 左肩をさすりながら男を睨みつける。「ふん。俺は武器なんか使ってないぜ。」 余裕があるのか男はズボンのポッケに手をいれて悠々と近付いてくる。それに対して青年は一定の距離を保ちつつ後退りする。「
奇空の朱 さん作 [303] -
Oracle:08-4:闘技
第6ディメット暦187年13月25日〜魔術の町・カレトルス 闘技大会会場〜[現在の途中経過]× coliseum king coliseum queen× coliseum Jack VS リオン・ライオット× エルク・アインハルト レイラ・リルケ・クワトロ coliseum queen VS リオン・ライオット レイラ・リルケ・クワトロレイラ「で、2対1な訳ね。」リオン
ガレック さん作 [378] -
ジャスティスフール1―2
「?」 朝食の用意されたテーブルには、置き手紙と封筒が置かれている。青年は手紙を手に取りゆっくりとイスに座り、手紙を読みながら朝食のサンドイッチをほうばる、サンドイッチに入ってる崩されたゆで卵の味が口の中に広がっていく、黙々と食し黙々と手紙を読む、手紙の内容は、今日は帰らないという姉からの簡単な伝言であった。「今日は帰んないってかい。まったく何やってんだか」 青年は文句をいいながら、封筒を開け
奇空の朱 さん作 [783] -
破滅の紋章〜呪われた少女〜?
村長の家につくと、みんなパニック状態だった。ハル「村長様!!!」村長「ハルか。こんなときにどうしたのじゃ?」ハル「剣を貸して欲しいのです。私はあのガーゴイルを倒しにいきます」村長「そうか…。無理をするでないぞ?」ハル「はい。わかりました」ハルは外に向かい、もらった剣で戦いはじめる。ハル「おりゃぁぁぁ!!」ひときりでどんどん倒していくハル。そして空が急に暗くなり、雷がなりはじめた。その中から誰
奈海 さん作 [392] -
100日間のキセキ #5
「ふざけないで・・・」 榎音は小さい声で言った。 「えっ?」 「ふざけないでよ!」 榎音は立ち上がって言った。それを見た看護士は、少し慌てている。そして、なんとか榎音を座らした。 「私は早く死にたいんです。健康な体なんてほしくないんです・・・」 その榎音の言葉を聞いて、医師は静かに言った。 「榎音ちゃん。そんなこと言ってはいけないよ。キミを生んでくれたお母さんに失礼じゃないか」 「・・・」
玲 さん作 [319]