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QUEEN of QUEEN〜漆黒の王?〜
(早く!もっと早く!)魔竜に向かって走りながら、剣を構え力を込める。吹き付けられる火炎をギリギリでかわし、前へ前へ…(腹の下に潜り込む!)後数歩でザイラスの腹部の下に入り込める。そう思った矢先、ザイラスも何かを感じたのか、体の真下に滑り込もうとするリシュアを捕らえ、今まで以上に炎を溜め込みはきかけた。「危ねぇ!!」戦いが始まってから、気迫に圧され見守っていた男だが、リシュアの危機を黙って見ている
かなで さん作 [345] -
QUEEN of QUEEN〜漆黒の王?〜
『そなたの命を奪うなど造作もない…しかしその剣は邪魔だ』見れば疾風を受けた左翼の一部が傷ついていた。『忌々しい神の武器か…良いだろう、挑んでくれる!』ザイラスは一瞬で口に深紅の炎を溜め、リシュアめがけ吹きかけた。リシュアは後ろに飛び退きそれをかわす。灼熱の魔竜の火炎に地面も瓦礫も黒い塵と化す。火炎はさらに勢いを増しザイラスから放たれ、リシュアは器用にかわした。だが、かわせばその分街は破壊され、ま
かなで さん作 [361] -
QUEEN of QUEEN〜漆黒の王?〜
何人も寄せ付けぬ互いの気、漆黒の竜の王と少女。リシュアにしてみれば無謀としか思えぬ状況ではあったが、その目はザイラスを捕らえて離さず、体は退くどころかむしろ前へ…隙をうかがい今にも飛びかからんと構えていた。ザイラスは巨大な体を持つものとは思えぬほど静かにその四肢を地につけると、赤く冷たい目にリシュアを映す。地上に降りた魔竜を前に、リシュアの額から頬に緊張の汗が滲み落ちる。『哀れな娘よ。責務など忘
かなで さん作 [360] -
・・ 空 ・・第1話「少年」
‐俺の名前は空牙(クウガ)。今18歳でミケルと言う大きな国のサラ島と言う島に住んでいる。海が綺麗で漁業で営んでいる、人口100人の小さな島だ。部屋は真っ暗で時計の秒針の音だけが響いている。「・・・暑っ・・」時計を見るとまだ夜中の3時過ぎ。空牙は布団から起き上がり、布団の横に置かれた剣を持ち、家から出て行った。森を抜けて海が見える丘に出た。「海の側は涼しいな・・」空牙の少し長めの黒い髪が潮風に揺
ほち さん作 [411] -
The First World-序章
そこには無数の世界があった。 “パラレル・ワールド”、少しずつ違う世界がそこにはあった。 その世界同士は、生命体単位での干渉が可能だった。 ある世界では、生命体が他の世界に移動することを、空を越える「越空」と呼んだ。 しかし世界が他の世界に故意に干渉した時、それぞれの均衡が崩れ、総ての世界が、消滅する。
CASTLE さん作 [297] -
デジログ使いと翁の鍵 第ログ―選択―
第23ログ―選択―\r障害を乗り越えてこそ、その先が期待出来るという物だ。って…先も今も最悪だ!一方の零太の方は、書類を運ばされた上に化学室で実験の下準備の手伝いをさせられ、さらに散々遊ばれていた。「はい、この数式。解けたら開放してあげましょう」「………」馬鹿にしやがって。確かに俺は進級する時にダブりすれすれだったが…黒板にはそれいっぱいに並べられた数式。分かるかこんなもん!「…これ本当に高二の
白山こっこ さん作 [351] -
光マツリ?
でも実際はそんな甘い話ではなかった。男の声がした。『そうか…あの少年、ナツキと言いのか。で?Okもらえますかねぇ』何の話が気になった二人はドアの裏で耳をそばだてた。『いいえ…。それは―ぁ…アノコは幼いころから一緒ですし…』ツキはイマイチ話の内容がつかめずにいた。『では売れないと?アナタはあの少年のサーカス上での才能しかわかってない…』ここで、はっきりとわかった。これは…オレを売るか売らないかの話
かぁ さん作 [322] -
光マツリ?
『なるほどね…』チィはツキの身におきたできごとを知るとこういい出した。『オッサンにさぁ、相談してみない?もしかしたらツキ魔法使いカモしれないし!』その言葉にちょっとびっくりした。魔法使いは本当にいるらしきコトは聞いている。でもオレが…??そんなこと考えもしなかった。オレは普通のニンゲンでいいのに。そんなことが頭をよぎった。でもオッサンは結構頼れたりする。(悔しいけど)夜になってオッサンの部屋へ
かぁ さん作 [307] -
光マツリ?
チィはツキにお茶のカンをなげわたした。『は??なにいってんの?なぁんにも考えてないけど!!それにしてもオレの華麗なる空中ブランコみた?』どうせさっきの不思議なできごとをチィに話したって信じてもらえない…そう思い、ごまかた。『じゃ…アタシのみまちがえか…。』チィがつぶやいた。でも今、しっかり聞こえた。コイツ、みたのか??おそるおそる訪ねてみた。『えっ…なにをみたわけ?』『いや、べつに?!アタシの気
かぁ さん作 [305] -
QUEEN of QUEEN〜漆黒の王?〜
男は魔竜が話すことも然り、その恐ろしいモノを前に毅然と剣を構えるリシュアに驚いた。自分の背丈ほどもあろうかという大剣をいかに扱うのか…先程まで自分自身が見せかけだと思っていた戦士紛いの少女の動向を魔竜の放つ威圧感に圧され、身動きとれずただ見守るしかなかった。「ここ数日おまえを捜していた!」『光栄だな…紅の君よ。そなたが敗北にもめげず、北からこの魔竜を追ってこようとは…。お付きの兵隊どもは健在かね
かなで さん作 [344]