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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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不思議の国の姫
私は今ピンチだと思う…。「ここわ、どこ?」「お前さんどこの国のもんじや!」ビクッ「え!?」なんだか怖い。私の目の前にいるのは多分この村の偉い人だろう。私は自分の事を悟らないように黙っていた「仕方がない。いわぬのだったら、真珠を呼べ…」「はい奇矯様」奇矯様?聞いた事がある!「ここ、隠れ里!」お父様がいってた!お父様の家臣でも見つけらなかった里!お父様の事を良く思ってない一族が住んでいる里。それが隠
モモ さん作 [383] -
子供のセカイ。225
「……前支配者、ミルバだな?」背後から野太い声がかかる。ミルバは振り返らなかった。恐らく、後ろで槍を構えているのは、舞子が生み出した城兵部隊の一員だろう。二日前の夜、ミルバの分身の一人が夜羽部隊を相手に、あれだけ大立ち回りしたのだ。追っ手が放たれないはずがなかった。崩れた城を前にして、縦に並んだ二人の影が、夕日に背く方に長く伸びる。片方は小さく、片方は大きい。兵士は緊張していた。マントを頭からす
アンヌ さん作 [362] -
クリスタルクラッシュ11―?
「そうか…」スレイは残念そうな表情を浮かべた。「研究の成果を伝える事ができたからな。わしはこれで満足しておるよ」グレアムは椅子からゆっくりと立ち上がると、本棚から一冊の本を取り出した。「これにはクリスタルクラッシュの男から聞いた事の全てが書かれておる。持っていくがよい」「もらっていいのか?」スレイは驚いて、彼を見た。「よい。わしももう老いた。次はお前さんが更なる高みを目指して研究してくれ」グレア
いっと さん作 [529] -
二人の姫と空の英雄12
カインが、「しまった!」サリナも「どうしましょう!」カインが「ここで、オタオタしててもしょうがない。みんな行くぞ!」そのころ氷の国では、「何するの!?離して!」クリスタルが「痛ーい!リコ!蹴らないでよ!あのにっくきサリナのせいで怪我したんだから。」そこにグレイスが「フッフッフ。まあそう騒ぐな。リコ。私は、グレイス。実は、ダークスノー城を復活させたいのだ。」リコは「そんなの出来るわけないじゃない!
ひびりん さん作 [502] -
子供のセカイ。224
マントの下から知性を湛えた緑の瞳が、ゆっくりとなぞるようにスクルの城の輪郭をたどっていく。ミルバの脳裏をよぎるのは、膨大にして遥かなる時間。長い長い年月をこの城で過ごし、そしてその間に、数え切れないほど様々な出来事があった。“子供のセカイ”は波乱に満ち、危険と隣り合わせなことも多かったが、ミルバが支配者だった時代は、そのすべてをうまく取り仕切り、穏やかに日々は過ぎていった。ハントたち治安部隊がい
アンヌ さん作 [393] -
クリスタルクラッシュ11―?
「お前、いつからそんなうらやましい名称で呼ばれるようになったんだ!?」「うらやましいって何だよ」「わかってない!お前はわかっていないぞ!お兄ちゃんと呼ばれる事がどれだけ高尚な事か!」彼は熱を込めてそう叫んだ。ザックは呆れたような表情でダリルを見ると、「エミルちゃん、こういう人にはあんまり近づいちゃダメだよ」と、エミルに言った。「?」エミルは小さく首を傾げた。「とりあえず基礎は全て教えた。後は自分
いっと さん作 [517] -
パラサイト*3
そんな中、恐怖を微塵も感じていないような表情をして立っている人物が2人。 1人は少し長めの黒髪にメッシュをいれている青年で、もう1人はニット帽をかぶっている少女だった。 2人は周りの人々には目もくれず、視線を交差点にいるパラサイトに集中している。 パラサイトは長い体で無人の車を潰し、建物をなぎ倒すなどして暴れる。 人々がその場からいなくなり、青年と少女の姿を目にとらえたパラサイトは2人の方に体
玲唯 さん作 [344] -
クリスタルクラッシュ11―?
ダリルは高笑いしながら、言った。「ダリル?どうしてここに?」「今日で終わりだろ?エナンに迎えに行ってくれと言われて来たんだよ」「なるほど…」ザックは小さく頷いた。「で、扱えるようになったのか?それ」ダリルはザックが腰に提げている剣を指差した。「何とかね」「そうか。なら問題ないな」「だといいんだけどね。それより、そっちは何か動きがあった?」ザックは持っていた椅子を地面に置いて、尋ねた。「動き…か。
いっと さん作 [444] -
子供のセカイ。223
「どうだ、少しは仕事に慣れたか?」まるで部下を気遣う優しい上司のようである。王子は面食らって一瞬言葉に詰まったが、「おかげ様で…。」と、よくわからない返事を返した。「ボールが役に立っただろ?」「あ、うん、それはとても。今日もジーナの傷を回復することができたし。」「お前はこいつと馴れ馴れしくするな。それに、ボールはなるべく使うなと言っているだろう。」ジーナは苛々とパンをちぎり、口に放り込む。怒りで
アンヌ さん作 [364] -
クリスタルクラッシュ11―?
「まあいい。時間は無いが、何とかなるように知恵を絞ってみる」「無茶はするなよ」エナンは不安げな表情で、リカルドを見た。「大丈夫だ。上司がいなくなるまでは死ねんよ」リカルドはニヤリと笑ってフードをかぶりながら、路地裏から立ち去った。「…俺も、あいつらがいなくなるまでは死ねんな」エナンはそう呟いて、同じく路地裏から立ち去った。「はっ!」ザックは最初に放ったエネルギー波を続けざまに放ったエネルギー波に
いっと さん作 [452]