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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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デジログ使いと翁の鍵 第16ログ―記憶―
第16ログ―記憶―\r倒れている切助から目を逸らし、零太はランザの方を向く。「おい、終わったぜ」と、気付けばランザは先程敗れた切助のデジログ使いであるカットと対峙していた。「…そちらの翁の鍵はどうやら負けたようですよ。…観念して、敗北を認めて下さい」「くっ…仕方が無い…」カットは少し離れている切助に近寄り、恐らくはデジで回復させた。零太の炎や冷気で黒くなった脚も、また本来ならば複雑骨折を起こして
白山こっこ さん作 [330] -
虚無の旅
僕の時間はもう動いていない。いつから止まっていたのかは分からない。でも、もう僕の時は動いてくれない。気付いたときには独りだった。誰の慰めも無く、旅をしてきた。目的も無く。ただ呆然と、当ても無く続く時間軸の中を立ち尽くしてきた。生きる意味なんて考えずに、生きてきた。でも、ある日を境に、僕の旅は目的有るものに変化した・・・ここは樹と雫の街、ウォルティア。この街の最南端に位置する市場に少年はいた。少年
Clan さん作 [358] -
air 24
「くっ…このままじゃきりがない…」 レックスは息を切らしながら言った。 「さっさと片づけちゃってぇ〜」 男は陽気な声で言うとヘラヘラとし始めた。 4人はどんどん追いつめられていく。 兵士の1人がフィーに切りかかろうとした。 「フィー!!」レックスが叫んだ。 それと同時にフィーに切りかかろうとした兵士が吹き飛ばされた。 「あんたらも大変だなぁ」 突然2人の男が現れた。 2人
182 さん作 [380] -
air 23
レブルア帝国までは歩いて3日ほどかかる。 途中にはいくつか村があり、そこに立ちよりながらレブルアを目指した。 「今日は、この村に泊まろう。」 レイはそう言うと村の中に入っていった。 『ゴゴゴゴ』、突然地響きのような音が鳴り響いた。だが音が鳴っているのは地面からではなく空からだった。 4人が上を向くとそこには空が隠れるほど大きな鉄の塊が浮かんでいる。 「な、何だよあれ!?」 レックス
182 さん作 [369] -
アンダギちゃん
多くの天使がそうであるように「没落天使アンダギちゃん」も、高校生・神田ポロ郎のもとに降臨した。 不幸の発端は、降臨してすぐに、アンダギちゃんを襲った激痛だった。「うぷあぁぁぁ!」「ど、どうしたの?」「お腹痛ぅぃぃぃ。アンダギ、もしかして急性盲腸炎かもぉぉぉ」「えっ! ど、どうする?」「ポロ郎くん…悪いけど救急車呼んでほしいの」「それはいいけど…アンダギちゃん、保険証持ってるの?」「はい、コレ」
雛祭パペ彦 さん作 [391] -
紅の月『第十一話』桜との戦い
「いくぜ!」信夜は桜に向かって走った。桜も応戦する。「面白い!来てみろ!」信夜は剛刀を振り、桜は防ぐために大剣を振る。剣と剣は火花を散らしながらぶつかり合う。「なかなかだな…」桜は呟いた。一撃の重さを感じとったのだ。「加勢するぜ!炎爆!」焔は槍を地面に挿した。直後爆発するように炎が沸き上がる。「あたしも!」香織がナイフを投げる。直接当てる訳ではなく、地面に当てていた。「フレイムカースト!」炎で出
文下手 さん作 [405] -
デジログ使いと翁の鍵 第15ログ―完了―
第15ログ―完了―\r大きく開いた傷口を手で押さえ、零太は微かに油断する。それを切助が見逃す筈もなく、肩を掴まれ道路に押し倒されて形勢逆転。敵の隙を発見して意識を持ち直した切助に馬乗りにされてしまい、しまったと思う暇もなく両腕を脚で踏まれ、塞がれた。「…っく…!」身動きが取れない。恐らくは脚もロープか何かで塞がれている。「…へへへ…おっしまーい☆」と、ロープの余っている部分を両手でピンと張って高
白山こっこ さん作 [331] -
ソウルブレイド
裕太の動きは男を圧倒していた。時間差攻撃も虚しく空を捉え、男の右肩から血飛沫が上がった。「ぐぉぉ…」「痛いか…少年に刺した時の力はこんなんじゃなかったよな」姿は見えないのに声はする。そして…ブシュッと音を立てながら血飛沫が右肩からあがった。「がぁぁ…」痛みが全身を貫き、感覚を麻痺させる。男が片膝をつくと分身が少年の喉元に槍の先を押し付けた。「う、動くなよ!動いたら…殺す!」肩から流れる血に青ざめ
カイル さん作 [387] -
ソウルブレイド
「やめろ!!」三撃目を振り下ろそうとしていた男の前に立ち塞がる。「なんだテメェは!ブレイダー同士の戦いにてぇだすんじゃえ」凄まじい剣幕に押されそうになりながらも口を開いた。「も、もう勝負は、つ着いたじゃないか」震える声で何とか言う。「うるせぇな!そいつがよえぇから死ぬだけだろ!ドケガキ!テメェも貫くぞ…」分身の槍が裕太の背中にぴたりと当たる。「……嫌だ!どかない!俺がどいて、彼が死ぬなら、俺が死
カイル さん作 [340] -
ソウルブレイド
男がゆっくり槍を構えると、さっき現れた男も真似をする。(双子か…)裕太の頭をくだらないボケが過ぎった瞬間。「双子か?」少年がさらりと言ってしまった。少年の見た目は二枚目だし、髪はさらさらだし、ちょっと茶色がかかった綺麗な髪をしていた。着ている服は裕太と同じだった。「だから幻人だっての!マジで殺す!」槍が一閃する。挟むように繰り出された槍を軽々と飛んでよけると、男にけりをいれた。「ブレイド構えてな
カイル さん作 [322]