トップページ >> ファンタジーの一覧
ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
-
クリスタルクラッシュ11―?
とある町の路地裏で、リカルドとエナンは俯いていた。「とうとうログ砦周辺に騎兵隊が配備されたのか…」「ああ。このまま行けば来週にも隣国ゼダスに宣戦を布告するだろうな」「止められないのか?」「無茶言うな」リカルドは首を横に振った。「既に彼は例の奴らを護衛として傍に置いている。近づけるのは一部の者だけだ」「くっ…」エナンは唇を噛んで地面を蹴った。その影響で地面が微かに形を変える。それを見たエナンは、「
いっと さん作 [481] -
黒ト黎明ノ星 九
朝シンとメイは家にミカを残してレミアに会いに行った図書館の館長室中にはレミアとルミアがいた「やぁシン、それとそっちが『黎明の仮面』かな?」とルミアが言ったシンは黒死病についてレミア達にたずねたするとレミアが「そのことであの後いろいろ調べてみたのよ」レミアが一冊の本を出した「この本にこんな一説が書いてあったわ」『黒の黄昏が病の雨を降らせるため姿を現す時白の黎明が浄化と再生の為に力を放つだろう』「こ
ミカミ さん作 [311] -
子供のセカイ。222
治安部隊の若者たちは、広い食堂の壁際に等間隔に並んで立ち、囚人たちを見張っている。とはいえ、あの金髪碧眼の魂の分け身の少年が言ったように、強制労働施設の統治権はすでに彼らから離れているはずだから、ほとんど形だけと言っていいだろう。それを知ってか知らずか、五十人からなる囚人たちは、時折にやにやと笑いながら治安部隊の方を振り返り、意味ありげな目配せを交わしている。まるで、今や自分たちこそ治安部隊を見
アンヌ さん作 [382] -
黒ト黎明ノ星 八
その日の夜ミカはすでに眠っているシンはメイが言った『黒死病』について問いかけた「黒死病ってのはミカの病気のことなのか?」「フム、間違い無いだろう」「・・・どんな病気なんだ。医者に見せても原因は解らない奇病だといわれたが」「今の我は記憶がはっきりとしてはおらぬから詳しい解らんが・・・」嫌な予感がした「な、なんだよ?」「この病気の先に待っているのは『死』であるらしいのは確かだ」シンはなんとも言えない
ミカミ さん作 [319] -
天使か悪魔か【6】完
「あれ?魔法がでない!」「はは!神の力を操れていないのか。神の力を一定の量以上使うと、魔法が出なくなるよ。」「そうなの?やだ…どうしよう。」「…優、誰それ?」「あ、琥珀の格好してるけど、私のお父さんよ。死んじゃったんだけど…遊びに来てくれたの。」琥珀は酷く動揺していた。 まあ、目の前に自分がいたら驚くのも無理はない。 「俺は、優を殺すために来た」「え!」「マリアに言われたんだ。優を連れて来いって
凪 さん作 [479] -
天使か悪魔か
琥珀と優は、結局ずっと話していて寮に帰るのは夜中だった。「柏木さん、遅かったじゃない。何してたの」「ちょっと教会へ…」「ふーん。あなた絶対怒られるわね。」「え?」「今日は夕方から教会に集まるって言ってたじゃない。」「それは明日ってクラスメイトの方が」「嘘ね!それなら話が繋がるわ。」優は息がつまった。 確かに否定はできない。涙があふれそうになり、とっさに部屋を出て行った。 「琥珀。」「どーしたの?
凪 さん作 [458] -
天使か悪魔か【4】
楽しそうに話す二人を見て、シスターはゆっくりと語り始めた。「二人はずっと一緒に遊んでたのよ。でも琥珀が老婆に引き取られた。琥珀はそのこと覚えてる?」琥珀はにわかに笑い「そのお婆さんすぐに死んじゃったよね、ボクのせいで」と呟いた。優も「琥珀は悪いことなんてしてないわ!」と、真剣になって言った。「でもみんなボクのこと『怪獣』って呼ぶ。やっぱり悪魔はひどいって。」「琥珀、悪魔だったの?」「言ってな
凪 さん作 [488] -
天使か悪魔か【3】
「優、この学校の死神伝説知ってる?」琥珀はいきなり真剣な表情になった。 伝説とは、以下のことだ。学校のどこかに死神がいて、会ってしまうと『お前の願いを3つ叶えてやる。叶えたからには礼をもらう。それなりの願いを3つ、どんなものでも良い。叶えてやる。』そう言われるらしい。そして願いを言わなければ喰われてしまう。願いを叶えてもらっても喰われてしまうのだが、その場合は全く痛みをかんじないのだそうだ。ただ
凪 さん作 [469] -
天使か悪魔か【2】
あるとき、優は中庭で絵を描いていた。暖かい色の優しい天使の絵だった。優はその絵をぎゅっと抱きしめ、父母の事を考えてみた。顔も解らない父母。解るのは、お母さんが天使でお父さんが悪魔ということだけ。ふと、前を観てみると見たことのない子が立っていた。「えっと…私、じゃまでした?」優が無理に微笑みながら話し掛けるとその子は「君の絵、すっごく暖かくて綺麗だね!」と、ニッコリ笑った。「あ、ありがとう。あの!
凪 さん作 [491] -
天使か悪魔か【1】
真っ白の純情な天使と真っ黒の粗悪な悪魔が戦争を起こす。ここは学校。入れるのは天使・悪魔のみ。そんな所に迷い込んだ女の子。透いた灰色の羽、純粋な瞳。それが柏木 優。彼女は、天使と悪魔のハーフ。この学校をトップで卒業したAngel『高見マリア』が母親。最下位で卒業したDevil『柏木乙夜』が父親。 天使と悪魔は恋愛をしてはいけないのが学校の掟。二人はそれを知っていながら誰にも見つからずに恋愛をして
凪 さん作 [534]