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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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air?
醜い2人が走りだし斧を振り下ろした。 レックスとハウィーは同じように剣で斧を払いのけ切りかかった。 だが硬い鎧に阻まれてほとんどダメージを与えることができない。 「兄貴ぃ、こいつら弱いくせにすばしっこいなぁ」 弟がガラガラ声で言った。 「あぁ〜さっさと潰してしまおう。」 兄は弟と同じガラガラ声で答える。 兄弟はまた走りだし斧を振り下ろす。 動きは遅いが力がかなり強
182 さん作 [336] -
天駆ける時間33
「天界!?」「そう、神様や天使様がいる場所」頭を掻きながらちょっと悩む。「俺が行ってどうするの?」「さぁ?(笑)」無邪気に笑う未来を見てるとなんか気が緩んでしまう。「わかった…行くよ」「うんそれじゃあ…天界に行く方法なんだけど…天界路を通ってもらうの…一人でね」「マジッスカ!?」天界路…現世つまりあの世とこの世を繋ぐ道。通れるのは光に選ばれた者と神様だけ。「気をつけてね」「まぁ…行ってくるよ」こ
ユータ さん作 [300] -
フォーゲット?
神子は天から落とされる。リズは祖母と血は繋がっていないし、祖母のように16を過ぎてから肉体的な成長は得られなくなった。「御祖母様と呼ぶのは嫌よ。だって貴方、人間だもの」見るからに愛らしく微笑んで、リズは至宝に手を伸ばす。神や精霊、神子にのみ許された、至宝使う行為。性格によりその効果は違うが、リズは破壊と再生。祖母似の誰かが何か喚き散らしているが、彼女にはもう聞く気もなかった。「ぶっ飛ばしてあげる
真 さん作 [253] -
天駆ける時間32
「これなら…いける!」さっきまで鋼鉄とも思えた夢乱の体はあっさりと切り裂かれた。再びひらりと舞い降りたカケルの後には浄化されていく夢乱がいた。憂希町…夏休み…。あれから数カ月…カケル、ユータ、空、未来の活躍により、現世…つまり憂希町の平和は守られていた。「え〜…であるからして、事故や健康に気をつけて…」「長いっスね」「だね…」さんさんと照り付ける太陽の下、校長の長々スピーチは続いている。頬に当た
ユータ さん作 [298] -
天駆ける時間31
全体の長さは40センチくらいだろうか、両刃のすらりと伸びた剣。柄の部分に鳥の羽をあしらったすべりどめ。カッコイイとか綺麗とかで言い表すなら、神々しくて見るものを魅了する。「これが俺の心劍…」「カケル!?」空が攻撃を回避しながらカケルに近づいてきた。「いったい…なにが…」目を見張りながら空はカケルをみた。「よくわかんない…けど…これだけはわかる!」カケルは夢乱に向かって駆け出した。「ちょっ、カケル
ユータ さん作 [321] -
Monstars Da-Capo?
「はぁ……でも、行かないとよく事情がわからないですし……」「ダメですよ。ダメです」「でもですね」そのままダメだ、でも、と押し問答になる。このままでは埒があかぬ。ウーはさっと広場に向かって駆け出す。ギシギシと鳴る足。「ちょっ、ウーさん!!」広場に出た瞬間だった。頬に突然、鋭い痛みが走って、そのまま思わず地面に座り込む。「痛……」ころり、と足元に転がる小さな飛礫。そっと頬を撫でた。どろり、と赤いもの
キリン さん作 [296] -
Monstars Da-Capo?
「えっ!? そんな、私一人で充分ですので……あなたはゆっくり食事でもなさっていてください」ウーは驚いて恐縮した。本音を言えば着いて来て欲しくないかも知れぬ。それはよそ者を引き入れたという自分の負い目のためでもあったが、彼の神経も疑ったための断りでもあった。なぜ、この自分を恐れぬのだろうか。隣に醜い娘を連れて恥ずかしくは、疎ましくはないのだろうか。そういう至極まっとうな疑問の類でもあったのだが。「
キリン さん作 [328] -
フォーゲット?
「不愉快だわ。消えてくれたら助かるんだけど」「口の聞き方に気をつけることをお勧めしますわ。私はあの方に至宝をお届けしたいだけ。リズ、お祖母様に至宝をお渡しなさい?」優雅に手を差し出された。首から撫でるように動き、リズの顎を持ち上げる。されるがままになって、妖艶に笑う偽りの祖母を見上げた。近くでみれば彼女は祖母だとしか言えなかった。リズの家はある村にあったが、村も近くにあったというだけで、神子であ
真 さん作 [306] -
天駆ける時間30
「情けないのぉ〜」暗闇の奥の奥から響く声。誰?カケルは呟いた。「なさけない?…そんな心力で光の戦士とわ…このタワケ!!」「なっ」「誰かを守りたいのではないのか!大切な人を護りたいのなら命懸けてみろ!」「は、はい!」なんだかめちゃめちゃえらそうだが、力がわいてきた。「頑張って?倒れるまで頑張って、それでダメでも諦めるな!…それが護りたいということじゃ」懐かしい声…そうだ…この声は…視界が晴れていく
ユータ さん作 [334] -
天駆ける時間29
剣をゆっくり構えながら息を整えるカケル…「ほら!いくよ!」風を切り裂く凄まじい速さで空は空間を駆け抜ける。グォォォ!不格好に振り下ろされた腕を軽々と飛び越し、脳天に刀を振り下ろす。ガァァーーン。「くっ」金属のように堅い体に刀は弾かれた。空中で身をくねらせ地面に着地して後ろに飛びのく。空が飛びのいた直後に夢乱の腕が地面にイナズマのひびを残した。「空さん!」「平気!カケル、こいつ硬いから!」「か、硬
ユータ さん作 [321]