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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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クリスタルクラッシュ10―?
「怖くなったか?じゃがお前さんはこの役目を引き受けてしまったのじゃ。後戻りはできんぞ」「…後戻り…できない…」彼は震える声を出して俯いた。「これでは後出しじゃんけんみたいなものじゃな。最初にこの話しをしておくべきじゃった。すまん」レムはザックの様子を見て、しまったというような表情で頭を下げた。「…どのくらいの頻度でこの力を使えば精神をやられずに済むんですか?」ザックは不安げな表情で尋ねた。「小さ
いっと さん作 [433] -
黒ト黎明ノ星 二
少年は小走りで気配を感じた方へと近寄っていた ミカは あの娘だけは必ず守るそう自分に言い聞かせながら少年は進んだそして気づいたら建物の入口まで来ていたこの建物 かつては何か会社だったのかイメージ的には小さな銀行の様な感じの建物あたりには瓦礫や紙やらが飛散していた少年は握りしめ強く握りしめ息を潜ませながらドア陰からフロアを覗いた何も居ない少年は鉄パイプを構えながら正面の入口へと進んだ進ん
ミカミ さん作 [333] -
不思議の国の姫
「あのー…なんで私縄で縛られているのかしら?」どうしてこうなっているかというと…戻ること十分前「アナタなんていうか知らないけど、力で私に勝とうと思った!おんなだからといってナメないで」「つーかイてーよ」ハッ「わ、私ったらつい失礼な男にすり傷を負わせてしまったわ」「失礼なのはどっちだ!」「それよ!その態度が気に入らないの」その時「お前怪しいものか!琥珀お前何説教されているんだ」ガサッ「きゃあっ!な
モモ さん作 [385] -
黒ト黎明ノ星
季節は冬 厚い靄に覆われた空 瓦礫と化した町 かつてキョートと呼ばれた都市 廃墟と化した建物に15〜16歳に見える少年がいた少年は疲れきった様子で座り込んでいたその少年のそばに異様で禍々しい雰囲気を纏った仮面があった 仮面は黒く額には赤い宝石のような物が埋め込まれていた少年はその仮面を見て「こんなもの」と弱々しく言い捨て座りながら仮面を蹴った「お兄ちゃん」建物の奥から少年の妹と見られる少女がフラ
ミカミ さん作 [339] -
クリスタルクラッシュ10―?
「ふむ。考えてはいるのか」レムは小さく頷いて、座ったまま持っていた剣を抜いた。「剣は人を狂気に走らせる。更にクリスタルをつければ人を悪魔に変える」「え…?」「かつてクリスタルクラッシュだった者たちがその後どうなったか。わかるかね?」「…いえ…」ザックは首を横に振った。「グリア様にクリスタルを回収された後、帝国から逃亡したクリスタルクラッシュは皆何かしらの問題を起こしている」「問題?」「犯罪じゃよ
いっと さん作 [415] -
子供のセカイ。219
苦しくて怖くて胃がよじ切れるような身を掻きむしりたくなるような痛みを覚えたが、ミルバは静かな口調でなだめるように、「あれは分身だから、罪悪感を覚える必要はない」と言ってくれた。(ミルバは「分裂」しているだけで、城にいる『頭』の機能を持つミルバさえ助ければ、問題ないということなのかもしれない。)それでミルバを助けることになるのかもしれない。例え今目の前にいる、このミルバが死んだとしても――。それが
アンヌ さん作 [377] -
子供のセカイ。218
「きっと変身の練習をする、良い機会にもなるはずだ。」そう付け足したミルバに、耕太は間抜けな顔で口を開いた。「……変身?」「まさか、耕太の想像で私達の姿を変えて、城に忍び込むってわけじゃないわよね……?」嫌な予感を覚えながらも、怖ず怖ずと美香が口にすると、ミルバはそれこそ、何を言っているんだ、という顔つきで美香を見返した。「当たり前だろう。他にどんな方法があると?」美香は再び椅子の上でがっくりとう
アンヌ さん作 [360] -
不思議の国の姫
「いたっ!」足元を見ると足が腫れていた。「さすがに、ヒールはキツいわ。」私は靴を脱いだけれども私は今お金を少ししか持っていない。これからどうしようガサッ「!!!?」なっ誰?「きゃあっ」「うわっ」へっ?「えっ。」顔を上げると男の人…。「だれなの!」ボッやばっ 今能力を使ったらこの人死んじゃう!「ごめんなさい!あのーとにかくごめんなさい!」「誰だお前は。見たこと無い奴だな」なっ 失礼な男!「レ
モモ さん作 [438] -
クリスタルクラッシュ10―?
「唾を吐いた事くらいはあるじゃろ?その感覚でやればいいんじゃよ」レムはそれを見て、苦笑した。「はい…やってみます」ザックはゴクリと唾を飲み込んでゆっくりと剣を上げると、「はっ!」というかけ声と共に、素早く剣を振り下ろした。その瞬間、剣の切っ先からエネルギー波が飛び出して、地面にぶつかって弾け飛んだ。「はあー…」ザックは大きく息を吐いて、エネルギー波がぶつかった地面を凝視した。「唾を吐く感覚でいく
いっと さん作 [455] -
子供のセカイ。217
「させないさ。俺とミルバで邪魔して、計画を中断させてやろーぜ。そしたら時間的にも、もう少し余裕ができるし。」「いや、それは私達の役目じゃない。ハント達、治安部隊に任せよう。」思いがけない名前を聞き、美香はふ、と顔を上げた。「治安部隊…?あの、変な格好をして叫んでた人達?」「あんなのただの変人だろ。それに味方だと思わせて、師匠と王子を捕まえたのだって奴らだ。仲間になれるわけねえし。」冷めた子供達の
アンヌ さん作 [405]