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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ギャグ・クエスト4
「もう、レベル8だぞ」 勇者は、あきれていた。 実は、魔法使いの少女が、いまだに呪文を覚えないのである。「ごめんなさい」 口ではそういいながらも、少女は、まったく反省していない。「あのさあ、魔法が使えない魔法使いなんて、はっきり言ってジャマなんだよねー。だってさぁ、攻撃力なんて皆無に等しいじゃん? で、強力な武器を持たせようとしたら、重いので装備できない? 赤ちゃんかよ」 戦士が、少女を責める。
雛祭パペ彦 さん作 [491] -
天駆ける時間25
「あ、危なかった〜」ふ〜っとため息をついて片膝をつく。しかし「ユータ!?」ハッと顔をあげると、二階へ続く階段に向かって駆け出した。こちらは苦戦していた。ギュギャギャ…舌をベロっとなめて大猿は笑った。このガキは弱い。自分の直感がそう告げていた。「ふぅ…ふぅ…これが実戦すかぁ…」切り裂かれた服の下から血が出ている。「でも…諦めるのは嫌いなんすよねぇ…」布帽子をぐっと深くかぶりなおす。「そろ?修業の成
ユータ さん作 [367] -
天駆ける時間24
大猿は二匹いた。暗闇に飛び上がると二手に別れた。一匹は工場の中へ、もう一匹は工場の屋根に飛び上がった。「カケルさん!俺は屋根のやつを追います!カケルさんは工場の中のやつをお願いします!」「わかった」カケルは返事を返しながら空間から光の剣をつかみ取る。「んじゃ俺も!」ユータも空間に手をのばすと武器を召喚した。暗闇に薄く光る白い柄と鞘。柄に彫られた雷のような形が印象てきだ。「じゃ、先いきます!」力強
ユータ さん作 [332] -
天駆ける時間23
憂希町…工場地帯夜9時。カケルは10分前には来ていた。しかしそれよりも早くユータは来ていた。「おいっす」ユータはハイテンションだ。「お、おいっす」ユータのノリに押されながらカケルも返事を返す。「そろ?行くっスか?」カケルの返事を待たずにユータはすたすたと歩きだした。カケルもなんとか後をおった。夜の工場はなんだかきみがわるい。僅かな月光を浴びて、不気味だ。「カケルさんは伝説の光元老の意志を受け継い
ユータ さん作 [362] -
air?
俺はフィーにハウィーを紹介した。 「こいつは友達のハウィー、ちょっとうるさい奴だけど」 ハウィーはフィーをジロジロと見ている。ハウィーもまだ半信半疑のようだ。 「フィー…だったっけ?よろしく!」 ハウィーが元気よく言うとフィーも「よろしく」と返した。 「ハウィー、今から俺達バックランドのじいさんのとこに行くんだけどどうする?」 ハウィーはまだフィーを見ている。 「ん?あぁ〜じゃ
182 さん作 [399] -
air?
俺は冗談だと思っていたが少女が冗談を言うような子ではないと思った。 「じゃあ…本当に、フィーは地上の人間…」 俺は興奮していた。 「うん…ここには『空』がないの?」 フィーは不思議そうな顔をしている。 「ここは地下だから『空』も『太陽』もないよ」 フィーはそれを聞くとゆっくり立ち上がり窓の前に立ち外を眺めた。 「フィーは何で地下に…?」 俺はさっきから疑問に思っていたことを聞いて
182 さん作 [407] -
ハチャメチャ冒険32
「うおおぉ!」ユータを渦巻く無限の力が真空の刃に重なってぶつかり合う。激しい爆風と衝撃が辺りを支配して目を開けているのがやっとだった。「ユータの力が倍増してる…一体なぜ…」ミホシは頭で考えていたが激しく頭をふると腰のポシェットから煙幕玉を取り出した。「ユータ!今のあんたじゃシンキに勝てない…今は一旦ひくよ」バシュッという音共に視界を煙りが遮った。「こしゃくな!」激しく怒りをあらわにするシンキの煙
ユータ さん作 [347] -
天駆ける時間22
「未来」「はいよぉ」未来はどこからか大きな紙を取り出して四人の前に広げた。「これは憂希町の地図。今私達がいるのはちょうど町の中央にある学校」東側には市街地。西側には工場地帯。北側には山岳地帯。南側は未開拓の土地が広がっている。「最近、夢魔の活性が激しくなって来ているの」空の指がスゥーーっと東側の市街地の方を指差す。「こことここ」スゥーーっと次は西側を指差す。「夢魔は夜にしか現れない。光りに弱いか
ユータ さん作 [359] -
天駆ける時間21
憂希町…朝9時…学校。カケルはいつものように学校に来ていた。授業の始まりを告げるチャイムと共に、先生が入ってきた。「えぇ〜…しずかに。今日はみんなに紹介したい友達がいる。入ってきなさい」先生の入ってきた扉から、少年が入ってきた。だぼだぼのズボンをはいて布帽子を被った少年…「天駆ユータです。みなさんよろしく」ぺこりと頭を下げた後、カケルの隣の席に座った。興味津々に見つめてくる友達に笑いを返しながら
ユータ さん作 [363] -
ソリッドスカイ
きっと諦め癖がついたのも、あの頃だったかと思ってしまうと、少し悲しく、少し懐かしく思う。 「目が見えねぇ・・・ 」 なぜ見えないのか、男は知っている。潰れた眼球を握り締める左手が、それの弾力で押し返される。 「・・・見えなくても、いいやぁ」 これから死にゆくだろうこの男は、いつもどぉりの無気力を一言、うつぶせだった体を引っ繰り返す。 「こんな時代、
ソラ さん作 [377]