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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ディフェンド? ”2人の少女と水” 13
「ちょっと、啓吾。真面目にやってよ」 啓吾は、パソコンの前に座ったままボーっとしている。 「だってよー、見っかんねぇんだもん」 「え・・・」 2人は、朝から闇夢玉の情報を調べていた。 「あっ・・・」 怜が、パソコンの画面をみながら言う。 「なんだよ?」 「これ、見て!」 啓吾は、怜が指差す所を見る。 「翔・・・?」 パソコンの画面には、翔の顔写真と闇夢玉の情報が書いてあった。 「翔が、あれを
梓 さん作 [404] -
未来花
悪魔は何でも願いを叶えてくれる…でもその代償は高い…だから誰も悪魔に願いを言わないでも例え何かを引き代えにしても願うものがあったら人は悪魔を呼ぶものだ月の無い夜。人気のない場所。悪魔を呼ぶ魔法陣。かの者は禍禍しい空気を放ちながら、魔法陣からゆっくり浮き出てきた。頭から足元まで姿を現した〈悪魔〉は人を惑わす美しい容姿に黒い服を着ていた。人となんら変わり無い姿をしている。『我を呼び起こしたのはそなた
龍王 さん作 [622] -
天駆ける時間?
化け物はカケルを見下ろしていた。カケルは腰を低くして構えた。何気ない腕の横振りがカケルの小さな体をはじきとばした。「ぐはっ」吹き飛ばされ壁に激突?するはずがゆっくり体が地面に落下する。カケルの体は薄い光に包まれていた。それは誰にでもあるちから、誰にも負けない、…心の力。心力(誰でも光の戦士)鼓動が聞こえる。化け物は不気味な笑いを浮かべながら、新な闇を作り出した。そこにはたくさんの人。両親。光じい
ユータ さん作 [385] -
天駆ける時間?
夜空を静かに時が流れる。空には光り輝く星と月。そよ風に流れカーテン越しに光りが降り注ぐ。カケルは自分の部屋にいた。両親も祖父もいなくなってしまった自分にとってここが唯一の思いでの場所だった。両親と祖父の遺産が貯まっていたため無事に生活はこなして行けそうだ。葬式はやらない事にしていた。それをやってしまったら自分が孤独になりそうで嫌だった。「光じいちゃん…」ベットの上でゆっくり体を休めながら天井を見
ユータ さん作 [380] -
天駆ける時間?
「ようきたのぉ…」昔の面影はあの笑顔を残して、既に衰えていた。病室の窓から柔らかい光が降り注ぐ。「カケルやぁ…おまえに…わしの若い頃の話を…ゴホッ」「光じぃちゃん?」手を握る力を更に込めながらカケルは光を見る。「話、話には続きが…」光はなおも話を続けようとする。「光じいちゃん?いいから…ゆっくり休んでよ…」カケルの心配そうな目を見つめながら光は口を開いた。「退屈な日々を…過ぎる時間は…変わりのな
ユータ さん作 [377] -
天駆ける時間?
教室に戻ったカケルは自分の席についた。しばらくして…やはり空の実験は見事失敗に終わったみたいだ。それに付き合う未来も、すでに慣れっこで優しい瞳で空をはげましていた。「今見?」「あ、はい」いきなり先生に声をかけられる。教室の外にでたところで先生が口を開いた。「おまえの祖父の光さんの容態が悪化したそうだ…」「そんな?」一瞬息が詰まる。唯一の肉親…祖父の容態が悪化したのだから…動かないわけがない。「カ
ユータ さん作 [394] -
天駆ける時間?
「あ、カケル君だ」赤眼鏡の女の子がカケルを指差す。彼女の名前は空。開発や怪しげな道具をよく作る。「またここにいたんだ」肩までの黒髪の女の子。名前は未来…二人とも仲良しで親友。カケルとは同じクラスメート。「うん…ここは涼しいから」カケルは空を仰ぐ。ただ静かにゆっくり流れていく。季節は七月の半ば辺りだ。涼しげな目線をカケルに送る。「うりゃっ」空のハリテを受け止めながら、未来は空を見る。「私の実験をみ
ユータ さん作 [420] -
魔王と私
ゴロゴロっ! 朝からずっとこの調子だ。僕はとてつもなく憂鬱な気分だった。今日は何をやったって何故か上手くいかない。朝ごはんを魔王様に運ぶという仕事があるのに寝坊して挙げ句のはてひっくり返しちゃうしトイレ掃除してたらいきなり水が溢れてきて責任とらされるし窓掃除したら窓割るし。結局今日は謹慎をくらって部屋に戻って来た。といってもしょせん下僕の部屋。なんにもないのでただただ外を見てるしか
リディア さん作 [430] -
ディフェンド? ”命に代えても…” 12
啓吾と怜は、閉じていた目を開けた。 「沙羅さんっ!」 2人は、沙羅たちのそばに行く。父親は静かに目を開けた。 「私は、どぅしたというのだ・・・?」 青ざめていた父親の顔はとても顔色が良くなっていた。 「沙羅さん・・・沙羅さん」 怜は、沙羅の体を何回もゆすっている。だが沙羅は目を開けない。 「怜・・・」 「何で、こぅなるの・・・?」 怜の目から涙がこぼれた。 「こんな優しい人達が死んでいくの?」
梓 さん作 [440] -
LOST?
「桜って、世界にもあるって知ってた?」少女は頬を桜色に染めて、翔平の応答を待った。「知らねぇな。同じのがあるのか?」少女は頷いて続けた。「じゃあコスモスってゆう花は?」「知らねぇよ。もう暗いから家に帰りな。こんなトコにいたら危険だぞ」 彼女は、翔平の期待外れな返事に少し膨れっ面をした。長椅子から立ち上がると、思っていたよりも背が高くて、顔も意外と大人びて見えた。「ごめんね、変なこと聞いて。」 そ
アヤカ さん作 [401]