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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ハチャメチャ冒険17
三人が去った後。広場はしーんと静まりかえっていた。ふっと何かが暗闇から現れる。薄く光る漆黒の鎧に身を包み白銀の髪をした騎士らしき男。「あれが…ミホシと汚れた血か…」男は静かに呟くと少年を見た。僅かに息が残っているらしく、苦しげに男に顔をあげる。「サーナス…はぁ…はぁ…」「ぶざまだな…豪語したわりにはあっけない…」腰に下げた二本の剣が闇に光る。「つ、…次は…必ず…」「ほぉ…次ねぇ…」白銀の髪をかき
ユータ さん作 [349] -
記憶6
「ここはフィルタロト国。わかりませんよね?」「・・・フィ、フィル・・・?」真白はポカンとした。(フィ、フィルタルト?やっぱり外国だったんだぁ・・・でもそんな名前の国あったっけ?地理詳しくないからわかんないケド・・・)「・・・わからないのが当然なのです。ここはあなたがいたところとは全くの別世界なのですから」「別、世界・・・?」真白は目を見開き言った。少女は悲しげな表情で頷いた。(別世界・・・?ここ
銀 さん作 [386] -
magicalnote―マジカルノート―??
光を纏ったティクモは何事もなかったかのように歩き出した。私はそんなティクモを見、少々慌てる。「ねぇねぇ、後は?」レイは簡単に答えた。「まぁ、待て」私は言われた通り、待つことにする。少しすると、集団の足音が聞こえた。私は少し緊張する。「……」沈黙が続く。レイも何も言わない。どうしたのだろう。「ねぇ…「そろそろいいだろ」私の言葉をレイが当たり前のように遮った。私はきょとんとする。レイがそんな私を見、
MIO さん作 [370] -
ハチャメチャ冒険16
激しく打ち合う金属音。ユータの斬激を長剣で打ち払いながら、ミホシは戦う。力を30%開放したユータを相手に、ひけをとらない。「うおぉぉ???」ユータの鋭い横切りをかわしながら、「はい?そんなに興奮しないの?その腕の刻印は…」ユータの腹に蹴りを飛ばし、体制を崩させる。「天空人と言われる種族と人間のハーフの刻印…目を覚ますの???ユータ??今は体が、力についていかいだけ?…落ち着いて。」ユータの双眸が
ユータ さん作 [374] -
magicalnote―マジカルノート―??
「わわっ、行っちゃったよ?」私はレイを見た。レイは既に本をしまっており、考えるポーズをとっていた。「チッ…面倒だナ」とか言いながら、歩き出した。私も慌ててついて行く。「なんとかして一カ所に集めにゃならん」まるで独り言のようだ。「ああするとああなるから…」論理だてて考えている。私にはチンプンカンプンだ。私は無言で歩く。レイの話についていけないからだ。突然、ピタリと止まってレイが言った。「あれを使う
MIO さん作 [382] -
ディフェンド? ”心を鬼にして” 7
「んっ・・・―――」 怜は目をゆっくり開けた。 「えっ・・・、ココ何処?」 怜が辺りを見回した。怜がいるのはスィークレット・カムパニーの3年前の怜の部屋だ。 「おぉ、目覚めたか」 「!」 啓吾が怜の部屋に入って来た。 「ココは何処なの?」 怜が問う。 「そんなことはいいから、これに着替えて外に出ろ」 と、言うと啓吾は怜の方に服を投げた。そして、啓吾は部屋を出た。 「なんなの?あの人・・・
梓 さん作 [382] -
Devil Diary?
コン、コン。ゆっくりと慎重にドアをノックする。もし、先刻おばさんが言っていた様にガンドールに母親がいるのなら、騒がれる前に母親を消しておかなきゃならない。……どうやら返答はない。私は静かにドアノブに手をかけると、ノブを捻った。開いている。私は一歩を踏み出す。それと共に激しい憎悪が私の胸の内から込み上げてくるのが分かった。殺してやる……殺してやるんだ。一歩、一歩を踏み締めるように室内を歩いてゆく。
ウグイ さん作 [467] -
ハチャメチャ冒険15
背中に伝わる憎悪は、激しい恐怖感を与える。エリナは鬼人と化しているユータを見つめた。ユータが剣を振りかぶる。ヒュッ。振り下ろされた剣から、凝縮された風の刃が飛んでくる。ザシュ……エリナの右肩が激しく痛む。ザシュっ…ザシュっ…エリナは耐え切れず、膝をついた。ユータが歩いてくる。一歩、一歩。しかし、エリナは反撃しなかった。赤々としたユータの双眸からは、途絶えず涙が流れていたからだ。ユータがエリナの前
ユータ さん作 [362] -
ハチャメチャ冒険14
「ユータ…?」エリナは心配そうに近く。「うぉぉぉあ???き、来ちゃ…ダメだぁ???」まがまがしいオーラが辺りから漂い放たれている。しかし、エリナは足を止めない。「うおぉぉ?」ユータの周りの地面に亀裂がはしる。「ふふふ…素晴らしいね…やっぱり君の力は素晴らしい…邪魔が入ってしまったからまだ30%だけど…」ユータの肩に手を触れようとした少年をユータは睨み付けた。「貴様?うぉぉぉ?」ユータの姿が消える
ユータ さん作 [378] -
ディフェンド? ”姫を連れ去れ!”
啓吾と源二は城の中に入った。城の中ではパーティーが行われていて人が大勢いた。 「で、姫(怜)は見つかったか?」 「あ〜、何処にいるかわかんねぇよ」 さすがにこの人ごみの中で探すのは困難だ。 『只今姫様がお見えになりました!!』 と、男がマイクの前で言う。城の中にいるものは皆階段を降りてくる姫を見ている。 「ほ〜ぉ、あれが姫か」 「みてぇだな。じゃ、ちょっくら行って来る」 と、言って啓吾はその
梓 さん作 [433]