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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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ディフェンド? ”捜索願” 4
俺と男は、建物内に入った。建物は少し壁の色が薄れてたりしたけど、中身は全然変わってなかった。 「なぁ、アンタ・・・。なんでココを知ってんだ?」 啓吾が言う。 「俺の名前は源二(げんじ)ってんだ」 「俺は、啓吾だ」 「まぁ、俺がココを知ってる理由はな・・」 しばらく源二は黙り込む。 「俺が、龍華と仲間だったからだ」 「龍華と・・・」 「っていっても、4年前の話だ。御前らが龍華と行動する前だな」
梓 さん作 [394] -
ハチャメチャ冒険12
「お前…ろれつがおかしいぞ」ユータは油断なく剣を構える。「ご、ごごご…まだ上手くシンクロできてないみたいだね」緑髪の少年は髪をかきあげる。「……」ユータは剣を抜き放ち、剣の切っ先で石を弾き飛ばす。「ふふふっ」ひらりと身をかわすと、右手を後ろに引き、左手を突き出す変な構えをとる。「殺しはしないさ…汚れた血が必要だからね…」「その……その名で俺を呼ぶな???」ユータは猛然と切り掛かって行った。間合い
ユータ さん作 [361] -
大江戸からくり絵巻
時は江戸時代、下町のからくり師八兵衛は新しい発明の報告にお代官様の元を訪れていた。八兵衛「お代官様、私の発明しましたこのえれき車輪、平賀源内様のお作りなされた【えれきてる】の力を利用しましてこちらの踏みしろを足で踏み回しますと、からくりと、えれきの力で楽にこの車輪がまわりどんな山でもすいすい登るのでございます。」代官「ほう!また凄いものを作ったものだな、これをどう使うのじゃ?」八兵衛「はい飛脚の
れんじ さん作 [402] -
magicalnote―マジカルノート―?
ビルの中はピカピカに掃除され、ツヤツヤしていた。新しいタイプの造りである。私は思わず「わぁ…」と言ってしまう。レイはそんなことにはお構いなしに黙々と歩いていく。私はレイにはぐれないようについて行った。 ―ピタ。 レイがある部屋のドアの前で止まった。私も自然と足を止める。「……」レイが無言でドアを開ける。私は少し緊急してしまい、シャキッと
MIO さん作 [392] -
ハチャメチャ冒険11
「やっぱり…疲れた?俺って…言いように使われてる?」一人苦笑いしながら道を歩いていく。たいした事はない街だが、夜遅くでも、街には光りがちらほらしていた。しばらく歩いて、足を止める。「つけてきてるのは、わかってる…誰だ?」さっきからつけてきている気配にユータは痺れをきらしていた。「ばれてたみたいだね…」静かな声が漆黒の闇の中から聞こえてきた。「…」剣の柄に手をかけながら、ユータは気配を探る…。「さ
ユータ さん作 [362] -
ハチャメチャ冒険10
「姿は見えなくても…」弓をゆっくり引き絞りながらミホシは言う。「影だけは隠せない?」ミホシは弓からいっきに弓をはなつ。 ひゅっと風を切りながら、影を射る。 血飛沫が飛びながら、影は倒れた。 ちかちかした視界がゆっくり晴れていく。視界が開けた二人が見たのは、無気味な姿をしたモンスターと、それにトドメをささていたミホシだった。「ミホシ大丈夫?」エリナは腰に手を当てて目を擦りながらミホシに近づいて行っ
ユータ さん作 [360] -
end・memory 2
ユキはアクセルをにらみながら口元をにやつかせる。「へぇ〜、自分でやるって言い出したく・せ・に!」ユキはアクセルの額を人差し指でツンツンとつついた。だが、アクセルはしっくり来ないらしく、首をひねっている。 「そんなの―……あ。」 アクセルは突然ハッとした。そう、確か、約束した。ユキがニッコリと笑う。 「そ!あの森を確かめるんだよ!早くスカイの所に行こう
井浦快里 さん作 [360] -
magicalnote―マジカルノート―?
私の名前は山下咲。通称サク。スポーツと、魔法が大好きな女の子です。そして隣にいるのは、月中鈴。通称レイ。魔法使いの免許を若くしてとった、天才。私は、そのレイの助手なのだけれど…。今私たちは、魔法界のある通りを歩いてます。レイが何か用事があるらしいのだけれど…なんだろう?歩くペースが遅くなっている私にレイが声をかけてきた。 「おい、おせーゾ」 私はハッとして前を
MIO さん作 [460] -
Symbol 12
「そうではない。私が言いたいのは味だ」ご機嫌な笑顔で紙袋の中からクレープを取り出す。「これほどの人だかり、見たことないぞ」包み紙の封を開ける。すると、明るい黄色の生地が顕になった。「・・・次から店内を覗かないでね」ここのクレープ屋の外に人は並んでいない。皆、店内に用意されている椅子に座っているからだ。しかも、出入口のドアは鏡のような素材で、間近で見なければ中の様子は見れないようになっていた。麻弥
レナ さん作 [343] -
end・memory
―いつしか忘れた、あの記憶。 短い金髪に黒い帽子をかぶった少女が、真っ暗な世界で立ちつくしている。 ―暗闇で消えた、あの歌。 少女がふと、目を開く。その瞳は、深く、青く… ―光はあるの? 少女は突然辺りをキョロキョロと見回した。全てが闇に葬られた、時の
井浦 快里 さん作 [369]