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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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nothing world
『どうするの?』声は再度響いた。私の答えは絞り出されたようにでてきた。その日私は世界から消えた。『ようこそ。』青年は言った。私は黙って、彼の瞳をみつめた。なんの感情も読み取れないそれはわたしに微笑みを向けた。辺りはただ白かった。何もない。彼だけ。私は尋ねた。「ここには他に誰かいるの?」彼の返事は早かった。『いいえ。ここには君と僕だけ。』「そう。」『他に誰かいるのなら僕は君を求めたりはしない。』―
メロ さん作 [357] -
子供Vol1
「ハ・ヤ・テ〜!あ〜そ〜ぼ〜」二階の部屋の窓から外をみると、近所に住んでいるミユキが家の前ではしゃぎまくっている。ミユキは、ハヤテの幼なじみで、いつも笑顔と、元気を振りまいている。しかし、ミユキには辛い過去がある。それは、ミユキが小さいころこの世の「者」とは思えない「者」に、父親を殺されている事だ。その「者」の姿は、とにかく背が高く、筋肉隆々で、腰まき一枚の出で立ちだった。ミユキの父親が、殺され
夢見大 さん作 [396] -
彼方向日へ
学校が終わり、下校のチャイムがなる。閑散とした学校で一人の少年が誰もいない教室で空を視ていた。少年の名は、武藤瀧 堺高校の2年生だ。(誰か来ねーかなー)こんな調子でいつも暇を潰していた。ただ何かを待っているように………そんな時に校内放送がかかった。『武藤瀧!今すぐ校長室に来なさい!!すぐに!!』(おぃおぃ、慌ただしいな、なんで居ることがバレてんだ?校長に呼ばれるなんて初だぜ…んまぁ暇潰せりゃー儲
オモチ さん作 [340] -
キングダム 10
「レイクウェストは・・アランジスタと比べようもないくらい小さな街です。ですがその分人々の結束は強く、犯罪などほとんど起こらない平和な街でした―あの日までは・・・。」エマは一度言葉を切って唇を噛み締めた。思い出したくない事を必死で伝えようとしているのが眉間のしわからもうかがえる。「皆さん、レイクウェストの北にある山をご存じですか?」「―レゼント山ですね?」ジルファが静かに答えるとエマが大きく頷いた
るぅ さん作 [442] -
dis-[12]
―――\r怜子「それで?彼にはどこまで話したの?」白衣の女が口をひらく。瑞枝「予定どおり。使真の存在までよ。」“シュン―‐”瑞枝が入ると扉が閉まった。怜子「OK、わかったわ。」瑞枝「…」‐ ‐‐‐ ―\rこの時、俺達には何が始まるのかまったくわからなかった。だけど…一瞬、瑞枝の顔が曇ったように見えたんだ――《悲しい…つか、悔しい…つか、そんなかカンジで―――》
遥香 さん作 [374] -
dis-[11]
外からみた感じのこの部屋は、たいして広くはないが狭いというワケでもない。ミニテーブルにソファー、室内用の観葉植物など、一般的な“リビングルーム”といった印象だった。…否、このような施設にこんな部屋がある事が既におかしいからか…あまり落ち着かなかった。瑞枝「ハイハイ…厳しいお言葉。さぁどうぞ、祐希くん?」祐希「ぁ…あぁ…」瑞枝に導かれて部屋へと足を踏み入れる。廊下よりも部屋の光の方がが眩しか
遥香 さん作 [379] -
dis-[10]
――鈍い金属の光を放つ 長い廊下を進む――エレベーターを乗り継ぎ、自分が入り口からどの辺にいるのか位置感覚がなくなるまでになってきた。瑞枝「ついたわ」ようやく一つの扉の前で足を止めると、瑞枝はカードキーを取り出す。“ピッ‐CLEARー” “シュン…”ロックが解除され扉が開いた。瑞枝「レイコ、早いじゃない?」怜子「あら、あなたが遅かったわ。ミズエ。」そこにはブロンドのセミロンク
遥香 さん作 [388] -
ディフェンド ”血に染まる仲間達”
―2年前―\r 「いっちょあがりぃっ!!」 龍華の仲間の少年が言う。 「はぁ、これで何人目だろぅ・・・」 少女が言う。周りには何人ものアジトの仲間が倒れている。 「大丈夫か?」 龍華が走ってやってくる。 「あぁ。大丈夫だ」 「さぁ、先に進・・・―――」 その時、ドンッという銃声が聞こえる。 「りゅ、龍華さんっ!!!」 目の前には、肩を銃で撃たれ倒れている龍華の姿が・・・。 「フッ・・・。まず、
梓 さん作 [381] -
dis-[9]
瑞枝「正確にはあのビルは地面から下にむかって建ててあるるの。つまりここは地面の中。空間があるのね。名前はグラウンド・ドームと呼んでるわ。最近、避難訓練が増えてたでしょ?そのシェルターは全部これに続いてるものなのよ。」祐希「地面って…‥どーして太陽が?」瑞枝「アレは太陽のような光をだす装置、軍のものよ。あれで地上と何ら変わらない一日が表現できるの。」祐希「あの避難訓練、シェルターはその…使
遥香 さん作 [375] -
ディフェンド ”脅迫状” ?
「俺達の・・・命?何でそんな」 「脅されていたんだ『ディーカ』に」 「手紙の事ですか・・・?」 「あぁ。そぉだよ」 藻先生が言うには手紙の内容はこうだった・・・。 『御前の力が必要なんだ。こっちの仲間になってくれないか。』 『もし、断るならば御前の過去にあったように、御前の仲間を血に染めてやろう・・・』 ”仲間”というのは、俺達2人の事をさしているらしい。その続きに・・・・―――― 『我等の仲
梓 さん作 [393]