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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

 
  • 逃亡記13

    ゲルダはとっさに嘘をついた。「森の中でこれを拾った。ちいさな泉の底できらきら光っていたんだ」「ほうほう。お前さん、それは拾い物じゃった。もう一度、見せてくれんかの?」老人がそう言って手を差し出すので、ゲルダはその手に女からもらった銀貨を一枚載せた。「それはあんたにあげる。約束だからな」ゲルダがそう言うと、老人は喜色満面で受け取った。主婦が料理を運んできた。香草とスパイスと焼けた鶏肉の匂いが立ち込め
    どろぼう猫さん作 [683]
  • 逃亡記12

    「なんでもいい。ひどく腹が減っている。めしを食わせてくれ。」ゲルダは主婦の顔もよく見ずに、ぼそぼそとしゃべった。主婦は、「まあ、まあ」と呆れて言葉もない様子。彼をこの家に案内した老人が、ランプの下の椅子をゲルダに勧め、栓をひねってランプに明かりを灯した。ゲルダが椅子に座ると、老人は飾り棚のそばのもう一脚の椅子に自分も腰掛け、先ほどよりは打ち解けた様子でゲルダに話しかけてきた。「さっきのおまえさんの
    どろぼう猫さん作 [665]
  • 逃亡記11

    ゲルダが案内されたのは、こじんまりとした村人の家だった。老人に続いてゲルダが家に入ると、夕食のしたくをしていた主婦が驚いて振り返った。「あんた、お客さんかい?まあまあ、このうちにお客を迎えるなんて何年ぶりだろう。見ての通りの小さな村でね、全員が顔見知りみたいなもんだから、わざわざ客に呼ばれたりすることもないのさ」年取った主婦は、まくしたてるようにそう言って、ゲルダに向かって微笑んだ。
    どろぼう猫さん作 [675]
  • DARK-NESS 117

    ムカイと能力協会達の間に張り詰めた緊張感が漂い、今にも戦いが始まろうとした時、能力協会全員に通信が入る「緊急連絡!南の無人島よりミサイルが発射され、東京に向かっています!直ぐにそこから離れて下さい!」タケ「マジかよ…」カシス「やりやがったなぁ!!!」オルゾ「待て!」飛び掛かろうとしたカシスを止め、ムカイをチラッと見たオルゾ「戦ってる暇はない!俺達も逃げるぞ!」カシス「クソ!」タケはショックを受けて
    ZAZAさん作 [522]
  • DARK-NESS 116

    しばらくして崩れた国会議事堂前に能力協会の面々が集まっていたカシス「静かだ…」不気味に静まり返った国会議事堂の周りを眺めていると中から何者かが歩いてきたタケ「あ!」ユウ「ムカイ…」オルゾ「いや…」魔痕により禍々しいオーラと黒い炎を漂わせながら歩いてくるムカイだったオルゾ「お前がいるという事は龍・老酒は死んだか」「!!!」オルゾ以外は驚きの表情を見せるムカイ「能力協会が何しに来た?」アカシア「…結果
    ZAZAさん作 [474]
  • 逃亡記10

    ゲルダは村に入った。粗末なレンガ造りの家がまばらに立ち並ぶ集落で、家からは、夕げの匂いが漂ってくる。さっそく現れた老人が、ゲルダのことをじっと見上げた。ゲルダは言った。「腹がとても空いているんだ。なにか食うものはないか?」「食うものじゃと?お前さんの右足でも焼いて食らうかの」そう言って老人はけたたましく笑う。ゲルダは苛立ちをこらえ、腰の袋からさっきの銀貨を一枚取り出した。「これで頼む」老人の顔色が
    どろぼう猫さん作 [685]
  • 逃亡記9

    ゲルダの声は暗かった。「おれは罪を犯し、かの王国から追っ手を差し向けられたにんげんだ。おれに安住の地などはない。聞くが、この森の向こうに渓谷はあるか?」女はうなづいた。「その渓谷の近くに村があるんだろう?」女はまたうなづいた。そして懐から三枚の銀貨を取り出して、ゲルダに渡しこう言った。「渓谷の村でその銀貨を見せなさい。あなたに一晩の宿と湯気を立てるシチューを振る舞ってくれるわ」ゲルダは戸惑っていた
    どろぼう猫さん作 [717]
  • DARK-NESS 115

    巨大な闇の手を一瞬で薙ぎ払う龍「な…」魔痕の模様や色がより一層濃くなり、禍々しいオーラが更に高まる龍(笑っている…ついに完全に魔王化したか…その証拠に傷が完全に癒えている)右手の黒い炎が強く大きい燃え、更に周囲を黒い炎がゆっくり渦巻くムカイ「ケッチャクヲツケヨウゾ…」龍・老酒が黒い球体を自分の体に入れて体が黒く変化した龍「闇ノ千樹手・侵食」黒くなった体から闇の手が無数に生える。その姿はまるで千手観
    ZAZAさん作 [500]
  • DARK-NESS 114

    全体が真っ黒になり、そこは闇の世界になったムカイ(何も見えない…けど黒い雨は降り続いてるという事は俺の技は継続中か…がぁ!)突然闇の中から殴られる 龍「真っ黒の世界で闇ノ千樹手を避けるのは不可能だ。このまま回避不能な攻撃を受け続けるがいい…くっ!」ムカイ「それはお前も一緒だ…俺の黒い雨に打たれ続けてるのは正直辛いはずだ。だったらどっちが参るか根比べだ…あがっ!」それからしばらく、ムカイは闇の世界で
    ZAZAさん作 [507]
  • DARK-NESS 113

    ムカイ「あぁあああぁ!」止むことのない闇の手の猛攻、そして増え続ける闇の手にムカイはその場から動けないどころか下がりつつある龍「時間だ…そろそろ終わりにするか」今までより大きい黒い球体がムカイの頭上に現れる龍「闇ノ千樹手・大黒柱」巨大な黒い柱がムカイに向かって落ちる「ガシッ!ガシッ!ガシッ!ガシッ!ガシッ!」一瞬頭上に気を取られ、闇の手を掴まれると離すまいと次々とムカイを掴むムカイ「しまった!」「
    ZAZAさん作 [522]
 
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