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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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クリスタルクラッシュ8―?
「ところが一つ問題があるのよね」メディナは眉間にしわを寄せて、頭を掻いた。「問題?」「私、クリスタルの扱い方を知らないのよ…」「えー!?」五人は目を大きく見開きながら、口をあんぐりと開けた。「じゃ、どうやってクリスタルクラッシュになるんですか!?」「ここまで話しておいてオチがそれかよ!?」「冗談ですよね!?」「嘘でしょう!?」「嘘じゃないわ。父から剣術は習ったけどクリスタルクラッシュとしての技術
いっと さん作 [457] -
クリスタルクラッシュ8―?
「こいつにクリスタルが扱えるんですか?」ダリルはザックを指差して、尋ねた。「訓練すれば誰でも扱えるようになるわよ」「誰でも…ですか?」「ええ。クリスタルを付けるだけで剣からエネルギー波を放てるようになるからね。後は訓練を積む事で精度が増していくわ」「手軽に扱えるんですね…クリスタルって…」リリアは拍子抜けしたような表情で、呟いた。「ところがそうでもないのよ」メディナは剣を鞘ごと腰から抜いて、一振
いっと さん作 [456] -
子供のセカイ。206
この王子はなかなかに聡い。治安部隊の若者達が、王子の事を貧弱だと馬鹿にしているのを耳にしたが、ラドラスはそうは思わなかった。力とは強さのことだけではない。治安部隊は常人ならぬ身体能力を持っているからこそ、それを依りどころとし、なおかつ誇りに思っている。だが、王子には王子の才能がある。癒しの力は勿論だが、何よりこの綺麗な少年は、人の心や物事の流れを正確に読む能力に長けている。ほんの半日ほどの付き合
アンヌ さん作 [439] -
名も無き英雄.1
誰かが謳う。耳障りな詩。誰かに縋る浅ましい詩。ただの迷信だと知ってるくせに、弱い奴らだ。カエデ「私もいると思うよ。名も無き英雄。」1つ年上のカエデが言う。サクヤ「誰も見たこともあったことも無いのになんでそいつがやったってわかるんだよ?」カエデ「あ〜あ、ヤダヤダ。ネクラ男はだから嫌いなのよ?」サクヤ「オッ俺は慎重なだけだ?」カエデは孤児だ。俺も…他に3人のちびたちが俺たちの家族だった。俺もカエデも
葵 さん作 [491] -
クリスタルクラッシュ8―?
「…勘違いしているようだけど…」メディナは小さく息を吐いて、ミーナを見た。「クリスタルを使って人殺しをする訳では無いわ。あくまでも相手からクリスタルを奪う為よ」「…え?」ミーナは涙を拭いて、目を大きく見開いた。「ミーナ、私たちの目的はクリスタルの奪取よ。絶対にそれ以外の目的でクリスタルクラッシュは使わないわ」リリアは優しい瞳でミーナを見つめながら、諭した。「…はい…」ミーナは眉間にしわを寄せて、
いっと さん作 [418] -
クリスタルクラッシュ8―?
「ち、ちょっと待って下さい!クリスタルクラッシュ専用の剣ってどういう事ですか!?剣自身にクリスタルの力が入っているという事なんですか!?」ザックは慌てふためいて剣を手にとると、凝視した。「そうじゃないわ」メディナは首を横に振って、「クリスタルをそこにはめ込むの」と、言いながら、剣首にある何かをはめ込むような形をした部分を指差した。「こ、ここにクリスタルを…?」「そうよ」「…私たちが奪ったクリスタ
いっと さん作 [468] -
名も無き英雄〜はじまりの詩〜
焼け爛れた大地にひとり立ち、空を仰ぎ漆黒の剣を突き上げる。狂った竜すらその背を向け、恐怖する。名も無き英雄よその姿すら知られぬ者よ、我らの前にその背を見せ、その姿で業火をそらせ。名も無き英雄よ、我らの英雄よ、闇より出でた孤独の戦士よ。その足跡に雨は降り、大輪の月花を咲かせ。名も無き英雄よ、まだ見ぬ英雄よ、我らの英雄よ。赤き涙に終わりをもたらせ。名も無き姿無き英雄よ。今何処でひとり戦う。
葵 さん作 [435] -
Sky at dawn〜青の夢〜3.>>>
もしかしたらこの日にソアは決意したのかもしれない。優しく強くまっすぐに進んでいくソア。振り向いて立ち止まって私たちを先導するソア。その笑顔の下で彼は泣きその笑顔の下で彼は道を探す。迷いも弱さも見せず。先へと進む。ただ目の前にある事に私たちは無我夢中でそのサインを見逃した。ソアは感染者だ。
葵 さん作 [401] -
子供のセカイ。205
「まず、地下の青い空間について話そうか。あそこは、“青の混沌”と言う。“真セカイ”にいる、光の子供の想像エネルギーが溢れることによって作られる、“子供のセカイ”の外殻のようなものだ。“闇の小道”が、“真セカイ”と“子供のセカイ”を結び付ける正常ルートだとすれば、“青の混沌”は異端ルートといった所だな。本来、誰かが介入していいような場所じゃない。……と、いうより、介入できないと言った方が正しいかな
アンヌ さん作 [404] -
クリスタルクラッシュ8―?
メディナは小さく頷いた。「あれがクリスタルクラッシュ…」ミーナはポツリと呟いて、唇を噛んだ。「奴らに対抗する事はできないんですか?」リリアは眉間にしわを寄せながら、メディナに尋ねた。「普通の人間ではまず無理ね」「…そうですか…」「ただ、対策が全く無い訳では無いわ」「え?」ミーナ、ダリル、リリア、ザックは一斉にメディナを見た。「私たちもクリスタルクラッシュを育成するのよ」「!」「…あの剣ですね?メ
いっと さん作 [429]