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カオス オブ ディアボロス 〜癒しの星〜?
?私は死ぬのだろうか。ふとそう思うときがある。そういうときは大抵、激しい頭痛が起きてからである。すぐに、羽飛を呼ぶ。いつもからだが悪くなった時羽飛に、針を打たせている。羽飛が針を刺すと、痛みがなくなる。羽飛はいつも、針を刺す前に血が滞っている所を手で擦りながら探す。その滞っている場所に打たれると、全身からドンドン力が抜けていくような感じに襲われる。それで大抵の頭痛は治る。だが今日の頭痛は、いつも
リョック さん作 [500] -
カオス オブ ディアボロス 〜癒しの星〜?
?琉天領が、病に落ちた。そういう報告を、受けた。もう長くはないだろうと思った。ペイルがうまくやったようだった。形としては、寝返った事になっているがまだこちらの部隊長である事には変わりない。グリンガムは、顎鬚を触った。自分の癖である事は知っているが、治そうとはしたくなかった。これも一つの個性だ。そう思った。ペイルはそろそろ、帰ってくるはずだ。そろそろ出陣の秋(とき)か。護衛をしている、ガムルを呼ん
リョック さん作 [478] -
カオス オブ ディアボロス 〜癒しの星〜?
上手く、硬い防御だ。そう思った瞬間バラハムが、受けた剣で弾き、突いてきた。とっさに避けた。かわした瞬間、刀を鞘に入れた。それだけの余裕があるほど、隙がでかかった。バラハムが向けた、一瞬の隙をついた。「炎流居合、覇斬!!」血しぶきが飛ぶ。ぬくい血。刀から腕に伝わる。バラハムは体制を整えないまま剣を落とし、倒れた。「見事なウデ・・・な・・・り!その力に…尊敬の念を抱・・・い・・・た。我が力を・・・受
リョック さん作 [500] -
カオス オブ ディアボロス 〜癒しの星〜?
?もうどれくらい経たったのだろうか。汗が額からにじみ出てきた。もうかれこれ、30分は硬直状態にある。敵は強かった。サスケは、全ての技をぶち込んだ。だがびくともしない。思いついたように、炎の使者は言った。「こいつは・・・バラハムです!やはり復活していたという噂は本当だったんですね。」「なんだ?バラハムってあいつの事か?」「そうです。昔勇者達に立ちはだかった、7匹の邪王のうちの一匹です。強いはずだ。
リョック さん作 [495] -
カオス オブ ディアボロス 〜癒しの星〜?
「しょうがない。親父に教わった、技でいくか。」サスケは刀を抜き、構えた。心を落ち着かせ、敵に切り込んだ。「炎(ほむら)流、斬鉄剣!!!」閃光が炎に変わり、その炎は鋭く敵を刻んだ。魔物達の血の雨が降る。一気に勝負はついた・・・かに見えた。魔物はすべて息絶えていた。一匹を残して。
リョック さん作 [520] -
カオス オブ ディアボロス 〜癒しの星〜?
?サスケは、炎の使者とともに洞窟に入っていた。「なあ、いつになったらこの洞窟を抜けられるんだ?」「もう少しでしょう。しばらく我慢してください。」さっきからそればかりだ。さっき聞いた時もその返事だった。その前も、その前の前も。(ヒマだなぁ…)サスケはそう思った。「さっきから、魔物も出てこなくなったし。ヒマすぎるよ。」「大丈夫です。今から行くところに、嫌と言うほどいますから。」サスケは、このこと
リョック さん作 [501] -
カオス オブ ディアボロス 〜癒しの星〜?
?ダルクは一人、昔を思い出していた。国境ざかいにある、山へ登っていた時の事だった。そのときの目的は、薬草の調達と山の民へ、教えを広めるためだった。しかし、登っている途中人を見つけた。近寄ると、少女がうずくまっているのであった。それが、プリスだった。プリスはまだ幼く、山で一人泣いていた。ダルクは驚いたが、とりあえず理由を聞いてみた。プリスは、涙ぐんだ声で言った。「お父さんと、お母さんが殺されていた
リョック さん作 [488] -
カオス オブ ディアボロス 〜癒しの星〜?
「プリス!一体こんな時間までどこにいたんです!」神父のダルクは頭をカッカさせながら怒っている。「すみません。ちょっと土を見ていたらこんな時間になってしまったんです。本当にごめんなさい。」ダルクは、黙ってこちらを見た。「はあ。プリスの土好きには悩まされます。もっと、女の子らしい趣味をもって欲しいものです。そして、シスターという事を忘れて欲しくはないんですがねぇ。」ため息気味に言う。プリスは、ダルク
リョック さん作 [497] -
カオス オブ ディアボロス 〜癒しの星〜?
第2章聖者の微笑み大地が何か言った。声ではない。言葉でもない。しかし、プリスの心には感じ取れた。壊さないでくれ。そう言っているようだった。プリスは、この痩せた土を見ていた。「プリスさん。」後ろから不意に、少年に声をかけられたので驚いた。「また、こんなところで土を見ているんだね。また、あの呪文をかけてやるの?」「ええ、そうよ。土は、地の精霊様が私達にくださった大切な、命なのだから。」プリスがそう言
リョック さん作 [473] -
カオス オブ ディアボロス 〜精霊の星〜?
ペイルというものが、寝返ってきた、という報告があった。「羽飛殿、今回の寝返り、どう思われます?」「私は大丈夫だとは思いますが、何故そのようなことを?」「いや、なんとなくです。気にしなくて結構です。」羽飛はにやっとわらった。「そういえば、間者の報告によるとグリンガムは重兵器を集めているそうです。これで、私の策は決まりました。火攻めです。」羽飛は少し驚いたようだったが、何も言わなかった。「これはその
リョック さん作 [488]