携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジーの一覧

ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

 
  • ロストクロニクル 最終章9

    タクトが「ありがとうございます」と階段を上ろうとした時「勝手ことをされては困りますね。国王」天井から降りてきたのはサーブだった。「貴様は!」「約束がちがいますよね」サーブはにこやかに笑いながら国王の元へゆっくり迫ってくる。「サーブ!何をする気だ!」タクトが国王を背に二人の間に割って入った。「あのね、私は今ものすごく機嫌が悪いの。下では苦戦してるみたいだし、愚かな国王は私たちを裏切るし、私たちの国
    五十嵐時 さん作 [442]
  • ロストクロニクル 最終章8

    タクトが次にたどり着いたのは王の謁見室だった。部屋の最奥に置かれた豪華な椅子に腰掛ける人物がいた。「あなたは、パラス国王ですね」王は薄ら笑いを浮かべると「如何にも」と威厳のある声で答えた。「なぜ・・・なぜ兵士達がルパスの味方をしているのですか!」タクトは王を問い質した。「分からぬか、この戦いは始まる前に敗北しているもの、戦力が違い過ぎるのだ。私は多くの死者が出るのを未然に防いだだけだ。我々が全面
    五十嵐時 さん作 [430]
  • 子供のセカイ。204

    ジーナは少し黙した後、暗い表情でラドラスを見た。「……まず、お前についてだ。お前はなぜこれほど自由に動ける?勝手に私を助けて部屋に運んだことはもちろん、そもそもボールを持っているところからおかしいだろう。あのボールはとてつもなく強力だ。恐らく武器にすらなりうる。囚人が持って許されるような代物ではない。……囚人、というのも、怪しいものだな。治安部隊の奴らでさえ、どこかお前を避けているように見えた。
    アンヌ さん作 [455]
  • ロストクロニクル 最終章7

    ドレーはその不意討ちに対応しきれず、タクトの斬撃を胸で受けた。「馬鹿が!お前の剣は俺を貫けない」ドレーの余裕の笑顔も見ずにタクトは大声をあげながらドレーの体に剣を向ける。「ふざけるな!必ず、お前を、斬る!」タクトの斬撃にさらに力が込もる。やがてドレーの体から一滴の血がながれた。「馬鹿な!」慌ててタクトの腹を殴る。タクトは後方へと勢いよく突き飛ばされた。「・・・俺を傷つけた、だと!」動揺を隠せず胸
    五十嵐時 さん作 [431]
  • クリスタルクラッシュ8―?

    ガリードと呼ばれた兵士はコッペルが去って行った森の奥を一瞥して剣を一振りすると、黄色いマントを翻して荷物の元へ戻っていった。ザック、ダリル、リリア、ミーナ、エナンの五人は落胆したような表情を浮かべながら、小屋の扉を開けた。そこには既にメディナが席に座って待っていた。「まさか奴らがクリスタルクラッシュを育成していたとは…」エナンは席に座りながら、大きく息を吐いた。「あのクリスタルクラッシュ、相当訓
    いっと さん作 [429]
  • クリスタルクラッシュ8―?

    「うわあっ!」兵士たちは閃光から生じた爆発に巻き込まれて、次々と吹き飛ばされていった。その中で黄色いマントを着けた兵士たちは瞬時に剣で円を描くと、爆発エネルギーを円から生じたエネルギー膜で受け止めた。―バカな!コッペルは目を大きく見開いて、その兵士たちを見つめた。兵士たちは間髪を入れずにコッペルのいる方向に駆け出した。―やばい!コッペルは一目散に草村の奥へと走った。その瞬間、一筋の細いエネルギー
    いっと さん作 [466]
  • パンケーキにお住まいの野ねずみさん9〜馬2

     全力疾走後のサラブレッドのように肩で息をしていたお馬さんは大人しく座りなおすと、恥じ入ったように野ねずみ父さんに頭を下げて言いました。 「すみません…。つい日頃の恨みつらみが…。先生に言っても仕方のないことですのに。」 お馬さんは心底申し訳なさそうに、少し迷いはしましたが誠実そうな黒い瞳で野ねずみ父さんを真っ直ぐ見つめて言いました。 「八つ当たりをしてしまいました。本当にすみません」 野ねずみ
    α さん作 [324]
  • パンケーキにお住まいの野ねずみさん8〜今日は馬でどう?

     続いての相談者はお馬さんです。 お馬さんは野ねずみ父さんが勤める会社で馬車の運転手をしています。御者がいなくても自分で進んで行けるんです。偉いですね。 「先生、ワタシ、ここのところ同僚との付き合いが馬くいかないんです」 お馬さんはしょんぼりと机に置いた蹄に目を落として野ねずみ父さんに打ち明けました。 「上手くいかないというのは、例えばどのような…?」 野ねずみ父さんが気遣わしげにそっと尋ねると
    α さん作 [312]
  • 子供のセカイ。203

    「さて、こんな辛気臭い部屋で話すのもなんだし、外に出ようぜ。」二人は唖然としてラドラスを見上げ、それからジーナは首を傾けた。「……そんなに自由に動いていいのか?ここは強制労働施設だと聞いたが。」「大丈夫、大丈夫。俺には特権があるからな。」ラドラスはそう言って朗らかに笑う。どこまで本気かわからないその台詞に、ジーナはまたあの、嫌な類いの不安を感じた。ジーナがベッドから下り、ブーツを履くのを待ってか
    アンヌ さん作 [415]
  • ロストクロニクル 最終章6

    入り口から入ってきたのは、みたこともない制服を着た兵士達だった。「まずい!ルパスの兵士共だ!」三人は武器を構えた。「くそ!早く上へ行かねぇと!」ウェドの様子を見て、シルヴァは言った。「お前達は行け、こんなやつら、一人で十分だ」「ですが!」「いいから行け!自分達の国を取り戻すんだろうが!もし、上の二人が殺られたらこの国に未来はない!だから行け!」ウェドは少し考えると、ありがとうと答え、フラットを引
    五十嵐時 さん作 [435]
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス