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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

 
  • 人斬り女(一部)

    「こんな私と、まともに向かい合える奴がいるとは。」夜の雑木林に響く、女の細い声。「お前だって一部始終を見ていたんだろ、私はとっくに気付いてたよ。」町からはそう遠くない林、人斬りが現れたのは最近の事。だが、その姿を見た者はいない。正確にいえば、見た者は斬り殺されている。ここにいる青年一人を除いて。「何も言わないな。恐れているのか、それとも、この先の死を想定して話す気も失せたか?」静寂を照らす月明か
    某日本人 さん作 [1,177]
  • 悲愴の水使い?

    「お〜い!俺はここにいるぞー!」カイは叫び続けた。それからついでに悪口を言った神様にも謝った。「神様〜さっきは馬鹿野郎なんかいってごめんよー!俺はあんたを信じるぜ〜!」やがて天井の土がポロポロと崩れて穴が開いた。そこから町長がのぞきこむ。「無事か?」「俺達は無事だ。それよりサラが深手を負って大変なんだ。」「分かった。」町長が顔を引っ込めると町人が穴に入ってきた。カイもこれには驚いた。もう全員町か
    ROCO さん作 [967]
  • 悲愴の水使い?

    「サラ!」アリスが倒れたサラを抱きあげる。「しっかりして!」そのすぐそばでカイが布をとりだし、サラの肩に巻く。「止血しねーと死んでしまう。」「怪我してるのはここだけかしら…」「分からねぇ…どっちにしても地上に連れて帰らないと…。」カイが傷に触らないようにゆっくりとサラをおぶる。「帰り道覚えてるか?」「ええ、もちろん。…そうか…あなた方向音痴だったわね。」「…方向音痴っていうな。」アリスが先頭に立
    ROCO さん作 [938]
  • 悲愴の水使い?

    暗闇に残されてアリスは一歩も動けずにいた。しかし、しばらく立ちっぱなしでいると後ろから足音が聞こえてきた。「…あら?」足音は確かに人のものだがサラが走っていった方向とは逆だった。「誰?」そう足音に向かってたずねると、今度は走ってこちらにやってきた。「アリスか〜?」それはまぎれもなくカイの声だった。「あら、その声はカイね。」足音が近づくとようやくカイの姿が見えた。「良かった。無事だったんだな。」「
    ROCO さん作 [966]
  • 悲愴の水使い?

    言わなくてはいけない。アリスにこれ以上ついてきてはダメだと言わなくてはいけない。今引き返せばまだ間に合う。「アリス…」「な〜に?」「……ここから先は本当に危険。引き返してほしい。」「何言ってるの。ここまで来て引き返すなんて無理よ。」「…死ぬかもしれないのに?」するとアリスはそっとサラを抱きしめた。「そんな危険な所に小さなあなたをひとりで行かせられないわ。」「……私は死ぬことなんて怖くない。」する
    ROCO さん作 [942]
  • 悲愴の水使い?

    そこは以外に広かった。そして薄暗くとても歩きづらい。明かりを持っていないサラは壁に手をあててなるべく奥へと急いだ。しばらく奥に行くと悲鳴のような声が聞こえてきた。「…アリス?」声の方へサラは急ぐ。「誰かっ!助けて!」今度こそはっきりとアリスの声が聞こえた。同時にサラの視界にアリスと妖魔の姿が入る。サラは早口に呪文を唱えた。『清き水の子よ、刃となりて魔の者を切り裂け』サラの手から勢いよく水があふれ
    ROCO さん作 [964]
  • 悲愴の水使い?

    「助けに行かなくては。」サラが地面にあいた大穴をのぞいた。「俺も行くぜ!」「それはダメ」「な、なんでだ?」「魔法も使えないあなたが来ても足手まとい」サラはひとり大穴に入る。「俺だってな、自衛のために剣の使い方ぐらいは知ってるんだぜ!」「あの妖魔にどこまで剣が通用するかはわからない。」「な、なんだと!」無理矢理に大穴に入ろうとするカイを町人が止めた。「カイ、ここは魔法使いさんに任せよう。」「何言っ
    ROCO さん作 [938]
  • 悲愴の水使い?

    「役立たず?」真面目に返事をされてカイは自然に興味をもった。「魔法使いに役立たずもくそもあるのか?」サラはそれまで固く閉じていた口を開いた。「私は幼い頃…両親を妖魔によって殺されたの。そして私だけは偶然いた魔法使いに助けられ、魔法はその人に教わった。」「……」カイはなんと言うべきか悩んだ。「私には魔法使いの才能がある…とその人は言ったけど、何年しても上手くはならない。」そしてサラは悲しげに笑った
    ROCO さん作 [985]
  • 悲愴の水使い?

    「それで…書類には砂漠化の原因の究明及び改善と書いていますが、具体的にはどういった状態なのですか?」サラは表情ひとつ変えずに質問した。それがますますアリスやカイを疑わせる。「あなた、ホントに魔法使いなの?何か証拠を見せてちょうだい。」するとアリスの質問にサラはやはり無表情に答えた。「この承認書が証拠。」「そんな紙きれ信用できるか。」「なら私にどうしろと?」カイはうぅっと黙りこんだ。その時ようやく
    ROCO さん作 [1,283]
  • 悲愴の水使い?

    ここはガルラ。近頃砂漠化がすすみ町の人々は他の土地への移住を考えていた。 「しかし町長…私たちは長くこの土地に暮らしています。みな他の土地で暮らしていけるのか不安です…。」 そう意見するのは町民代表のアリス。 「いっそのこと王国から魔法使いをよこしてもらうか?そうすれば魔法で少しは農業をしやすくなるんじゃないのか?」 こちらの口の悪い男も町民代表のカイ。町民はみなアリスとカイの意見に賛成
    ROCO さん作 [1,552]
 

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