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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。

 
  • 子供のセカイ。201

    そんなジーナの不信に気づいたのか、ラドラスは得意げに唇の端をつり上げると、マントの下から何かを取り出した。「何でかっていうとだな、舞子様の想像の力を圧縮した、このボールのお陰さ。」取り出されたのは、地下の青い空間に穴を開けるのに使った、白いゴム製のボールだった。ジーナはまじまじとボールを見つめ、上機嫌のラドラスとボールとを見比べた。「これは支配者の力で作られたボールなのか!?」「ああ。箱を開いた
    アンヌ さん作 [407]
  • クリスタルクラッシュ8―?

    朝。輸送部隊の中に紛れ込んだエナンとミーナは、かぶっている鉄仮面の下から周りを注意深く見回していた。―人数は前回の二倍の二十人…か。エナンは僅かに顔をしかめて、小さく息を吐いた。大きな荷車を中央にして周りを騎馬で囲み、その周りに槍を持った兵士たちが囲んでいる。―しかし…一番前にいる黄色のマントを着けた兵士は何者だ?兵士や騎士たちが着用しているマントは赤で統一されているが、一番前を歩いている兵士た
    いっと さん作 [435]
  • 子供のセカイ。200

    突然言われた言葉に、とっさにジーナは固まった。ベッド脇のパイプ椅子に腰掛けたラドラスは、今度はにやっと白い歯を見せてジーナに笑い掛けた。「へぇ。やっぱ可愛いとこあるじゃん。」「……黙れ。殺されたいのか?」二人が違う意味を込めた視線で睨み合っていると、灰色の扉がノックされた。「ラドラス。ジーナの具合はどう?」ジーナはハッとして顔を上げた。その声で、先程までの記憶が一気に蘇った。「王子!」「その声、
    アンヌ さん作 [412]
  • 子供のセカイ。199

    ぼやけた視界に映ったのは灰色の天井と、こちらを覗き込む黒髪、黒瞳の若々しい外見をした男だった。男は小動物のような懐っこい目をきらきらさせると、それに反して大人っぽく、日に焼けた顔で、少しだけ困ったように笑う。「……十三年ぶりの再会だぜ?なのに第一声がそれか。相変わらず手厳しいなぁ。」「お前は、再会した傍から何をしているんだ…?」「んー、つい懐かしくてさ。ほら、お前が騎士訓練生の時、よく先輩にいじ
    アンヌ さん作 [396]
  • クリスタルクラッシュ8―?

    夜。ザックは窓に映る月を眺めながら、一つ小さく息を吐いた。手にはメディナから贈られた剣が握られている。―いよいよか…。明日、ザックは仲間と共にクリスタル輸送隊を襲撃する事になっていた。―緊張してるよなあ。微かに震えが起こっている指先を見て、彼は苦笑した。人を殺すという訳ではないから気分的に楽ではあるものの、暴力に訴えて相手からものを奪う事は立派な犯罪行為だ。それに対して躊躇う気持ちはもちろんある
    いっと さん作 [431]
  • ネコの王と憂鬱な女神2

    ネコは、ものすごく困った顔をしている。それを見て私は、クスッと笑った。「そなたに、こんなことを言っても、無理だったかな?」ネコは、かぶりを振り、深呼吸をしている。「そんなことないですにゃ、女神さま。ボクは、恩返しをするために、騎士になったんですにゃ。だから、女神さまを外に出しても、ボクが女神さまを守りますにゃ」私は、頷いた。「よう、言うた。では、改めてそなたに命ずる。私を外の世界に連れ出し、いか
    夢見大 さん作 [308]
  • パラレルファンタジア 第三章(1)消えない影5

    (何を言っているの?)僕は無言で右手に強い祈りを込める。すると、右手が光に包まれ何かが現れる。それは、黒い鉄製の剣のようであった。(どういうこと?)僕自身もどうして武器を召喚できるのかわからなかった。右手に構えた鋭い剣を首筋に噛みつくディアーガの頭を狙い突き刺す。だが、黒い霧となりディアーガは消える。右手にも、刺した感触が伝わって来ない。「これも偽物なのか?」(雄!目の前に分散したディアーガが)
    黒井 さん作 [327]
  • パラレルファンタジア 第三章(1)消えない影4

    「とりあえず僕があいつの気を引くから君はその間に逃げて」「しかし…あなたの能力を使えばディアーガと対等に戦えるはずです。その補助を私が…」「ごめん…自分自身の能力がまだわからないんだ」少女は、戸惑いの表情を見せる。「なら、私が管理局に救援を呼びますから、しばらく耐えていてください!」少女は、即座に灯りに照らされた街道の闇に消えて行った。僕は、少女がいなくなるのを確認して胸を撫で下ろした。(とりあ
    黒井 さん作 [321]
  • クリスタルクラッシュ7…?

    「クリスタルを最初から簡単に使ってしまえばそれだけ相手から警戒されてしまい、運び込まれてくるクリスタルを奪い損ねてしまうかもしれん。だからこれを使うのは必要に駆られた時だけだ」スレイはコッペルに丁寧に説明した。「…わかったよ…」コッペルは小さくため息を吐いて、肩肘をついた。―なら俺が派手に打ち上げてやるよ。彼はそんな事を心の中で呟きながら、同じく心の中でほくそ笑んだ。「では詳しい説明を始めます」
    いっと さん作 [440]
  • リレー小説「王国の掟」最終話?〜麻呂〜

    「あ〜っっ。王様が泣いてる!!」「誰だ?!王様を泣かしたのは!!」「さぞ辛い航海だったのじゃろ?!」王国の住人は皆、王様の無事の帰国を喜び、また、周囲を飛び交う喜びの言葉は、王様にとって、この1年間の航海の間に皆からの信頼を失わずにいた事を安心させ、とても嬉しい1日の終わりを示す事となったのでした。明くる日――サラは、王様と共に、以前より豊さが増した緑の森に架けたハンモックの上に座り、王様の航海
    麻呂 さん作 [559]
 
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