トップページ >> ファンタジーの一覧
ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
-
クリスタルクラッシュ7―?
「保養所はいつ完成する?」「来月には…」アギールはエリックの前に畏まって答えた。「そうか…」エリックは玉座から静かに立ち上がると、邪悪な笑みを浮かべた。「奴らの修練はどこまでいっている?」「は…?」アギールは怪訝そうな顔で、エリックを見た。「秘密精鋭部隊の事だ」「…ほぼ修練は終わっております。後は実戦のみですが…」「よし。ならば保養所にあれを運び込む時に奴らの内三名を護衛につけろ」エリックは小さ
いっと さん作 [408] -
世紀末戦記 13
長い長い眠りからキーオーは目覚めた。昼なのだろうか。太陽の光が彼を照らした。彼は小さな部屋のベットに寝かされていた。ベットに小さな机と椅子があるだけで他に目立つものがない。壁一面まっさらな白に塗られているのは、南側にぽっつり開いた小さな窓の光を部屋中に行き渡らせるためだろう。暗くなく、眩しくなく心地よい明るさだった。外が騒がしい。彼は起き上がり、窓の外を見た。窓の外には銀色に輝く大海原が広がって
カザン さん作 [301] -
世紀末戦記 12
それはナカニス川と海の間にある河口堰だった。河口堰の内側には通路があり、そこを通らしてもらうのだ。早速ジャックは係員のゾルタスを呼んだ。「おーい!!ゾルタスのおっちゃん。」ジャックが呼ぶとゾルタスが出てきた。彼は水門の開け閉めや水の管理をしている。「ジャック!!また買い出しか!?」「今日も使わせてもらうよ。」「ああ使いな。しかし昨日からの大雨ですごい水だ。くれぐれも落ちんなよ。」「わかってる。毎
カザン さん作 [304] -
世紀末戦記 11
ジャックは石畳の道を進み市場へと向かった。朝からすごい人だ。特に今日は週末で、多くの人が仕事、観光、移民、様々な目的でゼ・ロマロを訪れている。さらにゼ・ロマロの住民たちも買い物に出かけるためたくさんの人で溢れていた。ゼ・ロマロ海に面した町であるため、多くの川の河口がある。その一つ、世界で7番目の長さを誇るナカニス川がある。水源は遥か北、アムチャットのアルドラスから流れてくる。距離にして世界で圧倒
カザン さん作 [292] -
見習い天使〜world8〜
翌朝、私は自分の家に向かった。家の前まで来たときすごく緊張した。成沢君、近くにいてくれるよね!いるよ!声がきこえた気がした。チャイムを鳴らすと奥から聞きなれた声がした。はい、どちらさま?ドアが開くと母が出てきた。こんにちわ、私は辰夫さんの代理できた者です。母の体を気遣って正体をかくした。ずばりお聞きします、美奈ちゃんに会いに行かないのはなぜですか?すごく会いたがってます。私も会いたいです。でも、
長沢蘭 さん作 [542] -
クリスタルクラッシュ7―?
「ふうん…じゃあ、ザックは?」「…僕はあまり明確な理由は無いんですけど…」「明確な理由が無い?」メディナは首を傾げた。「単にかわいそうだから、とかそんな考えでここに加わっている訳じゃないんです。何て言ったらいいのか…うーん…」ザックは小さく唸って、頭を掻いた。「あえて言うなら全てを知りたい…というか、知らない世界を知りたい。これが大きな理由ですね」「知らない世界を知りたい、ね…。じゃあ、あなたは
いっと さん作 [396] -
子供のセカイ。195
(くだらねぇ。情が移ったか?)これ以上覇王の機嫌を損ねる方が危険だというのに。みるみる険しい顔になっていく覇王にハントは胆を冷やしたが、その時、執務室のドアがノックされた。「覇王?入るわよ。」少女特有の高い声がくぐもって聞こえ、返事をする前にドアが開かれる。ひょっこりと顔を覗かせたのは、舞子だった。舞子は中にハントがいたのに驚いたのか、一瞬びくっと肩を持ち上げた。「……なんだ、ハントもいたのね。
アンヌ さん作 [417] -
リレー小説「王国の掟」第10話(上)さんちゃん
笑顔の溢れる国にするため王様は乳母(母親)に言われたことを皆に伝えることが最善と思いました一挨拶は明るくハッキリ二いつも周りはキレイに三土地(国)に感謝をごく当たり前のことを皆に守るように伝えました皆は神様(天)の住民で善良であったので素直に王様の指示に従いましたすると王国に自然と団結力と調和が働き初めは食べ物(木の実)の分配方法から始まりましたが次第に木の実の食べ方の研究や栽培方法も皆で話し合
さんちゃん さん作 [734] -
リレー小説「王国の掟」第10話(下)さんちゃん
悶々としているサラに王様はある日話しますサラ木の実の栽培計画も建ちしばらく皆の食べ物の心配はないので僕は一年航海に出てくるよその間にはサラはタケルと国のリーダーとして今の笑顔溢れる国を守ってて欲しいんだ!サラはビックリしましたタケルは秘かにサラが想いを寄せる勇ましい男性ですまっタケルとなら…サラは王様が航海に出ている間王国にいることにしました王様は三ヵ条の掟を皆に守るように約束して航海に出ました
さんちゃん さん作 [631] -
クリスタルクラッシュ7―?
ダリルはニヤニヤと笑って、大きく頷いた。「…何笑っているんだ?」「いや、何でもない」「?」ザックは首を傾げながら、木の枝にかけておいたタオルで汗を拭った。「メディナさん、一つ聞いていいですか?」「何かしら?」ダリルはニヤニヤしていた顔を元に戻すと、「その剣技って誰から学んだんですか?」と、尋ねた。「剣の基礎の部分は父から習ったわね。あとは我流よ」「我流…」「ええ。賞金稼ぎになって様々な仕事をこな
いっと さん作 [407]