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リレー小説「王国の掟」第六話〜麻呂〜
王様の、その真剣な表情とまなざしは、サラにとって、ある事を決意させるほど、熱く、情熱的な物でした。「私は今から、王様に真実を話す事にします。いえ…いずれは話さなくても分かる時が来るのだけれど…。」カーテンの隙間から朝日が差し込み、サラのブロンドヘアーが、一層美しく照らし出されています。ベッドの上に座るサラの隣に王様は、静かに腰を下ろしました。「その真実って言うのは何?!」王様の言葉を受け、サラは
麻呂 さん作 [476] -
見習い天使〜world7〜
だがその必死の願いも通じず、真理子に言っといてくれ、病気を治すまで帰す気はないと、それに真理子本人が私にろくに言いに来ないのはなぜだ?そういって叔父さんは行ってしまった。もうだめかもしれない…美奈は落ち込んだ。あきらめるの?成沢くん、だって…僕はあなたを救う為に来ました。あきらめさせる為ではありません、自分の未来は自分の責任でもあります。お母さんでも、叔父さんでもない美奈さん自身に!そうね!この
長沢蘭 さん作 [525] -
クリスタルクラッシュ7―?
リカルドと名乗った青年は冴えた双眸をサクリスに向け、「エリック王を止められるのはサクリス様以外おられません。どうか、お願いいたします」と、言いながら頭を下げた。「止めろ…か。難しい話しだ」サクリスは渋い顔で首を横に振ると、小さく息を吐いた。「手紙の中にはエリックは先王のできなかった事をやるつもりだと書いている。これが本当なら、彼を止める事は恐らく無理だろう」「それならば、止めるのではなくあなた様
いっと さん作 [378] -
子供のセカイ。192
そこには執務机が一つと、書類の入った棚が二つ、それに一枚の絨毯が敷かれているのみだった。さらに言えば、壁に剣を納めるための窪みがあったが、覇王は常に剣を腰に帯びているため、一度も使われた形跡がない。開け放たれた窓から、調度よい温度の風と日の光が入ってきていたが、ハントはそれらを何一つとして感じていなかった。生きた心地がしない、というほど怯えているわけではない。覇王は確かに恐ろしい男だが、だからと
アンヌ さん作 [394] -
リレー小説「王国の掟」第5話〜唯沙〜
目の前で人がうろうろしていました。一晩でこんなに人が増えるなんて…。召し使いに料理人に執事…。王様は慌てました。そうだ!サラは何処に行ったのか!サラならこの状況を説明してくれるかもしれない。沢山いる人たちは王様に敵意がないことは王様にもわかりました。でも、こんな沢山の人が一晩で来るなんて信じがたいことです。王様はサラの部屋をノックします。そして、そーっとドアを開けると「おはようございます。王様。
唯沙 さん作 [584] -
クリスタルクラッシュ7―?
「…すまんが、外に出てくれ」サクリスは左右に佇立している兵士に目配せして、部屋の外に出るように促した。「は…」兵士たちは一礼すると、静かに部屋から出て行った。「…クリスタルだと?」サクリスは困惑したような表情で、手紙にもう一度目を通した。「エリック王は四年前からクリスタル集めに着手しています。そして今、それらの隠し場所を保養所という名目で建設しているのです」「なるほど」若者の返答に、彼は大きく息
いっと さん作 [392] -
一角聖獣24
「ライオンのサファリが死んだ!?どういうことなの、団長!」 イーディは信じられないという表情で団長に詰め寄った。「サーカスの公演が終わった後、誰かがサファリの部屋に入って、ショーで使うマスケット銃を使ってサファリを殺したんだ」「それ、おかしいよ…だって、ショーで使うマスケット銃には実弾なんて入ってないんだよ!殺せるはずない!」「わからん。もしかしたら、マスケット銃の弾を持っていたのかもしれん。ど
トリップ.Bank さん作 [397] -
一角聖獣23
この日の夜、サーカスの大人達が帰ってきた。 団長から遅く帰ってきた理由を聞くという名目で、僕とタナーおじさんは外に出て、団長達を出迎えた。 そして、僕らはある知らせを聞いた。
トリップ.Bank さん作 [366] -
見習い天使〜world6〜
仕事帰りの叔父さんをつかまえて事情をきくわ!美奈は駅で待ち伏せしていた。もう夜の11時なのにまだ帰る気配がない。そういえば叔父さんは刑事だった。どうしよう、帰ってこなかったら・・すると見覚えのある姿が見えた、おじさんだ!細い道に入ったのを見えて美奈は話かけた。辰夫叔父さん!どなたですか?私は横田美奈です。未来から来ました。はっ?変な人、私に何か用ですか?単刀直入に聞きます。横田真理子は私の母です
長沢蘭 さん作 [533] -
子供のセカイ。191
(早く来い……。)朦朧とする意識の中、ジーナは呪詛のようにそう唱え続けた。荒い息を弾ませ、歯を食いしばる。傷は背中や肩、手足にも及んでいた。少し血を流しすぎてしまった。このままでは最後の敵を拝むことなく、闇の中に意識を落としてしまうだろう。その時、ようやく壁から塊が分離し、ふわりと何かが歩み出てきた。それはまるで神のような姿をしていた。滑らかな白衣に包まれた身体は、金色の光をまとっている。長い白
アンヌ さん作 [386]