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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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クリスタルクラッシュ5―?
「あの…メディナ…さん。一ついいですか?」ザックは恐る恐るといった感じで手を上げた。「何かしら?」「あなたは今リリアさんを捕まえた事による賞金がほしいのですか?それともクリスタルがほしいのですか?」「…!」メディナは目を大きく見開いた。「クリスタルがほしいなら賞金は手に入らないと思います。だって、国もクリスタル奪回を狙っているんですから」「…なるほど。下手をすればあなたが賞金対象者になりかねませ
いっと さん作 [405] -
アルマース
人間は大きく分けて、上、中、下の三つに別れると思う。ルックスとかお金とか色々比べる対象はあるが俺はその中の下に入るわけで、毎日が不幸の連続だ。いや不幸=毎日と言ってもいい。そんな俺だから中学の二年間はのび太君のあだ名を欲しいままにしていた。残りの一年はどうしたって?今ちょうど中学三年でやはりあだ名はのび太君さ。多分みんなのび太君の父母みたく「のびのびと育っていって欲しい」 って俺に思ってるからの
スバル さん作 [344] -
クリスタルクラッシュ5―?
「はい」「…」エナンの返事に彼女は目を光らせると、剣をもう一度鞘から抜きはなった。「え!?」この行動を予測していなかったのか、エナンは動揺したような表情を浮かべた。「渡しなさい」「…は?」「クリスタルをこちらに渡しなさい、と言っているのです」「!」ミーナ、リリア、エナン、ダリル、ザックの五人はその言葉を聞いて一斉に息を呑んだ。「メディナさん、どういう事ですか?クリスタルはあなたにとって必要の無い
いっと さん作 [392] -
クリスタルクラッシュ5―?
居並ぶ官吏はその様子に眉をひそめたが、反抗する者は誰一人としていなかった。「アギール、ダミスへのクリスタル輸送は通常の三倍の兵士を護衛につかせろ。いいな?」「は…仰せのままに」「それと、他の保養所への兵力増強も図っておけ」「へ、陛下、それはなりません!」サイファは慌ててエリックを止めた。「何故だ?」「兵力を保養所に回せば必ず手薄な場所ができてしまいます!他国に攻められては元も子もありませんぞ!」
いっと さん作 [369] -
DEATH WORLD?〜王宮編〜
いつも楽しそうな笑い声が広がる大広間、しかし今日は違っていた。「な、なんで処刑人がいるんだよ!?」「処刑人?なんじゃそりゃ。」「お前知らないのかよ!?処刑人っていうのはな、国内の反乱を抑えるために設立された、アサシンギルドのエリートたちのことだ。」「ふーん、でも俺は反乱をおこそうなんて考えていないぜ、だから大丈夫だろ。」「バカ!奴らは国から無差別殺害許可がおりているんだ!つまり、反逆者っていう名
うっちー さん作 [279] -
ほっぺキングダム ファンの集い 〜人気投票結果発表!〜
キャラクター人気投票の結果は、1位 みーくん 3票2位 有馬 2票3位 しのたく 1票となりました。綺麗に3、2、1だね?これからも応援よろしく?
るー6 さん作 [318] -
ほっぺキングダム 49 〜訪問者。空から。〜
おかたくは、有馬の痛々しい姿に無関心なようで。いや、きっと朝に弱い人だから、まだ眠いんだろ。「よし!おわった」「サンキュー!みーく…イテテ?」「大丈夫?マジで。」みーくんの肩を借りて、やっと立つことが出来た。みーくんの心配も、「全然大丈夫。」有馬のプライドで跳ね返すだけだった。すると、有馬の母が、「朝ご飯出来たよ。高橋くんも、おかたくも、下に降りて食べな。」「えっ…。」2人は驚いた。「いいから。
るー6 さん作 [313] -
世紀末戦記 7
2人は祝いの席が設けられた村の集会場の外に出た。蚯蚓が鳴いていた。見上げると空に月が2つ架かっている。ルクルクシアルが放つ金の光とレラクスが放つ銀の光が混じり合い、小麦畑を幻想的に染めている。時より吹く風が、体と湿気で体にへばりついた服との間に隙間を開けた。「俺、旅に出るかもしれない。」キーオーがきり出した。「もう俺も16だし、叔父さんが連れてってくれるかもしれないんだ。」叔父さんが僕を連れてっ
カザン さん作 [331] -
世紀末戦記 6
「ふぅ、終わった」キーオーは思わずそう漏らした。気づけば日も暮れ、小麦畑は橙色に染まった。死体は村の墓地へと埋葬された。キーオーは幼い頃から死体は見慣れていたためこの程度の事はどうってことなかった。けれども、悲しくはなった。キーオーは自然の摂理の中で寿命をまっとうした死は納得がいくが、戦争や不慮の事故で訪れた死は納得がいかなかった。(なら、どうしてこの世に生を受けたんだ?)そんな疑問がキーオーの
カザン さん作 [320] -
子供のセカイ。173
美香と耕太は一階の居間で、複雑な思いで顔を見合わせていた。そこは紛れもなく美香の家だった。家中くまなく回って確認したのだから、間違いない。美香の記憶の限り、家の中は大体本物の家と同じ状態だった。綺麗に片づけられた居間のテーブルや、ソファーに置かれている綿のはみ出したクッション。ラックに山積みにされた新聞紙。二階の美香と舞子の部屋は、少し散らかっていたが、それも見慣れた風景だ。二段ベッドの上の段の
アンヌ さん作 [575]