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ファンタジーの携帯小説に含まれる記事が7260件見つかりました。
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子供のセカイ。169
壁の高い位置にある、大きな丸窓が割れたようだ。同時に、床に向かって一直線に落ちてきた黒い人影に、覇王は反射的に舞子の腕を引いて自分の背後に隠すと、白刃を煌めかせて細身の剣を引き抜いた。「何者だ!」鋭く声を張ると、舞子が怯えたように覇王の服の裾を握りしめた。しかし予想に反して、侵入者は襲いかかって来なかった。むしろ割れた窓ガラスの破片の上に横たわり、時折びくり、びくりと体を震わせている。覇王は突き
アンヌ さん作 [491] -
クリスタルクラッシュ4―?
メディナは残念そうな顔で小さく頭を下げると、その家から離れていった。―後は様子を見るだけね。彼女はニヤリと笑って、髪を掻き上げた。「誰だった?」ブラウンは少し心配そうな表情でエミリーに尋ねた。「女の人だったわ。妹さんが家を出て行ったまま行方知れずになって、捜しているそうよ」「そうか…なら心配する事は無いな」「ええ。人を捜していると言われた時は一瞬ドキッとしてしまったけれどね。兵隊さんでなくて良か
いっと さん作 [391] -
夜空の星は切なくて
みんな地球にいる。だから、こそ俺は旅に出た。 「ふぅ〜 疲れた この辺で休憩するか」 今、俺はある町へ向かうために歩いていた。もちろん一人でだ。 何故一人で何の為に旅に出たかって? それはおいおい話すとしよう。 まずは、ある町へ向かう理由を語るとしよう。 ある町へは、食料補給と情報収集だ。 俺は、休憩してる内に寝てしまったようだ。だが寝た場所と起きた場所が違うた。 「ふぁ〜 よく寝たな〜!?
滝村YOU HEY(優閉) さん作 [732] -
光?
そして、少年は気づいた。この力は、闇を斬ることができると…(これは想像じゃない…確信だ。)「なら、」光の剣を振り上げる。「この世界を斬ることができる!!」そして、目の前の闇に向かい、剣を振り下ろした。剣の軌跡には、光が残っている。その光の軌跡がカーテンのように開いていく。「これは…出口か?」少年は光に向かい、足を歩めた。
光の戦士 さん作 [244] -
クリスタルクラッシュ4―?
剣を帯びて村に入るのは構わないだろうが、特に用事が無いのに村を歩くと警戒される一因になってしまう事がある。排他的な村で一度でも警戒されてしまうと、情報収集に支障をきたしてしまうものなのだ。「まあ、これがあるから大丈夫でしょう」メディナは背中側のベルトに取り付けられた短剣をローブ越しに撫でながら、村の中に入った。しばらく歩いていくと、彼女は一軒の農家に目を留めた。―小屋が二つ…?彼女の目の先には平
いっと さん作 [408] -
ほっぺキングダム 34 〜坂入くんと再会。でも…もう時すでに遅し。坂入くんの本性に衝撃?〜
しのたくはほっぺを使ってダイナマイトを停止させようとする。「みんな、扉の向こうに行ってて。」「有馬。戻ろう。」2人は急いで戻った。しのたくの呪文が扉伝いに聞こえてくる。その間、おかたくは有馬に伝えた。「有馬…あのさ。」「何?」「いや…みーくんの仇をとるために、これからはみっちり修業だよ!」「おう!任せとけ!」…言いだせなかった。しのたくがいなくなるなんて、口が裂けても言えなかった。そうなんだよ…
るー6 さん作 [349] -
ほっぺキングダム 33 〜みーくんを助ける方法。それは究極中の究極だった〜
「…しのたく、それ本気で言ってるの?」しのたくに聞き返すおかたく。そう、この方法は、おかたくも口を閉ざすくらい、いやな方法だった。「本気だ。」「しのたく…バカ言うなよ?」「じゃあ、それ以外あるのかよ。」「ない…けど、僕は嫌だ。」おかたくはしのたくの肩に手を置いた。(おかたくやら、しのたくやら、ややこしいね?ナレーターです)「嫌なんだ…。僕はその方法。」しのたくは、「嫌なのも分かる。でも、僕はこの
るー6 さん作 [318] -
子供のセカイ。168
「約束が違うじゃない!私、お姉ちゃんたちがラディスパークに入った時、言ったよね?絶対に殺してはダメだって。」そう、舞子は結局そういう結論を出していた。捕まえて城の地下に閉じ込めるという結論を。それなら姉を殺さず、なおかつ邪魔されることなく目的を遂行できると、幼いなりに舞子が考え出した苦肉の策だった。「ああ、そうだったね。忘れていた。」悪びれた様子さえない覇王の態度に、舞子は息が苦しくなるような不
アンヌ さん作 [499] -
二人の姫と空の英雄6
でも、氷の鳥とレイも負けては、いない。レイが「これがお前達の力…まだまだだな。オレ達も負けては、いないぞ!」すると、突然!氷の鳥とレイが合体した。合体したレイが「グォォォ。見たか!オレの力を!」カインがびっくりして「な、何だ!?レ、レイが氷の魔人に合体したぞ!」レイは笑って「ハッハッハだから、言ったのだ。お前達がまだまだだとな。その程度オレを倒せるとでも思っているのか?」ミルが「ど、どうちまちゅ
ひびりん さん作 [446] -
クリスタルクラッシュ4―?
「そうですか…それでこの活動を承知してくれたんですね」ザックは納得したように頷いた。「それともう一つ」エナンは人差し指を立てて、「私やダリルが次男である、という事です」と、言った。「あ…そうか、跡継ぎがいるから…!」「そうです。次男坊ですから私やダリルにもしもの事があっても農家は続けられますからね」「でも…それなら死んでもいい、という事にはならないよね…」傍で二人の会話を聞いていたミーナはポツリ
いっと さん作 [386]