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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。

  • 猫〜ミイ視点・終〜

    僕は撃たれていなかった。さっきの衝撃は白猫に押されたからだろう。大丈夫?呼び掛けてみた。だけど、白猫が死んでいた。僕みたいに毛が真っ赤だった。血が固まれば僕とそっくりだろう。(みんなは?)他の猫は逃げてしまった。今ここにいるのは僕と死んだ白猫だけだった。僕はバス亭に帰った。だけど亜梨沙はまだ帰って来ていなかった。早かったかな?僕は待った。しかし、夕方になっても、夜になっても亜梨沙は帰って来なかっ
    黄粉 さん作 [344]
  • 大好き2

    休み時間。「田口、知ってる?この記事。」活発なクラスメートの渡邊七海が話し掛けてきた。「何それ?」田口裕也は友達と話していたのをやめ、振り返る。「あっ、知ってる〜コレマジやばい記事じゃん。」その記事の内容はこのようなものだった。<○月○日、19歳学生、女性の白鳥里菜さんが、恋人・武井啓さんの自宅で腹を突き破られて、死亡しているところを友人が発見。自宅の裏にも武井啓さんのバラバラ死体が放置されてい
    黄粉 さん作 [399]
  • 一週間 最終章 クチズサミ 3

    春樹は顔を曇らせながらも話を続けた。「お義母さんは、ポリトフスキーをポリトと呼んで慕っていた。そしてポリトも我が子のように可愛がった…そんなポリトを父親はえらく気に入って、語学や学術に長けていたこともあって、お義母さんの家庭教師として家に住まわしたんだ」「しかし、この時代は外国人…特に得体の知れない外国人を匿ったりしたら、村の人たちが黙ってなかったんじゃ…」「お義母さんの父親は、村のほぼ全ての田
    伊守弐ノラ さん作 [327]
  • 一週間 最終章 クチズサミ 2

    「ここに来てたって?…春樹さん、そんなこと一言も…」春樹は床の一点を見つめていたが、祐輔の言葉に振り向き、重い口を開き始めた。「あの日、昼過ぎに突然帰って来るなり…おばあちゃんの日記が見たいと慌てた様子で詰め寄ってきて…」「おばあさんて…確か、菊枝さん?」「ああ…それで日記を渡すと、すぐに飛び出していったよ」「それで、菊枝さんの日記には一体…何が書いてあったんです?」「日記といっても…お義母さん
    伊守弐ノラ さん作 [340]
  • 学校の屋上の警察署 ―笑い影2―

    「山村〜お見舞い来たぞ〜」佐藤がドアを開けてベッドに横になっている山村に言った。「こんにちは山村!」真奈も佐藤の後ろから身を乗り出し言った。「じゃあゆっくりしてってね。」そう言って山村の母は部屋を出て行った。佐藤がパタンと閉めると表情を変えてベッドの横の机の椅子を取り出し、座り、「お前、、何した?」ベッドに横たわっている山村に聞いた戸惑っている山村を見て真奈が言う「山村、コイツ山村の病気を治せる
    堀キコ さん作 [467]
  • 死体観察日記〜三日目〜

    三日目<夏の暑さのせいか、死体は変色が広がっていた。異臭もきつくなってきた。>さて、これからどうするか?あなたならどうします?解体しますか?庭に埋めますか?まぁどっちにしろ私だったら放置しますけどね。しばらくすれば、死体には蛆がわき、部屋の異臭は外までに広がるでしょう。私は出掛けてきますから死体、見張ってて下さいね。え?なんでかって?・・・だって、死体、たまに動くんですよ。もちろん立ち上がって。
    黄粉 さん作 [498]
  • 一週間 最終章 クチズサミ

    コンコン!「春樹さん…祐輔です!」家々が点在する山村の片隅に、春樹の家はひっそりと建っていた。祐輔が到着した時、時刻は0時を廻っていたが、連絡を入れておいたので明かりは点いていた。ガチャッ!「待ってたよ…ご苦労だったね」「家…改築したんですね」「あぁ…去年、定年退職した時に…悠子にね、退職金の有る内にバリアフリーにしとけって、うるさく言われて…」「悠子が…」「…。い、今は暗くて分かりづらいけど、
    伊守弐ノラ さん作 [371]
  • 肉を食べてはいけない村?

    今から80年以上も前の事。その小さな村は今年の夏の台風で川が氾濫して、田んぼの稲が全滅した。人々は、嘆き悲しんだ。それでも人々には、無事に残った畑があった。米には負けるが、ヒエやアワの雑穀や南瓜や人参の野菜が育てば、餓える事はない。しかし、不幸な事に今年は"やませ"が吹いて例年に無い程寒い日が続いたので、畑の作物は育つ事が無かった。人々は困り果てた。しばらくの間は、蓄えてあった物を少しずつ食べた
    レオン さん作 [765]
  • クラスメート

    ずっと私の背後に人の気配がする…何度も何度も振り返っても、誰もいない。だけど、誰かがいる、ソレは、私のすぐ後ろにいて、息遣いが聞こえてきそうなくらいに……私は、怖くなって、家まで死に物狂いで必死に走って、帰った、玄関に入って、私は安心した。靴を脱ごうとした時、私は気付いた、ソレは、まだ私の後ろに……いる!?振り返ってみる……誰もいない、だけど視線を感じる…。「た……助け………」恐怖と疲れで、うま
    天竜雅 さん作 [696]
  • 死体観察日記〜二日目〜

    二日目<死体が異臭を放ち始める。傷口が夏の暑さで痛み、変色している。傷口に蝿が二三匹たかっている状態。>楽しいと思いませんか?まぁ正常な人間ならこんなの耐え切れないでしょうね。――でも私は大丈夫なんです。何故でしょうね?精神が歪んでいるというか、心が腐り切っているか一体なんでしょうね。一つ言える事は、私が親に怨みを持っていたという事ですね。昔から欝陶しいと思っていましたので。まさに「ざまぁみろ」
    黄粉 さん作 [470]
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