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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。

  • 猫〜生ける屍〜

    私の居場所は何処?もうどこにもない。私は誰?自分が誰かも分からない。なにもかも分からないの私、今まで何してたかな?なんで私は生きてるの?「あの患者、生きる屍といったところですね。・・・・回復ですか?・・・」誰?おとなの男・・・。「しばらくすれば回復しますよ。・・・はい。・・・分かりました。」だれとはなしてるの?しかし、男はすぐに行ってしまった。私は・・・・・・私はなんで、生きてるの?「死ねばいい
    黄粉 さん作 [382]
  • 学校の屋上の警察署 ―笑い影編1―

    五月某日、この日真奈の学校には変な病気で休んだ男子生徒がいた。その生徒は“体温が無くなっていく”のだ。その日の授業が終わり、真奈がいつもどおり警察署に行き佐藤達にその男子生徒の事を世間話として話題にした途端、佐藤と天孤じいの態度が変わった、佐藤がその男子生徒に会いたいと言うのでその男子生徒の家に向かった。偶然その男子生徒とは仲が良かったので家も知っていた、交差点の片隅に建っているさほど高くないマ
    堀キコ さん作 [390]
  • 奇妙な時空−第13話

    朝目が覚めると、隣に居るはずの彼の姿がなかった。それどころか彼がいた気配が一つも無い。脱いだ服もパジャマも、飲んだビールの缶も吸った煙草の吸い殻も、灰皿すらない。「あれぇ〜?俊?」寝ぼけ眼で狭い部屋を歩き回る。歩いているうちに目が覚め、更に奇妙な状況が眼についた。お揃いのマグカップ。彼の分の食器。彼の歯ブラシ。予備に置いてあるワイシャツや衣類。彼用のタオルまでが消えていた。眠るたった数時間前まで
    あきは さん作 [296]
  • 死体観察日記〜一日目〜

    帰って来たら私以外の家族は死んでいました。お父さんに殺されたらしいです。まぁいわゆる無理心中というものですね。帰って来たら部屋中血だらけで、びっくりしましたでも私は泣きませんでした。「ざまぁみろ。」親の死体を見て一番最初に言ったコトです、むしろ安心感の方が強かったんですがね。まぁそれはさておき私、人間て死んだ時が一番美しいと思うんです。人間は腐っても美しいんでしょうか?私はそれを調べたくなりまし
    黄粉 さん作 [538]
  • 一週間 五章 死体 2

    「悠子の時と…同じだ…」牛嶋はさぞかし驚いたことだろう。しかし、既に悠子の有様を見ている祐輔は、大林教授の死体を前にしても、概ね冷静でいられた。机の上には、ノートパソコン用の電源コードだけが、コンセントに差し込まれた状態で置かれている。「先を越されたか…牛嶋の奴…」研究室の教授の部屋にはノートパソコンは無かった。研究で出歩く時は必ず持ち歩くだろうから情報がぎっしり詰まってるはずだ。そう読んでいた
    伊守弐ノラ さん作 [501]
  • 猫〜ミイ視点Nine〜

    僕たちは田舎の村にきた。いっぱい温泉がある。まるで鼻が効かない。「ふぅー、長かった。宿探さなきゃ。」(鼻がおかしくなりそうだよ。)亜梨沙はバス停のベンチに腰掛け、言った。「ミイ、待ってて。宿探してくるから。遊んでていいよ。」遊んでてって、なんにもないよ?だが、亜梨沙はいってしまった。(はぁ・・・また一人ぼっち?)僕は風に揺れる背の低い草をつついていた。(つまんない・・・ん?)雑木林がある。(・・
    黄粉 さん作 [371]
  • 猫〜ミイ視点Eight〜

    亜梨沙はたまに独り言を言う時がある。「でねでね、その子泣きながら謝るんだよ。」(珍しい、お客かな?)僕は亜梨沙に近づこうとした。「・・・許さない。」え?不安になって立ち止まった。その時、亜梨沙は何かに取り憑かれたかのように、喋り続けていた。まるで見えないナニカに話し掛けているかの様に。「死ねばいいのに、みんな・・・。ね?お母さんもお父さんもね!首斬って中身掻き出してやる・・・」(やめて!!)思わ
    黄粉 さん作 [367]
  • 奇妙な時空−第12話

     人によっては、1番辛いのは『痛み』という人と1番辛いのは『痒み』という人に分かれる。今日は『痒み』の話をしよう。ある人は慢性的な皮膚病で、常日頃『痒み』を感じていた。想像できるだろうか?『痒み』で目が覚める辛さを。掻いたとしても治まらない『痒み』の存在を。血が出るほどに掻きむしり、なおもまだ『痒い』そんな症状に侵された人がいる。それは特に両手にあった。毎日毎夜『痒み』に蝕まれ気も狂わんばかり。
    あきは さん作 [317]
  • 一週間 五章 死体

    「そんな…何故だ…」祐輔はハンドルに額を押し付けたまま動かない。「何故…俺が一週間の歌を知ってる…いや、俺は知ってる…この歌を…」その時だった。祐輔の脳裏に悠子と交わした最後の会話が鮮明に蘇った。「違う…あの時悠子は『一週間の歌知ってる』て言ったんじゃない…『知ってる』じゃなくて…『覚えてる』て言ったんだ!」祐輔は顔を上げてアクセルを踏み、車を再び別荘へと進めた。「俺と悠子はこの歌を聞いたり歌っ
    伊守弐ノラ さん作 [495]
  • 一週間 四章 牛嶋 3

    祐輔は困惑した。牛嶋は何故、嘘をついたのかと。「牛嶋さんて助教授なの?」「そうですよ…でも牛嶋助教授が研究室に来るなんて珍しいですね」「どういうこと?…」「半年前に石嶺助教授が亡くなられるまでは、頻繁に研究室に来て教授と研究について話し合ってたんですけど…」「けど?…」「わたし…聞いちゃったんです。石嶺助教授の代わりに手伝わせてくれと懇願する牛嶋助教授に…『駄目なものは駄目だ!!』て、あの温厚な
    伊守弐ノラ さん作 [402]
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