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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。

  • 猫〜過去〜

    山を下りながら、私はミイがまだ生きてた頃、何かにとり憑かれたかのように人を殺していた時の事を思い出した。「ねぇ見てよこの顔。ウケるーハハハッすごい歪んでるー」憎い人間を殺し、生首を見ながら見えないナニカに話しかけていた。「キャハハハハッ!死ね、死ね!死ね!!」生きた人間を生きたまま刺し殺した。「ううぅ・・・、やめて、あ、りさ、ご、めん・・・謝るから・・・・ぐはっ!!!」苦痛に呻き、謝り泣き続ける
    黄粉 さん作 [573]
  • りくるさん

    子供の頃には見えていた。それが当たり前だったから…話し相手にもなっていた。返事もしないそいつだったから、会話は成立していたかどうかは不明だが…。小学校の頃、お歌がうまく歌えない日があった。りくるさんは目の前で綺麗に歌ってくれた。「りくるさんみたいになりたい」って言った。中学校の頃、バスケの試合で惨敗した時があった。りくるさんは身軽にジャンプして見せた。「りくるさんになりたい」って言った。親にも紹
    ゆきんくす さん作 [660]
  • 一週間 四章 牛嶋 2

    祐輔は大林の机を探した。すると、奥のスチール棚の隙間からドアが見えた。ドアを開けると、本棚に本が整然と並んでいて、窓際には木製の立派な机と革張りの椅子があった。「大林教授の…部屋だよな」祐輔は机に駆け寄り、置かれてあったデスクトップのパソコンを起動させた。「データがすべて消去されてる…教授が消したのか、それとも…」祐輔は抱えていたノートパソコンを隣りに置いてコードを繋ぎ、キーボードを打ち始めた。
    伊守弐ノラ さん作 [361]
  • 奇妙な時空−第11話

    人によっては、1番辛いのは『痛み』という人と1番辛いのは『痒み』という人に分かれる。今日は『痛み』の話をしよう。ある人は慢性的に腹部の痛みかあった。時には病名としては不適切だが、『胃痙攣』(本当はこんな診断名は無いのだ)を起こして痛みに嘔吐し震えながら痛みが引くのを待つのだ。それは、ある日の事。再び胃痙攣の余徴を感じ始めていた時の事。今時珍しい易者のおばさんに声をかけられた。「あんた辛そうだわね
    あきは さん作 [336]
  • 大好き

    私は彼を待っていた。「おそい!」今日は食べにく約束なのに!いくら仕事だからって・・・!<早く帰って来て。>メールしてやった。「・・・・・・。」30分経っても返信は返って来なかった。「・・・ひどい〜早くしてよ!!!いつまで仕事やってんのよ、・・・まさか・・・、浮気?」だから応答しなかった?「許せない!!!ひどい!!!」妄想に入ってしまった。まだ私達付き合って二ヶ月もたってないのに!!!いきなり憎し
    黄粉 さん作 [626]
  • 猫〜ミイ視点Six〜

    最近あの人は、血だらけで帰って来ることが多い。あ、ちなみにあの人の名前が最近分かったんだ。名前は、亜梨沙。塾って所の専門の本に書いてあった。いつの間にか漢字も読めるようになってた。う〜ん。一人、関心していると、「ミイ、おいで。」亜梨沙に呼ばれた。僕は肩に乗っかった。ワクワクしている。お出かけなんて久しぶりだ。「着いたよ。」「?」そこは、人の家だった。門の札には、「中多」と書かれている。亜梨沙は黙
    黄粉 さん作 [354]
  • 猫〜ミイ視点Five〜

    今日もあの人は泣きながら帰って来た。いつも夜になっては、出掛け、泣きながら帰って来て、うずくまる。「なんで私が・・・!私が何したわけ!?ううぅ・・・っ酷いよ!友達だったのに・・・!」とりあえず一時間くらい泣きじゃくる。「どうかした?」あのひとは泣き腫らした顔を上げた。綺麗な顔が台なしだ。そして、僕に告げた。「大丈夫だから、私は大丈夫。」いまぼくは、あの人の言葉がはっきり分かる。わからないのは名前
    黄粉 さん作 [374]
  • 学校の屋上の警察署 ―エンパス編終了―

    「本当にありがとうございました!なんと御礼を言ったらいいか、」警察署で愛美がドアの前で深々と頭を下げた「いいんですよ、じゃあまた会う日まで」佐藤がフッピーラムネを食べながら笑顔で言う「それでわ真奈さんも天孤さんもお元気で」そう言って愛美は出て行った外の日差しが優しく愛美を包んでいた「あれから愛美さんエンパスなくなったの?」真奈が椅子に座り佐藤に聞く「ああ、愛美さんのエンパスは守護霊による警告つま
    堀キコ さん作 [405]
  • 学校の屋上の警察署 ―エンパス11―

    「お前!愛美ちゃんの何だ!!」康平が尻餅をつき青年に言った「俺?俺は愛美さんがストーカー届けを出した警察署の警部をやっている佐藤法律(さとう ろう)です、今こうして犯人を突き止め、署へ連行する所です」佐藤が言った「ふざけるな!俺はただ俺は愛美ちゃんに恋をしただけだぞ!!連行されてたまるか!!」「じゃあしょうがない死にますか?」佐藤がニヤリと笑い康平に聞いた。「えっ!?」康平がたじろいたすると康平
    堀キコ さん作 [381]
  • 学校の屋上の警察署 ―エンパス11―

    「そう思ってろよ、ストーカーさん。」突然闇から声が聞こえ、警官は驚き声のした方を見た電柱の上に一人の青年が蛙の様に座って警官を見下ろしていた。背中には何かを背負っていたどうやら人のようだ。首下に伸びている影は人の腕の形をしていたのだ「誰かな君は、夜中にそんな所に居て、危ないよ!」警官は血の付いた包丁を持ちながら冷めた目で青年に言った「高島 康平去年の夏、街で佐中 愛美に一目惚れ、警官の立場から愛
    堀キコ さん作 [374]
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